異なる二種類のウェッジを展開
ブリヂストンは洋芝仕様のティアドロップ型ウェッジのXW-1と、日本の芝で使いやすいグースネックウェッジのXW-2を販売しています。
最近では、XW-2のようなタイプはほとんど見ませんが、転がすアプローチを多用する人、フェースを開かない人は実はグースネックの方が打ちやすいです。
試打データ
XW-1
ヘッドスピード | 30.8m/s |
平均キャリー | 66y |
平均トータル | 72y |
平均サイドスピン | 1209rpmドロー |
平均バックスピン | 7401rpm |
平均打ち出し角 | 4.7 |
平均打ち上げ角 | 34.6° |
平均高さ | 16y |
左右ブレ | 2y |
52°でバウンスが8°です。シャフトはモーダス120。
XW-2
ヘッドスピード | 30.5m/s |
平均キャリー | 75y |
平均トータル | 82y |
平均サイドスピン | 1393rpmドロー |
平均バックスピン | 6887rpm |
平均打ち出し角 | 2.6 |
平均打ち上げ角 | 33.3° |
平均高さ | 18y |
左右ブレ | -1y |
52°でバウンスが10°です。シャフトはモーダス105。
両方とも低めの弾道で、スピン量はXW-1の方が多くなりました。
ビジュアルで見る弾道
赤がXW-1、黄色がXW-2です。
プレースタイルによる違い
先に述べた通り、XW-1は現代の多くのウェッジと同じ形状ですので特別なことはありません。
開いても使えますが、バウンスが少ないのであまり易しくは無いでしょう。
XW-2は私のようにゴルフ歴が浅い人には見慣れない形状だと思います。
フェースのネック側が膨らんだ丸っこい形状で、グースがかなりついているのが分かると思います。
フェースを開こうとするとエッジが鋭く見えてしまって打てる気がしません。もちろん、そのように打つクラブではないので一本のウェッジでロブや低いショットを打つのでなければこの形状の方が有利です。
ちなみに、試打データの70y程度のキャリーではXW-2の方が簡単でした。バウンスが10°付いているというのはありますが、フェースが開きにくい分手首の無駄な動きが減ります。
アプローチショットで毎回同じショットが打てない方におススメです。
総評
XW-1は、他のメーカーでもある形状で特別高性能ということもありませんし、度数とバウンスの選択肢もボーケイやマックダディに比べたらかなり劣っています。
ブリヂストンのアイアンを使っている方以外に需要は無いかもしれません。
XW-2はジャンボ尾崎氏が使っているマスダウェッジと同じタイプで今では希少種なので、マスダウェッジを買う勇気はないけどクラシカルなグースウェッジを試してみたい方はぜひ。
ただ、度数の選択肢はXW-1よりもさらに少ないので注意が必要です。54°を入れたい場合は52°を寝かせるしか方法はありません。
ちなみに、ブリヂストンのウェッジはライ角が±1.5°調整できるので一度ウェッジでのライ角を測って調整するのもおススメです。


コメント