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エピックSPEEDドライバー試打レビュー|マーベリックのようなフレームにエピックの初速性能

ドライバー試打

柱からフレームへ

2021年のキャロウェイ・エピックシリーズはここ数年キャロウェイが開発において軸としてきたジェイルブレイクテクノロジーからジェイルブレイクAIスピードフレームに進化して登場。

AIフェースはそのフレームありきで開発されたのでしょう。

今作はエピックSPEEDエピックMAXエピックマックスLSの3タイプが展開。

この記事では中間モデル、エピックSPEEDライバーを特集します。まずは、試打データを見て、どんなドライバーなのかを解説していきましょう。

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試打データ

ヘッドスピード54.0m/s
ボールスピード77.1m/s
平均キャリー299y
平均トータル322y
平均サイドスピン258rpmドロー
平均バックスピン2530rpm
平均打ち出し角-0.1°
平均打ち上げ角15.2°
最大の高さ49y
落下角度44°
左右ブレ-17y

エピックスピード純正ディアマナ50

まず最初に結論から。エピックスピードは飛距離性能が上がったとは言い難いかなと思います。ただし、データの出方には中々特徴があるので細かく見ていきます。

エピックSPEEDの初速

初速から見ていきましょうか。平均で77.1/s、最大値はヘッドスピードが56.7m/sの時にミート率1.42で80.3 m/sです。性能は全く落ちていませんが目に見える進化ではありません。ちなみに、同日計測でもエピックフラッシュは77m/sを超えていますし、下記の記事においてもサブゼロで同程度の初速を記録しています。

初速性能はエピックSPEEDになっても相変わらずトップクラス

さらに面白いのはミート率。最大のミート率が1.46でした。平均のミート率が1.43なので信頼できる最大値だと考えています。しかも、ヘッドスピードが出ている時にも安定して高いミート率を示しています。

ミート率が1.45を超えることはほとんど無いので、とてつもない数値ではありますね。

エピックSPEEDのスピン性能

スピン量のボリュームゾーン(最頻値)は2200rpmでした。今回、急遽試打をしたため、10.5°のロフトであったことを考えると低い数字だと思います。

しかも最低値が1597rpm。スピン量が安定しません。少しあたる場所が変わるだけで、スピン量が激変してしまっていて、スピードフレームがスイートエリアを広げているわけでは無いんだなと実感。

サイドスピンもバラバラで、安定性に欠けるドライバーだと感じました。

このあとデザインの考察で見てもらいますが、エピックSPEEDはフェースアングルが特徴的なのでそれがこのばらつきに影響しているとは思います。

エピックスピードの飛距離性能は?

では総合して飛距離という基準でお話をしましょう。

平均は見てもらった通り、前作のエピックフラッシュよりも悪かったです。しかし、最大値ではキャリー309yトータル341yと素晴らしい結果でした。

ちなみにその次がキャリー305yなのでキャリー300yを超えるのは何ら難しくないヘッドです。

エピックSPEEDドライバーの特徴

ここからは試打データで見てきたエピックスピードの性能の要因となることを分析していきます。

エピックSPEEDドライバーのネーミングから分かる通り、スピードが要です。これまでのキャロウェイのドライバーは、エピックフラッシュにおいて他社製品と比較しても最速の初速であることはエピックSPEEDドライバーが登場するまで変わりませんでした。

唯一同程度の初速を実現できたのは新素材を採用したTSiシリーズのみ。

個人的には、もう初速の”最大値”がこれ以上伸びることは考えにくいと思っています。それはルール上限に近い数値が出ていることに加え、大手メディアの反発係数テストでもかなり際どい数値を記録しているからです。

エピックスピードに採用されたフレームは、高初速エリアを広げることを優先していると考えるのが無難ではないかなと。

エピックSPEEDで初採用のパーツ

事前に流出していたエピックSPEEDの画像にあったフィンのようなパーツ。

角度と言い、場所と言い、どこぞのテーラーメイドのイナーシャジェネレーターにそっくりです。ここまで急な角度でヘッドが侵入するのかは知りませんが想像していたものよりも張り出していました。

SiMの記事でも言いましたが、こういった空力パーツが影響を及ぼすのは打ち出し角度です。

エピックスピードでも打ち出し角が左に集まっていることが確認できましたからこの法則?は成立していそうです。しかも、エピックスピードに関してはややオープンフェースなのでこのパーツの作用ではないかと。まぁそれでもほぼストレートに打ち出しているので問題はありません。

エピックSPEEDの顔

画像がブレていますがご了承ください(笑)

開いていると思います。さらに、ヒール側がこれまでのキャロウェイのドライバーには無い膨らみを確認できます。これは10.5°なので9°なら多少は緩和して見えるかもしれませんね。

構えた感じは、まさにマーベリックそのものでした。その理由はこれです。

これも私のYouTubeで予想していた通りエピックSPEEDはマーベリックのようなハイバック形状。座りも似ていました。

ちなみに、両方を比較するとこんな感じです。

こうして見るとマーベリックほどのハイバックではないことも分かります。

エピックSPEEDを観察

事前の情報でもこの4本柱らしきものが注目されていましたが、実際は柱ではなくフレームだったわけです。

クラウンはカーボンです。カーボンの割合はエピックフラッシュよりも増えたのではないかと思います。

ソールの後ろにウェイトが付いています。

これがツアーバージョンのエピックSPEEDバージョン2はフェース側、二本の柱の間にもウェイトが配置されています。詳しくは動画で。

打感は、前作でもそんなに気になりませんでしたが、打音は気になっていた人も多いのではないでしょうか。その点エピックSPEEDではやや音圧が下がっているように感じました。よく言えばおとなしく、悪く言えば迫力が無くなったというイメージ。

大きめな変更点

エピックSPEEDをどれと比較すべきかが明確ではありませんが、ヘッド重量は大きめな変更点だと思います。

例えば、エピックフラッシュは192g、マーベリックが191gでした。エピックSPEEDはさらに軽い約190g。これがもしかしたらスピードアップの戦略の一つなのかもしれませんね。実際ヘッドスピードは高い数字が出やすかったですから、ポジティブな作用が出ていると思います。

ちなみに、ソール後方のウェイトは2gでした。これを増やせば弾道を高くすることは出来ますね。

エピックSPEEDと他社製品の位置関係

これは旧式なので最新ではありませんが、ここに当てはめるならXD-3とTW747 460の間くらいだと思います。

弾道はマーベリックより低く、エピックサブゼロよりもやや高いくらいかなと。

カスタムするなら

究極な飛距離を狙うならスピーダーエボⅣやツアーAD IZ。安定性が欲しいならDIとかがおススメです。

カスタム例) スピーダーSLK 44インチ×ロフト10.5°(-1°)

エピックスピードのヘッドを見た時、それからヘッドの座りを見た時に「短尺アリだな」と直感的に思いました。

ヘッドスピード54.2m/s
ボールスピード76.1m/s
平均キャリー296y
平均トータル317y
平均サイドスピン199rpmドロー
平均バックスピン2564rpm
平均打ち出し角-0.5°
平均打ち上げ角14.5°
最大の高さ47y
落下角度44°
左右ブレ-18y

中々良くなりました。私がノーマルでイマイチだと思った点を解決するチューニングをしました。

  • 曲がり幅が大きい
  • 右プッシュスライスが怖い

また、ヘッドが小さめでインサイドから入れやすいイメージだったので相性が良かったのでしょう。

フェードもドローも打てます。サイドスピンは、ドローで最大578rpm、フェードでは137rpmと小さいです。弾道はドローで42y、フェードで50yくらいなのでドローだと結構低く出来ます。

最大飛距離はキャリー304y、トータル328yです。初速は75~77.5m/sでした。ドローでバックスピン量が2000rpmちょっと。エピックSPEEDは短尺向きです。ドローで作るならたまに出るドロップが怖いので、ソール後方のウェイトを4gくらい足しても良さそうです。それでしっかり捕まえにいくのが飛んで安定しそう。

エピックSPEEDが合う人

まず、前作のエピックからの乗り換えは必要ないということを前置きしておきます。理由は、初速性能が特段進化していないということが挙げられます。

ただ、エピックSPEEDに関してはエピックフラッシュには無かった形状ですから試打してみて決めても良いかもしれませんね。飛距離は伸びませんが(しつこい)。

ターゲットとしては、こんな感じでしょうか。

  • 引っ掛けのミスがごくまれに出てそれを防ぎたい人
  • 弾道を低くしたい人
  • 開いたフェースがこのみな人
  • 小ぶりなヘッドが好きな人
限定的になってしまいましたが、初速性能はトップクラスなのでTSi以外の製品からの乗り換えなら飛距離アップは見込めます。

データチャート

飛距離性能は進化しているとは言い難いものの、抜群に良いことは間違いないです。一方で、前作で問題にならなかった安定性がエピックSPEEDで悪化してしまったので低評価。

また、安定性を出すのが至難の業だったため、やさしさも厳しめの評価にしました。

総評

エピックSPEEDを試打してみて、飛距離性能でトップを走り続けるキャロウェイが新作でも様々なチャレンジをしていると改めて感じさせるドライバーだったと思います。

ヘッド形状を変えても初速が出るフラッシュフェースの恐ろしさを実感すると同時に、打感が多少良くなったのと音が普通になったのも案外すごいことなのかもしれません。

おススメ度

買うならUSが安いのでおススメ。フェアウェイゴルフだともしかしたら発売日前に届くかも?下の商品ボタンもUSを用意しました。

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