クリーブランドのウェッジシリーズ
ダンロップのアメリカ市場向けブランドであるクリーブランドはウェッジやパターなど低価格で高品質な製品を発売しています。
中でも、ウェッジは複数本入れることが多いので、クリーブランドを使用している方も多いのではないでしょうか。実は私も2010年モデルのクリーブランドのウェッジを使用しています。
試打データ
今回試打比較するにあたって、使用したボールはタイトリストV1の2019年モデル。以前、マックダディフォージドとボーケイを比較した時に使用したのと同じです。
RTX⁴
ヘッドスピード | 32.3m/s |
平均キャリー | 73y |
平均トータル | 78y |
平均サイドスピン | 953rpm |
平均バックスピン | 7203rpm |
平均打ち出し角 | 5.8 |
平均打ち上げ角 | 38.6° |
左右ブレ | 4y |
RTX⁴FORGED
ヘッドスピード | 30.9m/s |
平均キャリー | 71y |
平均トータル | 78y |
平均サイドスピン | 88rpm |
平均バックスピン | 7853rpm |
平均打ち出し角 | 4.5 |
平均打ち上げ角 | 32.7° |
左右ブレ | 5y |
結果としては、フォージドの方がスピンがかかり、低い弾道になりました。
試打している感触としても、フォージドで高く上げることは難しかったです。
顔の違い
上がRTX⁴フォージド、下がRTX⁴です。見て分かる通り、フォージドの方がリーディングエッジが丸いです。
また、フェースのネック側もフォージドが丸みをおびており、顔が大きいです。
メーカーとしては、フォージドの方をZシリーズアイアンとの顔の繋がりを考えて設計しているらしいです。
たぶん、RTX⁴のシンプルな形状はZ-Forgedや他メーカーのアイアンに合わせられるように無難なものにしているのだと思われます。
抜け感
今回比較試打したRTX⁴フォージドとRTX⁴は同じ52°のバウンス10°でした。
試打している時の感覚としてはほとんど差はありません。ですから、他のメーカーとの比較をしてみたいと思います。
まず、RTX⁴シリーズのバウンスは人工芝の上では感じにくいです。滑っている感じがあるので、実際の芝でもターフを取るよりもきれいに芝が舞いそうです。
若干曖昧なバウンスだと思いました。
ミーリング
クリーブランドの最大の特徴がこのミーリングだと思います。おそらくコンピューター制御の削りだしにそのままコーティングしたような仕上げだと思います。
このミーリングは、二種類の溝が組み合わさっています。これによってさまざまな角においても高いスピン性能を発揮するようです。
総評
スピン量としては、ボーケイと同レベルで性能の高さが分かりました。
また、価格も一回り安いので3本、4本入れる方にはかなりおススメ出来ます。
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