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私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

ローグST MAX LSドライバー試打評価|スコアに繋がるショットを量産できる真面目なドライバー

ドライバー試打
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ローグ復活

キャロウェイが1年おきに発売するモデルは大きく分けると、ビッグバーサの系譜を辿る飛距離系と、X HOTを源流とする方向性重視のモデルがあります。

ローグは2018年に登場したモデルで、2020年モデルでマーベリックにモデルチェンジ、その後2022年に再びローグの名を冠した”ローグST”シリーズが発売されます。

今回特集するのはその中でも低スピン系のローグST MAX LSドライバーです。マーベリックサブゼロやローグサブゼロの後継モデルという位置付けになるドライバーです。

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ローグST MAX LSドライバーのデザイン

ソールのデザインは、ローグっぽさが強めです。ローグSTのロゴは初代ローグと同じで、それの上下のフレームもローグから継承しています。

リーク画像でも見ましたが、これまでのサブゼロモデルのようなフェース側のウェイトはなく、埋め込まれた金属パーツがあります。これは外すことが出来ないので、何gなのかが分かりません。

前作のマーベリックではカーボンソールではありませんでしたが、ローグST MAX LSドライバーはソールのトゥ&ヒール側にカーボンパーツを配置。いかにソール後方に重量を移したいのかが分かります。

ローグST MAX LSドライバーはクラウンもカーボンで、艶消しになりました。クラウンの後方に目盛りのようなデザイン。アクセントカラーのオレンジは案外控えめだと感じました。

ソールのデザインで大きな変更点はここからみると分かります。後ろのオレンジ色のウェイトが出っ張っています。

ここからのアングルはピンG425と酷似したシルエットです。ローグST MAX LSドライバーは、とにかく慣性モーメントを増やすことを目指したデザインなのでしょう。

ローグST MAX LSドライバーに搭載されたAIフェース。端っこギリギリまでフェースになっています。中央よりトゥ側が縦に広い感じがしますね。

構えるとこんな感じ。至近距離で見ているよりもカーボン部分が目立ちます。ローグST MAX LSドライバーのフェースアングルはややオープン

ローグST MAX LSドライバーの後方ウェイトは、このように固定されています。ネジにはピンがあるので、普通のレンチでは外すことが出来ません

試打データ

ローグST MAX LSドライバー(純正シャフト)

ヘッドスピード55.0m/s
ボールスピード77.0m/s
平均キャリー302y
平均トータル323y
平均サイドスピン77rpmドロー
平均バックスピン2552rpm
平均打ち出し角-1.8°
平均打ち上げ角15.0°
最大の高さ50y
落下角度45°
左右ブレ-14y

平均キャリーは300yを無事に越えました。最高飛距離はキャリーで307y、トータル330y。この時のバックスピン量が約2300rpmなので、超低スピンの部類には入らないでしょう。

サイドスピンは、どちらにもなる可能性がありますが、非常に直進性が高く多くても300rpm台なのでやはりローグST MAX LSドライバーは方向性重視なドライバーなのは間違いないでしょう。

初速は高いですが、最高レベルとは言えないのかなという感じです。とりあえずテーラーメイドのステルスシリーズよりは飛距離性能が劣っているという感じでした。ただ、前作のエピックMAX LSと同等の飛距離性能です。

ローグST MAX LSドライバーは低めの弾道でした。この辺りは初代ローグを継承しています。

安定感が良すぎて、いつもは3球で終わるところを5球も計測を残してしまいました。

ローグST MAX LSドライバー9°×ベンタスブラック6S

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ヘッドスピード53.7m/s
ボールスピード75.8m/s
平均キャリー311y
平均トータル338y
平均サイドスピン128rpmストレート
平均バックスピン1897rpm
平均打ち出し角-3.1°
平均打ち上げ角15.0°
最大の高さ42y
落下角度39°
左右ブレ-29y

ローグST MAX LSを純正シャフトで試打した時にパッとベンタスブラックが思いつきました。しかも6Sという重いスペックが思い付いたのですが、完璧なセッティングです。

平均飛距離はキャリー311y、最高キャリー314yでトータル342yでした。ベンタスブラック自体は非常に苦手なシャフトでありながら、かなり上手く打てたと思います。しかも、一発目からキャリー300yオーバーという飛距離性能を見せました。

何より、低スピンになるのがこの組み合わせの良さ。ローグST MAX LSドライバーは2500rpm付近なので、そこから600rpmほど少なくなっているとなるとシャフトとの相乗効果で、一気に落ちた感じがします。

こうしてみると本当に低いですね。

ローグST MAX LSドライバー9°×ツアーAD UB6S

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ヘッドスピード54.4m/s
ボールスピード76.4m/s
平均キャリー313y
平均トータル338y
平均サイドスピン126rpmストレート
平均バックスピン2013rpm
平均打ち出し角-2.1°
平均打ち上げ角15.1°
最大の高さ45y
落下角度41°
左右ブレ-23y

ベンタスブラックを打って、これならツアーAD UBもいけるなと感じたので、試してみました。またもやや重い6Sで試打をしてみました。

結論から言うと、ツアーAD UBがローグST MAX LSドライバーに一番相性が良いシャフトだと思います。

弾道は全て小さいドロー回転で、ストレートに近いです。これは本当に完璧なセッティングです。平均キャリーも313yと優秀な上に、バックスピン量は黄金の値である2000rpmに限りなく近いです。最高飛距離はキャリー316y、トータル348yでした。

ベンタスブラックほどではありませんが、UBもなかなか低い弾道になりました。そして何より安定感があったのがこの組み合わせの最大の利点。

スコアが出しやすいドライバーはタイトリストTSi2&3など、稀ですがローグST MAX  LSドライバーもスコアに繋がるクラブだと確信しています。

ローグST MAX LSドライバー9°×テンセイプロホワイト1K 60S

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ヘッドスピード55.0m/s
ボールスピード78.6m/s
平均キャリー312y
平均トータル334y
平均サイドスピン170rpmドロー
平均バックスピン2410rpm
平均打ち出し角-3.3°
平均打ち上げ角15.5°
最大の高さ52y
落下角度45°
左右ブレ-31y

さらに、低スピン系を試してみました。ローグST MAX LSドライバーは、ベンタスブラックやUBなどの低スピン系が合うかなと思ったので。

予想に反して、低スピン系のシャフトはどれもドローしました。スピン量はそこまで少なくもないですが、平均キャリー312yなのでかなり効率的に飛んでいると思います。

最大飛距離はキャリーで315y、トータル338yです。

ローグST MAX LSドライバー9°×スピーダーNX60S

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ヘッドスピード53.9m/s
ボールスピード76.1m/s
平均キャリー305y
平均トータル328y
平均サイドスピン182rpmフェード
平均バックスピン2252rpm
平均打ち出し角-3.8°
平均打ち上げ角15.1°
最大の高さ47y
落下角度43°
左右ブレ-7y

スピーダーNXも組んでみました。重さはやはり60g台がよかったです。決して相性が良いと言う印象はありませんでしたが、それでも平均キャリ305yです。

さらに意外なことにスピーダーNXでフェードしました。ローグST MAX LSドライバーは、シャフト特性を少しマイルドにする特性があるように思います。確かにスピーダーNXはフェードもドローも出ますが、純正シャフトでの方向性を考えるとかなり意外。

安定感は中々のものでした。振っても暴れない組み合わせでした。

フィーリング

昨今のドライバーにフィーリングなどという生ぬるい言葉を使うのは烏滸がましいのですが、ローグST MAX LSドライバーは決して気持ちの良いクラブではありません。

打感はエピックスピードなどと似たような硬さと軽さがあり、音はどこか澄んでいない濁った音。ただ、ヘッド軌道は気持ちよく侵入してくれるので、手首などヘッドの動きを感じ取る部分は心地良いです。

他社製品と比較して

このチャートで言えば、マーベリックサブゼロの左くらいだと思います。やはり、前作となるマーベリックサブゼロよりは捕まるようになったのではないかと分析しています。

最新版はこちら。2022年3月から5000円→8000円に値上げするのでお早めに。(コンテンツは月1更新しています)

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セッティングの肝

ローグST MAX LSドライバーは、セッティングの幅が広いモデルだと思います。キャロウェイのドライバーは割とその傾向が強いように思いますが、ローグST MAX LSも良い線行っています。

シャフトの組み合わせは、意外かもしれませんが、一番右の部類が相性が良いと思います。ただし、これは強打することが前提なのでハードヒッターでなければ通用しません。普通にドローセッティングを作るならツアーAD DIあたりの方向性のモデルが良いと思います。打ち上げ角度が13°より下回るならフレックスを落としてください。ちなみに、ローグST MAX LSは短尺向きではないので注意。

ちなみにローグST MAX LSドライバーのヘッド重量は193.6gでテーラーと比較すると軽いです。

シャフトの重量

シャフトは、出来る限り重めにすることがおすすめです。ヘッドが決して重いわけではありませんし、軽量な重量帯では球がバラついてしまいました。

普段は重い重量をおススメすることはないのですが、ローグST MAX LSドライバーはそもそもヘッドスピードが速い人にしかおススメ出来ないので、重い重量と組み合わせることを前提に考えてみましょう。

データチャート

飛距離性能は最高レベル、それに対して安定性も高い評価です。スピンバランスも素晴らしく、ステルスと比較すると多くの人が扱えるモデルだと思います。

総合評価

性能やデザインの評価を見る限りとても気に入っているように思われるかもしれませんが、私の総合評価は決して最高ではありません。

全体的に無難で、面白みにかけるからです。

確かに良い製品なのでしょうが、真面目でつまらないです。安定性は数値にしにくく、納得できる人も少ないでしょうし、飛距離で言えばエピックにもステルスにも劣る仕上がり。おススメはしても、買いたいとは微塵も思いません。

おススメ度

買うならUSモデルが安いです。

Callaway Rogue ST Max LS Driver
product
Callaway Rogue ST Triple Diamond LS Driver
product

US仕様ではトリプルダイヤも同じ価格で買えます。

 

 

ギアノートの全てがこれで分かる
300yヒッターのギアノートはこれを作るためにあると言っても過言ではありません。ドライバーヘッド、シャフトを同じ指標で一気見することでより理解が深まるだけでなく、シャフト選び、ヘッド選び、セッティング考察全てにおいて私と同じレベルに到達することが可能です。私はこのコンテンツを生涯をかけて更新し続けます。
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