モーダスシリーズの中では異端
元調子系で、セミアスリートからプロに至るまで支持を得ているモーダスシリーズ。その中でも他のモデルと少し味が違うのがモーダス130です。
モーダス130はガルシア選手用に開発され、そのまま発売されたモデルなのです。特徴的な中間剛性の高さと、フレックスごとの重さの違い、振動数の多さが万人うけからは程遠いですが、ハマる人にはハマるシャフト。
今回は、全フレックスを比較試打して性能を検証しましょう。
試打データ
フレックス | R | S | X |
ヘッドスピード | 46.4m/s | 45.9m/s | 48.1m/s |
ボールスピード | 54.4m/s | 58m/s | 57.7m/s |
平均キャリー | 175y | 177y | 178y |
平均トータル | 186y | 186y | 188y |
平均サイドスピン | 299rpmドロー | 322rpmフェード | 173rpmストレート |
平均バックスピン | 4846rpm | 6375rpm | 6259rpm |
平均打ち出し角 | -1.9° | -2.6° | -2.4° |
平均打ち上げ角 | 23.8° | 24.1° | 22.8° |
最大の高さ | 43y | 50y | 47y |
落下角度 | 51° | 54° | 53° |
左右ブレ | -12y | -2y | -12y |
比較的スピン量は抑えられるシャフトと言えます。Rシャフトではドローで5000rpmを切るバックスピン量でした。他のフレックスでも34°というロフトを考えるとスピン量は若干少なめになっています。
モーダス130はフレックスによる方向性の違いが出ていますが、法則がある感じはしません。なので、打ってみないと分からないというのがオチ。
白がRシャフトなのですが、非常に低い弾道になりました。モーダス130は誰が打ってもどれかしらのスペックでこのような弾道がでます。日によって違うので癖を掴むのはやや困難。
振動数の違い
モーダス130Rの振動数は353rpmでした。Rシャフトとしては驚異的な振動数。モーダス125XやダイナミックゴールドX100と同じです。
モーダス130Sの振動数は363cpmでした。
モーダス130Xともなると振動数は377cpmです。ダイナミックゴールドX7やプロジェクトX 7.0よりも硬いです。
モーダス130のセッティング
モーダス130は打ってみないと何も分からないのでこの記事を見てもほとんど意味がないのが実情。なので、ヘッドスピードやスピンだけ頭に入れてもらえれば良いかと思います。
- R→HS48〜
- S→HS50〜
- X→HS55〜
スピン量は、ドローだと少なくなるので、しっかり振れる人であれば飛距離も確保しやすいです。
総合評価
モーダスシリーズの中でも最もユーザーが少ないシャフトで、最も癖があるので検討するのは慎重に。私も打ちこなせているかよく分かっていないので、ご自身で体験することをお勧めします。






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