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タイトリストT100アイアン試打&評価|上級者が求めるものを全て揃えた完璧なアイアン

アイアン試打
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AP2の後継モデル

タイトリストのアイアンシリーズが一新されました。

 

これまでの系譜では720系になるのかと思われていましたが、ドライバー同様全く新しい名前に変更して登場です。

 

今回紹介するのはT100アイアンです。

 

ざっくり言うとAP2の後継モデルですが、名称を変更している以上は、何かしら大きな変化があったと読み取れます。

 

7番で33°のロフト、複合素材による番手別重心設計により最適なショットを実現します。

 

T100はAP2の血を引くハイテクキャビティアイアンの最新版ということですね。

 

この辺りのモデルは、プロでも使用している人が多い他、トップアマでも人気のアイアンです。左右のブレに強く、スピンもかかりやすい。

 

つまり、正確なコントロールと、飛距離、打感をバランスよく組み合わせたアイアンです。

 

まずは試打データからその性能を見てみたいと思います。



タイトリストT100/T100S(2021)アイアン試打評価|タイトリストの最新名器を比較試打します!
2021年に新登場したT100/T100Sアイアン試打評価です。ロフトを34°にしたT100と、32°になったT100Sは、両者とも非常にバランスが取れているだけでなく、打感や振り心地もそっくりです。

試打データ

モーダス105(S)

ヘッドスピード44.5m/s
平均キャリー169y
平均トータル177y
平均サイドスピン398rpmドロー
平均バックスピン7021rpm
平均打ち出し角0.4
平均打ち上げ角22.3°
左右ブレ-5y

T100アイアンの試打クラブはモーダス105とAMTホワイトが用意されていました。

 

モーダス105の試打データを見ると、平均飛距離は169yと度数のわりには飛ばないことが分かります。

 

ちなみに、最大飛距離はキャリーで170yです。つまり、ほとんど170yくらいで収まっています。

 

縦の距離のブレは3y。横幅は11yと大きめですが、グリーンからこぼれることは考えにくいレベルです。

 

バックスピンは7000rpm超えと高水準ですし、サイドスピンも常にドローがかかります。落下角の平均は52°とこちらも大きい数字となりました。

 

AMTホワイト

ヘッドスピード45.3m/s
平均キャリー170y
平均トータル178y
平均サイドスピン310rpmドロー
平均バックスピン7415rpm
平均打ち出し角-0.3
平均打ち上げ角22.5°
左右ブレ-5y

同じくT100アイアンの試打クラブで用意されているトゥルーテンパーのAMTホワイトです。これはウェイトフロー設計になっていて、ロングアイアンからショートアイアンまで違和感なく振ることが出来るように設計されたシャフトです。

 

試打データを見ると、飛距離に関してはモーダス105と大差ありません。

 

しかし、縦距離のブレはAMTホワイトが0y。全てキャリー170yでした。

 

横のブレも9yとモーダスよりも小さくまとまっています。

 

そして、もっと気持ち悪いのはバックスピンです。7400rpm超えのかなりのスピン量ですが、3球での誤差は50rpmでした。

 

実は、前作AP2も似たような試打データになったことを覚えています。この辺りがタイトリストらしいところです。誰がここまで揃えることを求めるのでしょうか(笑)

 

個人的に、タイトリストのアイアンはトゥルーテンパー社のシャフトとの相性が良いように思います。

 

両社とも古くからスペックの高い製品を作っているので、その流れなのか、単にタイトリストがダイナミックゴールドに合わせて設計しているのかは不明ですが、タイトリストで組むならトゥルーテンパーのシャフトがおススメです。

 

ただ、シャフト自体は振動数330で硬いのでハードヒッター向けな感じは否めません。

 

ビジュアルで見る弾道

方向性はこんな感じです。赤がモーダス105、白がAMTホワイトです。

 

横から見ると、いかにAMTホワイトの方の弾道が高いかが分かると思います。

 

T100自体は、タングステンウェイトをトゥ側とヒール側に配置する方向性重視の重量設計で、高さはロフト任せなアイアンです。

 

もちろん、タングステンがあるのはヘッドを置いたときに下になる部分ですから高弾道に貢献していることは間違いありません。

 

 

T100のおススメポイント

顔です。

 

かなりイケメンで、大きさも小ぶりな感じが好印象。グースはほとんど無いほぼストレートな見た目。

 

全体的にちょうどいい形、大きさ、色使いです。

ソールは分厚くも薄くもない絶妙な幅。

 

バックフェースを見ると、なんだかハーフキャビティのようにも見えます。

 

上半分がマッシブなパーツ割りで、下にバッジが付いています。

 

フェース形状は、タイトリストらしいトゥのとがったデザインです。

 

T100でセットを組むなら

アイアンが得意なら、T200の4番と3番を入れるコンボセットが無難です。

 

3番アイアンまで入れないのであれば、ロフトは調整可能ですから6番までをT100、5番からT200でロフトを1°立てるというのもアリです。

 

上級者でなければ、6番よりも上はハイブリッドを入れた方がスコアはまとまると思います。

 

ただしT100は番手別の重心設計なので、AMTホワイトのような番手別のウェイト設計のシャフトと本当にマッチするのかは不明です。

 

ちょっとやり過ぎな気がするので、3番などのロングアイアンまで入れるならウェイトフローシャフトではない方がむしろ良いのかもしれません。

 

データチャート

安定性、スピン量の二項目で文句なしの満点評価です。

 

正直、アイアンに求めるのはこの二つなのでこれが満点なのは非常に価値があります。

 

ただし、易しさと飛距離の評価が低いように誰でも打てる代物ではありません。T100はアイアンに飛距離を求めない上級者向けなクラブだと思いました。

 

コスパに関して少し解説したいことがあります。

 

それは、タイトリストの2019年モデルから日本向けアイアンセットが6番アイアンからPWまでの5本構成になったことです。

 

意図としては、ハイブリッドを積極に入れてほしいのと、価格を安く見せかけることだと思います。

 

実際はどのモデルも前作とほとんど同じ価格帯です。店頭のPOPで見る価格が安く見えますのであくまで5本組だということを忘れないでください。

 

ただ、これに対しては私は比較的肯定派です。

 

アマチュアで5番をグリーンオンさせられるプレーヤーはかなり稀有だからです。プロ仕様のスペックが目立つタイトリストがようやくアマチュアに配慮してくれたのだと勝手に想像しています。

 

総評

T100は完成度の高いアイアンです。

 

おススメはトゥルーテンパー製のシャフトでの組み合わせです。感覚的に日本シャフトの製品を装着したモデルよりもしっくりきます。理由は先述の通り不明ですが(笑)

 

やはり、ブレないで安定してバックスピンがかかることは上級者向けアイアンには必須の要素です。

 

その点においてT100は群を抜いて長けており、タイトリストの技術力とアイデアに私は脱帽です。

 

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