昔ながらのシャフト
ダイナミックゴールドは約40年前に設計されたスチールシャフトで、当時のドライバーにも装着するために長尺仕様が作られていました。
今でも手に入るのですが、かなり入手困難です。現に、私がS200を購入した後に買ったところのページを見たらS200が無くなっていました。
昔タイガーウッズがダイナミックゴールドX100をドライバーにさして300y飛ばしていたというから驚きです。まぁ私が生まれるころの話ですが…
試打スペック
今回なぜこのシャフトを組んだかというと、私がひそかに注目しているジミー・ウォーカー選手が44インチのダイナミックゴールドX100を投入したからです。
しかも、驚異の初速80m/s、335yという飛距離をトラックマンで出したのです。
以前から、42インチの短尺ドライバーを導入したり面白いことをする選手なので、今後も期待です。
さて、今回私が作成したのは、43.75インチのS200、いつも使っているブリヂストンXD-3Cのヘッドを装着して364gでした。バランスは、ヘッドがかなり重いのもあり、D2。
試打データ
ヘッドスピード | 52.2m/s |
平均キャリー | 283y |
平均トータル | 303y |
平均サイドスピン | 27rpmストレート |
平均バックスピン | 2786rpm |
平均打ち出し角 | -0.2° |
平均打ち上げ角 | 15.6° |
最大の高さ | 50y |
落下角度 | 46° |
左右ブレ | -2y |
かなり頑張って振った結果です。ほぼ万振りでした。
平均ヘッドスピードは普通、バックスピンがやや多いです。しかも、打ち上げ角も特に高くも低くもなく、ただ捕まりが悪いのでストレートからフェードイメージでした。
最大飛距離はキャリーで289y、トータル314y。
ドライバー用ダイナミックゴールドのフィーリング
まず、とてつもなく重いです。
重いので、相当疲れますね。
硬さは、思ったほど硬くはないです。6Sのカーボンシャフトと大差ないと感じました。力を加えて曲げるとかなりしなります。
しかし、振ってみるとその重さ故に動きがかなり遅いです。
フェースが相当開くため、捕まりは弱いです。
ただこれがシャフトの特性なのか、重いからなのかは分かりません。私もここまで重いドライバーは打ったことが無かったのでアジャストするのに苦労しました。
おススメ出来るか
スコアを作るということなら、選択肢としては十分にありです。
ただし、現実的にこの重さを18ホール通して振り切れるかどうかがネックです。
もし、フックがひどくて仕方ないのであれば、作ってみる価値はあります。弾道の高さも特に低くもない上に、短尺でうまく仕上がるので。
価格もシャフトが2500円くらいですから、タダみたいなもんです(笑)
データチャート
万人受けは絶対にしないと確信しています。
しかし、この長尺&軽量の流れに対して逆行するようではありますが、私は原点回帰と考えています。
短尺にするに際して好都合なシャフトであることもこのシャフトのメリットかと思います。
総評
私としては、新鮮でしたが懐かしいという人もいるかと思います。
アイアン用でもかなりハードなダイナミックゴールドをドライバーに挿すなんて、ジミー・ウォーカー選手がやっていなければ私も挑戦することは無かったでしょう。
ハードヒッターで短尺で十分に高さが出せている人、左のミスを減らすどころかゼロにしたい人という超限定付きでおススメします(つまりおススメではないww)。
おススメ度
ジミー・ウォーカー選手が使うダイナミックゴールドについてはこちら。
私がドライバー用シャフトを購入したのはこちらです。
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