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プロジェクトX・プロジェクトX LZ試打&評価|両者の違いも含めてプロジェクトXの神髄に迫る

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ハードヒッターなら誰でも気になるプロジェクトX

プロジェクトXはステップレスが特徴の美しいシャフトで、マキロイなど海外のトップ選手が愛用するハードなシャフトです。

今回は、トゥルーテンパーに現在ラインナップされているプロジェクトXプロジェクトX LZについて比較、レビューしていきます。

 

両者のプロジェクトXの違いやターゲットユーザーを考察していきます。

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プロジェクトXの特徴

ゴルフを少しかじっていると、一度は目にしたことはあるでしょう。このシャフトは、見慣れたNS950やダイナミックゴールドとは違い、シャフトに段の無いステップレスシャフトです。

これは、KBS C-TAPERなどにも見られる特徴ですが、KBSがプロジェクトXのエンジニアが設立したことを考えれば納得です。

 

元々はプレシジョンライフルというシャフトが存在したのですが、ダイナミックゴールドを製造するトゥルーテンパー社が買収したことにより、デザインやネーミングを変更して販売しています。

いまでもロゴにはライフル、プレシジョンの文字が書いてあります。

 

いまだにプロジェクトXのことを「ライフルシャフト」と呼ぶことも多いです。特にLZと区別する時にライフル、とかライフルプロジェクトXと言います。

 

重量は113gの5.0から130gの7.0まであります。

 

プロジェクトXの振り心地

やはり、振動数が多いシャフトなので二次元的な硬さを感じます。一方で、トルクが高いこともこのシャフトの特徴です。

 

高い振動数と適度なトルクの組み合わせが非常に珍しいので特異な振り心地と言えます。

特徴的なのは、切り返しでのしなりの少なさに対するインパクト直前での急激なフェースのローテーションです。

一般的に捕まらないシャフトと言われますが、それはスペックの選び方に問題があるからだと思います。打ちこなせるスペックを打てば極めてニュートラルなシャフトだと考えています。

弾道の高さは、ダイナミックゴールドX7と同等の高さです。バックスピンが少なく、打ち上げ角が大きいのも特徴でしょう。

プロジェクトXのスペックの選び方

通常、シャフトのスペックを選ぶときは重量をまず最初に決めて、そこから硬さを選びます。一方で、プロジェクトXは硬さだけを基準にして選定するのがおススメです。

どうしても、しならせることが出来なければそのシャフトの性能を引き出せていないことになるので、自分がしならせることが出来る事が第一条件となります。

 

フェースがローテーションする動きをダウンスイングの始めの方に行えるレベルの高いスイングであれば高いヘッドスピードは必要としません。

いかに三次元的にシャフトをしならせることができるかが重要なのです。

プロジェクトX 7.0のスペック

振動数は370とかなり高いです。私が所有している他のモデルでは、モーダス130の375、ダイナミックゴールドX7の372に次いで高い値となりました。

公表されていませんが、トルクは1.5程度という説が濃厚です。海外のクラブメーカーが公表しているカスタム表に記載されている数値として最も有力と言えそうです。

プロジェクトX LZの特徴

見た目はステップレスのシャフトの中央に細かいウニウニしたステップをあしらった感じです。

太さはプロジェクトXと同じでやや太め。C-TAPERなんかよりは少し太いです。

「LZ」はLoading Zoneの略で効率的なエネルギー伝達を狙った設計です。たぶん飛距離アップを意味しているのでしょう。

 

重量が110の5.0から5g刻みで125gの6.5まであります。

プロジェクトX LZの振り心地

プロジェクトXとは異なり、しなやかです。二次元的にも三次元的にもしなやかなので、難易度はそこまで高くないです。

モーダス120と振っている感覚が似ていて、こちらの方がやや硬いので、モーダス120より硬めでトルクがしっかりあるシャフトが欲しい人にはピッタリです。

切り返しの時に少し間があってからヘッドが動き始めるので切り返しで右手が強い人も急激なフックは出にくいです。

方向性はニュートラルに近いですが、やや捕まりにくいです。わざと右に打つ方が、わざと左に打つよりも大きく曲がります。

弾道はフェード系にしては珍しく低い弾道で、プロジェクトXよりも低くなりました。C-TAPERより少し高い程度です。

プロジェクトX LZのスペックの選び方

こちらは、他のメーカーのシャフトと同じく、重さベースで選んでもらって大丈夫です。

特別硬い訳ではありませんが、このシャフトのおいしいところを引き出すためには、ヘッドスピード43m/sは欲しいかなと。5.0でもそのくらいは欲しいです。

 

方向性がほんの少しだけ右なので、左のミスを絶対に防ぐのに持って来いで、スコアメイクにも貢献すると確信しています。

フェードの人が右のミスは多少出ても絶対に左は避けたいというのも良いですし、ドローの人が思い切り捕まえに行ってもフックが出ないようにすることも可能です(この場合、重めのスペックにする)。

プロジェクトX LZ6.5のスペック

プロジェクトX LZは少し柔らかめの352cpmでした。これは、モーダス120TXより一回り硬い数値、モーダス125のXが355なのでやや硬めといった感じ。

ダイナミックゴールドX100が354でもっとも近い数値です。

試打データ

青がプロジェクトX LZで、黄色がプロジェクトXです。青の番手表記がドライバーになっているのは選択ミスです。

 

まず、プロジェクトXLZの大きな違いはバックスピン量です。

 

LZの方がバックスピン量が多いです。しかし、弾道の高さはプロジェクトXの方が高いという面白い試打結果となりました。

黄色がプロジェクトX、青がLZ

また、それに影響する部分では打ち上げ角があると思います。プロジェクトXは高い打ち上げ角で中スピン、プロジェクトX LZは中程度の打ち上げ角で高スピンという感じになりました。

サイドスピンは、どちらもそこまで多くはなく、プロジェクトXがややドロー、LZがフェードでした。これは、私がシャフトに任せて打ちやすい方向にした結果です。

ダイナミックゴールドX7ほどではありませんが、プロジェクトXはそこそこ飛ぶシャフトですね。

ハーフショットで違いが出る

この二つのシャフトを検討している人はおそらくハードヒッターか、上級者、もしくはその両方を満たしている人だと思いますので、細かすぎる話をしたいと思います。

 

プロジェクトXは、ハーフショットになるとかなり弾道が低くなります。一方で、LZは弾道が高いまま。逆転するのです。

ハーフショットすると、ヘッドスピードが下がるだけでなく、ローテーションが少なくなるので露骨に硬さの差が出ます。

より硬いプロジェクトXはややトップに当たりやすくなり、ハーフトップのようなショットになりやすいです。LZはハーフショットでもしっかりミートするので球も上がり、スピンも落下角も増えます。

ハーフショットを多用して、尚且つスピンで止めるタイプのプレーヤーはLZの方が合うと思います。ハーフショットでも方向性は右で引っ掛けにくいのもメリットです。

 

逆にプロジェクトXは、セカンドで良いポジションにいることが多く、飛距離の出るプレーヤーで左右自在に曲げるプレースタイルの人が合うと思います。

ハーフショットでもフック、スライス、ドロー、フェードが同じ曲げ感で打てます。

総評

スチールシャフトの奥深さを語る上で外せないシャフトだと痛感いたしました。

 

プロジェクトXは打つ人を著しく限定する傾向にあると思いますが、打ちこなせる人にとっては「それ以外考えられない」と思うでしょう。

使っているだけでステータスになるシャフトなので、これを使いこなすことを目標にするのもアリでしょうね。

 

今後は、同じくハードヒッター向けのシャフトであるダイナミックゴールドX7やモーダス125、KBS C-TAPERなどと比較動画を作っていこうと考えています。

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