高トルクで簡単
カスタムシャフトは60g台になるとトルクが4を下回り、しなるタイミングを取るのがやや難しくなると私は思っています。
フブキVシリーズは40g台からラインナップがあり、どちらかというと純正シャフトの延長といった印象。
振動数は分かりませんが、決して硬いシャフトではありません。
今回は、SiMのヘッドにフブキV60Sを装着して試打を行いました。
試打データ
ヘッドスピード | 53.7m/s |
ボールスピード | 76.7m/s |
平均キャリー | 289y |
平均トータル | 307y |
平均サイドスピン | 98rpmフェード |
平均バックスピン | 3032rpm |
平均打ち出し角 | -3.8° |
平均打ち上げ角 | 15.5° |
最大の高さ | 54y |
落下角度 | 48° |
左右ブレ | -15y |
GC2でプロV1の組み合わせでの計測結果です。
打ち出し角がかなり左なのは、SiMのヘッド特性がやや強めに作用しているようにも思いますが、フブキV60のシャフトとしても捕まりはあるように感じます。
サイドスピンがフェードではあるものの、方向性はやや左に集まっています。
こういったタイプのシャフトは、柔らかい故にトゥダウンが起こりやすく、それに伴って私の場合はフェースが開いてしまいます。
従って、スピンは右、打ち出しは左という変な組み合わせになっているのでしょう。
最大飛距離がキャリーで294y、トータル313yでした。
フィーリング
球の安定感は案外よくて、逆球の恐怖がありません。
ただ、飛距離を犠牲にして方向性が良くなるタイプの当たり方をするので、飛ぶシャフトでは無いと思います。(ネット上では飛距離アップ向きのシャフトという意見もありますが)
まず、私のようなハードヒッターが打った場合、バックスピン量の多さがネックになると考えられます。
これは、クラブ情報を見ると明らかで、インパクト時のロフト角が同重量のシャフトと比べると2~4°ほど大きくなっています。
SiMのヘッドは形状的にロフトが寝にくいのですがこれだけ違うということは、一つトピックだと思います。
打ち出し角からも分かるように、かなり走ります。先端剛性も高くないですから、ハードヒッターには向かないでしょう。
データチャート
最大の飛距離は、うまく打てばという感じなので慣れが必要。まぁ、特別飛ばないシャフトでは無いという程度です。
安定性は結構魅力的でスコアにはつながると思います。
総評
ハードヒッター向けでは無いので、このサイトを熱心に読んでいる方にはおススメ出来ないかもしれません。
ただ、スペックを挙げて70g台にすれば、先に述べたようなデメリットは薄くなると思うので、検討の余地はありです。
粘り強いシャフト特性を好む人は是非。
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