リッキー・ファウラー御用達のツアーボール
唯一の5ピースボールとしてテーラーメイドから販売されているTP5シリーズ。
今回テストしたのはそのうちリッキー・ファウラーが使用しているTP5Xです。ホームページにはTP5よりも高弾道でスピンが少ないとのことです。
2018年モデルのTP5Xも去年テストしたのですが、打感がかなり特徴的で好みではありませんでした。
そのあたりを比較しながら、評価していきたいと思います。
テーラーメイドTP5Xの打感
打感は思っていたよりだいぶマシでした(笑)
正直、前作との違いは打感だけしか感じることが出来ないくらいです。前作よりも少し締まった感触で、V1Xに似ていると思います。
パターの時も、しっかり弾くのでイメージがしやすいです。個人的には、2019年モデルはTP5Xの方が好みでしたね。
TP5Xの性能
飛距離性能
今回のテストでは、飛距離を正確に測れるホールが少なく、しかもミスショットだったので参考値と思ってください。
かなりこすってしまったものの、そこそこの飛距離でした。私の感触としては良い数字だと思います。スピン系のボールは平均して280yくらいになります。
タイトリストプロV1やホンマTW-Xなどがその筆頭です。TP5Xなら平均で285y~290yくらいだと予想されます。
今使っているドライバーの性能的には十分満足のいく結果です。
スピン性能とアプローチ
こちらはTP5との差は感じられませんでした。
9番アイアンで155yの距離を出すショットで、グリーンオンした時の画像です。4yくらいバックスピンで戻ってきています。
若干の打ち下ろしでもありますから、このくらい戻ってきたのだと思います。
スピン性能は高いでしょう。
方向性能
これもTP5とほとんど差はないと思います。
スピン系ボールとしては普通の直進性だと感じました。
デザイン
TP5Xは数字が赤です。それ以外はTP5と同じですので非常にシンプルで好印象。
耐久性
カバーがTP5と同じですから、耐久性も当然同じです。
内側の素材が見えてしまうくらいカバーがはがれてしまいますので、そうなったら交換しましょう。
データテスト
バックスピンは平均で7500rpmくらいかかっています。クラブはタイトリスト、ボーケイSM7の52°でバウンス12°です。
これはプロV1とほとんど同じレベルですが、弾道がやや低くなりました。
総評
打感 | 飛距離 | スピン&アプローチ | 方向性 | デザイン |
---|---|---|---|---|
〇 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
TPシリーズは飛距離が出るので、アイアンの精度は自信があるけどドライバーがイマイチ飛ばない人にかなりおススメ出来ます。
TP5とTP5Xのどちらを選択するかは、打感で決めて良いでしょう。そのくらい飛距離もスピンも似通っています。
おススメ度
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