US仕様のツアーB
ブリヂストンのアメリカ市場向けモデルがツアーB RXSとRXです。ウレタンカバーの3ピースボールで、ブリヂストン独自の復元性ウレタンと二重ディンプルは共通。
コンセプトとしては打感の良さをXやXSに比べて向上させた仕様で、なぜアメリカだけで販売しているのかは不明。私の過去のレビューでもXは最も硬いウレタンボールですし、ソフトと謳っている割には硬めでした。
まずは打感から比べてみます。
打感
RXS
RXSの打感は日本仕様のXSよりも良かったです。アプローチでは表面のウレタン層の感触がやや硬く感じました。硬いというか弾く感触です。
RX
RXもRXSとほとんど同じ打感でした。アプローチではこちらの方が締まった一体感のある打感で好みでした。
ただ、アプローチとパット以外の打感はほとんど差がありません。
ツアーB RXS RXの性能
飛距離性能
RXS、RXともに飛距離性能は高いです。RXSは最高299y。
軽い打ち下ろしのホールでの計測です。RXは310yです。こちらも同じくらいの打ち下ろしでの計測です。
方向性能
RXSはXSよりと同じかやや高いです。RXはXSとXの間くらいでした。自然な低弾道といった印象です。
直進性はウレタンなりのもので特筆すべきことは特にありません。
スピン性能とアプローチ
動画を参照してください。
RXS
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— リキ@短尺推進委員会⛳️ (@golf90players) November 4, 2019
RX
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70yくらいで54°のハーフショットでこのくらいのスピンバックです。100y以下だとキャリーが到達距離になります。
160yの打ち下ろしを8番アイアンで打った時の画像です。バックスピンで5mほど手前に転がっています。
データ計測によるスピン性能
青がRXSで、赤がRXです。これは歴然の差でした。RXSはツアーB Xとだいたい同じくらいのスピン量、RXはアイオノマー系のボールと同じです。
正直RXがここまで低スピンだとは感じませんでした(笑)
弾道で見る方が違いは分かりやすいと思います。
実際、動画のようなアプローチでもこのような関係になっています。RXは一球打った瞬間に、真上に飛び出すのが分かりました。
耐久性
私はブリヂストンのウレタンカバーの耐久性には抜群の信頼を置いています。このRXSとRXもそれは健在で、素晴らしい耐久性でした。
RXはドライバーで100y先の木に打ち込んだにもかかわらずこの程度で済みました。
デザイン
RXS
Bマークの右肩に数字が書いてあります。数字の色は青ですね。これは日本市場向けのXSと同じパターンですね。
デザインはXS、Xとほとんど同じです。
二重ディンプルはうっすら見えます。ディンプルパターンは同じでしょうかね。
RX
数字が赤いこと以外は同じです。
総評
かなり気に入りました。
もともとツアーB Xシリーズを最高評価しているので、当然と言えば当然でした。
ツアーB XSとXの欠点である打感を改善した仕様は多くの人に受け入れられるだろうと思います。
打感を柔らかくしたXS、XがRXSとRXです。
ただ、表面の仕上げはUS仕様のRXSとRXはややばらつきがあるのでそこは少し残念でした。
おススメ度

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