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タイトリストAVXとは
タイトリストAVXはアメリカ市場向け製品で、V1と同じ価格帯にあるウレタンカバーの3ピースボールです。
コンセプトとしては、V1に比べてより低スピンで低く飛ばし、尚且つ柔らかいフィーリングを実現するというもの。
V1Xのソフト版みたいなイメージです。
白と黄色の二色が選択できるのもV1と同じ。低スピンとなるとやはりハードヒッター向けな気がしてしまいます。
まぁ、その辺も比較しながら評価していきます。
打感
打感は確かに柔らかい。
柔らかさで言うと私が大好きなツアーソフトとほぼ同じでした。ただ、ツアーソフトにあったもっちり感(これはV1に似ている)は無く、ウレタンカバーの分、ツアーソフトより音が低いです。
決して柔らかすぎるということはなく、パターでは芯を外すと打感が明らかに変わる素直さもあります。
タイトリストAVXの性能
飛距離性能
特筆するほどの飛距離性能ではないかと思いました。
だいたい280yくらいでした。平均的にこのくらいで、最大飛距離は取り忘れましたが300y。これはV1と同じくらいです。
球が低い訳ではないので逆風にはあまり強くないです。
方向性
普通です。
ハーフ使ってもOBはしませんでしたが、まぁ普通に曲がります。正直私の調子がかなり悪かったのでOBが出なかっただけ良かったのかもしれません。
高さは、V1とあまり変わらないと思いました。ブリヂストンのツアーB Xの方が低いです。
スピンとアプローチ
これが一番評価したいポイントです。特にアプローチです。
Titleist AVX pic.twitter.com/CRDbGqlBg8
— リキ@短尺推進委員会⛳️ (@golf90players) November 4, 2019
アプローチは使うクラブ(度数)によってまったく違う転がり方をします。これは普通のことと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
例えば、アイオノマーカバーのボールは打ち上げ角が変わっても着地後は同じように転がってしまいます。
ウレタンボールだとPWや9番アイアンでのランニングアプローチでもスピンがかかってしまったりします。
一方で、AVXはランニングアプローチの転がりは良いのに、54°などで打つとしっかり止まってくれます。
アプローチ性能だけで言えばAVXは私が過去に使ったボールの中で一番だと思います。
ランニングアプローチをしない人には関係ありませんが(笑)
データ計測によるスピン性能
スピン量は、V1に比べると低い数字になりました。そもそものコンセプトからすれば当然と言えば当然ですが、ここまではっきりと差が出るのはやはりタイトリストの設計技術の高さ故です。
ただ、若干ばらつきは大きいですね。まぁ、言い方を変えれば当て方次第で様々なボールを打てるとも言えますが…
耐久性
耐久性は思ったより良かったです。
7ホール使ってこんな感じです。
表面にざらざらした傷がつくことはあまりなく、カバーがえぐれるくらいのダメージでないと目に見えて分かる傷はつきませんでした。
デザイン
ディンプルが少し角ばっているように思いました。
ロゴはシンプルにAVXと書いてあります。
総評
概ね高評価です。
タイトリストは特許をたくさん持っていて、独特の打感になりやすいですがその点においてはある意味特異だと思いました。
ウレタンカバーの減り方はV1よりも穏やかで耐久性があるのでハードヒッターにとってもうれしい仕様です。
イメージ的にはツアーソフトにウレタンカバーをかぶせた感じなので、ツアーソフトを使っている人は必ず試してみてください。
おススメ度
ジーパーズの店頭にも置いてます。
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