新開発ディンプル採用
2021年で3世代目となるテーラーメイドTP5シリーズですが、これまで通り5ピースウレタンカバーはそのままで、新開発のディンプルを採用しました。
これにより、滞空時間を伸ばして飛距離性能を高めているようです。しかも、TP5とTP5xでディンプルの深さを変えているというこだわりよう。
今回は室内計測と、コースでのテストを交えた評価を行っていきます。
室内計測
室内計測の詳細はYouTubeでも解説していますのでこちらからご覧ください。
TP5vsTP5x
モデル | TP5 | TP5x |
平均飛距離 | 283.3y | 285.8y |
初速 | 75.6m/s | 77.1m/s |
スピン量 | 2378rpm | 2511rpm |
飛距離(7番) | 177.9y | 178y |
スピン量(7番) | 7297rpm | 7193rpm |
100yのスピン量 | 10918rpm | 9224rpm |
室内計測での比較はこのような結果になりました。
TP5xは初速性能が高く、飛距離もまずまずです。こうして比較すると、ドライバーでのバックスピン量はコンプレッション通りです。
室内計測だけでも味付けの違いは感じ取ることが出来ました。
- 初速はTP5xに分がある
- ウェッジでのスピン性能はTP5
- ドライバーのスピン量はどちらも中程度
コーステスト
TP5xはコーステストでも良い結果を残しました。
フラットで310yなので、飛距離性能はトップクラス。スピン量は適度で安定した飛距離と言う印象です。
カバーの耐久性
耐久性が高いと言われているキャストウレタンカバーですが、コーティングが無いからか結構傷つきやすいです。
これで5ホールくらい経過した時点での画像です。
TP5&TP5xのフィーリング
テーラーメイドTP5のフィーリングは、前作と比較して良くなりました。2021年モデルのTP5は層毎のギャップがなめらかで一体感のある打感でした。
コースでは、かなり吹き上がるような弾道になってしまい、飛距離が伸び悩みました。データ計測では低スピンですが、コースではイマイチな結果になってしまいました。
一方TP5xは、やや硬めすがアイアンでの打感は柔らかく、この辺りが5層構造の利点かなと思います。スピンは多少多いかもしれませんが、低スピンセッティングのドライバーを使っている人にとってはメリットになると思います。弾道は中弾道で、X系としては低い感じがします。
まとめ
2021年モデルのテーラーメイドTP5&TP5xは、新発想のディンプルで飛距離性能の向上を図りましたが、実感できるほどではありませんでした。
ただ、打感の向上であったり良くなった点もありますので試してみる価値はあると思います。
おススメ度
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