無難で印象に残らない
スリクソンはアイアンのメーカーというイメージが強い私にとって、FWはほとんど印象に残らないほど影が薄い存在です。実際スリクソンのFWで覚えているモデルなど一つもありません。
今回も惰性でレビューしているので大した熱量でもないのですが、ドライバーでZX5やZX7 MkⅡを検討している人が見ていただければ良いかなと思います。

ZX MkⅡ FWのデザイン
ドライバーに倣って中央でスプリットされたソールを持ちます。ZX MkⅡ FWはソール部分も艶消しになっている面積が大きいです。フェース側はメッキ仕上げです。
ソール後方を擦っているのは私が下手な証ですね。
クラウンは艶消しで、ドライバー同様フルメタルになっています。このように傷が結構目立つのでちょっと不安ですがヘッドカバーをしていればそこまで問題でもないでしょう。
お尻が少し上がっているのが分かります。全体的には薄くなっているのでデザインはかっこいいです。
フェースはスクエアで構えやすいです。ヘッドサイズも至って普通。
試打データ
ヘッドスピード | 52.3m/s |
ボールスピード | 70.2m/s |
平均キャリー | 242y |
平均トータル | 257y |
平均サイドスピン | 368rpmドロー |
平均バックスピン | 4106rpm |
平均打ち出し角 | 1.1° |
平均打ち上げ角 | 17.8° |
最大の高さ | 55y |
落下角度 | 51° |
左右ブレ | -9y |
試打データは何の変哲もないベーシックなものです。こうしたデータが取れるのはFWにとっては喜ばしいことだと私は考えています。他社製品と比較したときに優れているのは初速性能でしょう。
チタンではない素材で初速が70m/sを超えるのは素晴らしいです。スピン量も4000rpm少々なので、多すぎず少なすぎずという感じです。
最高キャリーは248yなので飛ばそうと思えば飛ばせるFWです。弾道が高いのでセカンドで使うことも出来るとは思いますが、そこまで安定性が高いとも言えません。
スリクソンZX MkⅡ FWの良い点
試打データに表れるほど分かりやすくはありませんが、ロフトがしっかりと立ってくれるというのが好印象でした。
ソールの座りがすごく良いので多少フェースが上を向いてしまってもお尻で着地してロフトが立ちます。それ以上立ったり、ローテーションしすぎることはないので適度でした。
スリクソンZX MkⅡ FWの打感
フィーリングはすごく良くて、打っていて楽しいです。
フェース形状はセンターが分厚くなっています。ちなみに、例年通り3番ウッドはカーボンクラウンになるようです。
データチャート
安定性は高くも低くもないのですが、飛距離に対しては別に褒めるほどではないかなと思います。スピン量が適切でバランスに優れていますが特別どこが良いかと言われても良く分かりません。

総合評価
スリクソンZX系ドライバーを使う人には選択肢に入ると思いますが、それ以外の人におすすめするほどの魅力はどこにも見当たりません。減点するポイントもないので評価が下がることもありません。
おススメ度 (3.5 / 5)




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