あのホンマのフェアウェイウッド
2018年度発売のクラブで私がかなり高評価をしたホンマTW747シリーズ。
ドライバーは飛距離、音、打感全て素晴らしくアイアンもその扱いやすさと打感が印象的でした。
このサイトでもハイブリッドとフェアウェイウッドを取り上げるようになり、このクラブはいち早くレビューしたいと思っていました。
それでは、ホンマのフェアウェイウッドを徹底的にレビューしていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 51.5m/s |
平均キャリー | 241y |
平均トータル | 256y |
平均サイドスピン | 69rpmフェード |
平均バックスピン | 4231rpm |
平均打ち出し角 | 0.1 |
平均打ち上げ角 | 16.0 |
左右ブレ | 2y |
5番ウッド18°、シャフトはドライバーの時も試打したFP6Sです。純正カスタムと私が読んでいる部類に入ります。ピンで言うピンツアーみたいな感じです。
このダサさ(笑)
簡単に説明すると、このFPはホンマ自社開発の元調子のシャフトで、トルクが4.0。
ハードヒッター向けの仕様ながら、適度なしなり感がヘッドの位置を正確に伝えてくれるので操作性に優れています。
データとしての特徴はここでもサイドスピンの少なさだと思います。実は、ドライバーもストレートに近い弾道でした。
一番多いデータでも216rpmのフェード。打ち出し角もかなり穏やかで球はセンターから最大で13y右、7y左に収まっています。
飛距離は最大キャリー254yですが、平均するとそこまで伸びませんでした。ブリヂストンのXD-Fと同じ距離感です。
フェースの入り方
国産メーカーのクラブはフェースがストレートに入っているものが多いように感じます。スリクソン、ブリヂストン、ホンマなどです。
とくに、ブリヂストンとホンマのその美しさには息をのみます。
理論抜きで「かっこいい」と思わせる顔です。
ヘッドの投影面積はエピックフラッシュスターのウッドと似たような大きさで小ぶりではなさそうでうす。
色はドライバー同様、微妙にフレークの入った明るめの黒。加工の関係からやや傷がつきやすいのがネックです。
ちなみに、今回打った5番は普通のクラウンなのですが、3番ウッドにはドライバーと同じカーボンクラウンを採用しています。
よって、飛距離も5番から下は他のメーカーと似たようなものになります。
打感&音
ホンマはドライバーからアイアンまで打感の良さが一番の特長だと思います。
しかし、5番ウッドに関しては他のクラブとは少し違った感触でした。
甲高い金属音と弾きの良い打感です。ブリヂストンXD-Fに非常に似ています。一方で、3番ウッドはドライバーに似た吸い付くような柔らかい打感で、大きな違いがあります。
確かに、他のホンマのクラブとは違った感触ではあるものの、これはこれで素晴らしいと思います。
操作できるシャフト
ホンマのカーボンシャフトは他のメーカーにはないキャパを感じます。
しなり具合が言葉では表せないほど絶妙で、楽にコントロール出来ます。実際、今回の試打でもフェードとドローの打ち分けをしましたが、どちらも素直な反応を見せます。
しかも、重量や硬さも選択肢が多くセッティングはほぼ完ぺきに決まるでしょう。
データチャート
5番、7番に関しては飛距離はそこまで出ないと思った方が良いです。
ですが、打ち出しとスピン量はかなり優秀なので高評価に繋がっています。シャフト次第でドローヒッターもフェードヒッターも使えるクラブに仕上げることが可能です。
ただ、易しさと価格は相変わらず低めの評価に留まります。フェアウェイウッドでは特に、縦距離のブレに直結します。
少しでも芯を外せば簡単に10y、15yロスしてしまうほどです。私でも若干難しいと感じました。
総評
ホンマのドライバーを使っている方以外は手を出さない方が安全でしょう。
シャフトも含めて、他メーカーとの相性はおそらく最悪ですし、ホンマのドライバーを振りこなせるほどの方でなければ使い物にならないと思います。
私個人の評価なら4.5点をつけたいところですが、おススメ度となると…
おススメ度


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