一応新発売
タイトリストのFWは毎回同じような体積、同じような形、同じようなフェースアングルで発売するのでもはや新発売したとてもあまり新しさを感じません。
まぁそれは伝統なので良いとも言えると思います。今回はTSR3フェアウェイウッドを試打したのでそれをもとに評価して行きます。

TSR3フェアウェイウッドのデザイン
TSR3フェアウェイウッドは丸っこい形状のFWです。
ドライバーと同じくT字のモチーフがソール後方にあしらわれています。ソールのフェース側にはウェイトギミックが搭載されています。
この形状はずっと変わっていません。この形こそがTSR3FWを買う理由です。
フェースは少し出っぱっています。これも前作から踏襲しているデザインと言えます。
試打データ
ヘッドスピード | 53.0m/s |
ボールスピード | 70.4m/s |
平均キャリー | 246y |
平均トータル | 261y |
平均サイドスピン | 459rpmドロー |
平均バックスピン | 3915rpm |
平均打ち出し角 | -0.5° |
平均打ち上げ角 | 17.2° |
最大の高さ | 53y |
落下角度 | 50° |
左右ブレ | -21y |
試打データは何の変哲もないかもしれません。ちなみに今回はTSP310の試打データです。TSR3FWにはもう一つの純正シャフトであるTSP111が設定されていますが左に強く飛んでしまうのでおすすめしません。
TSR3FWはストレートに近い打ち出し角度でドローがしっかりかかる弾道になりました。フェアウェイウッドとしては一般的です。
安定性も素晴らしいです。個人的にTSR3FWはTSR2FWよりも良い仕上がりだと思いますので、ドライバーにTSR2を選んでもフェアウェイウッドはTSR3というパターンになる可能性も十分にあります。
TSR3フェアウェイウッドの特徴
- 打感はやや軽い
- 方向性はドロー
- スピン量は程度
- ストレート打ち出し
- 高弾道
TSR3フェアウェイウッドの良さ
フェアウェイウッドにおいて何が良いかと言われればコントロールできるかどうかだと思います。私はティショットでフェアウェイウッドを使うので右に打ちたい時に右に、左に打ちたいときに左に飛んでくれることが重要です。
TSR3FWはソール後方が丸く、お尻が上がったようになっていることでどんな侵入角でもうまくヒットさせることが出来ます。これがTSR3FWとTSR2FWの大きな違いです。
TSR3フェアウェイウッドのイマイチな点
打感はちょっと変な感じがします。これまでの金属っぽさに加えて、どこか希薄な感触が私は気になりました。
TSR3FWのヘッド自体の操作感が高い割に打点のコントロールをしたときにどこに当たっているかが分かりにくいです。まぁこれは本当に細かいので気にならない人もいるかもしれません。
データチャート
TSR3FWに特別秀でている点はありません。ですがそれこそが万人受けするフェアウェイウッドとも言えるので悪く捉えることもないのかなと。何よりTSR3FWはどんな弾道も打てるという利点があるのでそれを求める人にはマッチすると思います。
総合評価
需要は間違いなくあります。デザインのかっこよさ、コントローラブルな特性、可変式でロフトの選択肢が多いなど。
魅力はたくさんありますが、TSR3FWといえばこれといったような強みは感じにくいので見た目で買ってしまうというのもありです。シャフトは圧倒的にTSP310がおすすめなのでぜひ検討してみてください。



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