様々な仕様があるST200のFW
国内向けはST200xのチタンボディ、チタンフェースのFWですが(3番ウッドだけ)、アメリカではST200とST200TS(3番のみで可変スリーブ)がラインナップ。
ST200のFWはどちらもカーボンクラウンで、マレージングフェース。マーベリックのFWなんかと同じ素材構成ですね。
ヨーロッパでは、それら3種類すべてが購入可能です。
ということで、唯一の日本向けST200x FWをレビューしていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 50.6m/s |
平均キャリー | 243y |
平均トータル | 261y |
平均サイドスピン | 65rpmドロー |
平均バックスピン | 3220rpm |
平均打ち出し角 | 1.5° |
平均打ち上げ角 | 15.4° |
最大の高さ | 42y |
落下角度 | 45° |
左右ブレ | 3y |
最高でキャリー248yなので、まずまず飛んでいると言えそうです。
方向性は緩いドローで、サイドスピンは少ないので安定感があります。左右のブレはほとんど無く、グリーンを狙える精度でした。
また、バックスピン量も少なめで平均3220rpm。チタンのモデルはSiMもそうでしたがバックスピンが少ない気がします。
ビジュアルで見る弾道
こうして見るとほぼストレート。
高さは、低めですが高い球を打てなくもないです。
デザイン
ST200ドライバーと同じデザインで、デカデカとランバードが配置されています。
フェースはスクエアで、ミズノプロほど出っ歯な感じはありませんが、それでも少しエッジが出ています。
ここにランバードを配置するセンスの無さ。
フェースは少し厚め。
シャフトはMFUSIONのSR。柔らかいですが素性の良い振りやすいシャフトです。
何が優れているか
ミズノらしい打感の良さだけでなく、打音の良さもST200x FWの強みでしょう。
性能的には、何かが特別優れているわけではありませんが、方向性の安定感を鑑みれば優秀だと思います。
わざわざST200のドライバーを使っていない人におススメするほどの魅力はありません。
データチャート
やはり、安定性は高評価。
スピン量も非常に良いですが、FWが苦手な人にとっては高さがしっかり出せるか不安が残るので満点の評価とはなりませんでした。
総評
良いクラブだとは思います。
ただ、これと言って他社に誇れるものが打感だけなので、打ってみて良かったら検討してみてください。
可変ではありませんし、日本仕様の価格はやや高いのであまりおススメはしません。
おススメ度
フェアウェイゴルフだとST200、ST200TSが買えます。
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