名器揃いのキャロウェイのFW
これまでキャロウェイの FWは非常に評価が高くプロの使用率が高いだけでなく、契約外のプロからも愛用されてきたモデルが多いです。
特にローグやマーベリックなどX HOTの系譜を辿るモデルは人気で、形状も良く今でも人気です。私のサイトでも評価してきました。
今年はローグSTシリーズから、4種類のFWが発売されました。これだけたくさん出すのは驚きです。この記事ではその中でもローグST MAX FWについて特集します。




ローグ ST MAX FWのデザイン
ローグST MAX FWのデザインは、ドライバーとは違ってマーベリック似だと思いました。比較的丸い形状のソールで、ドライバーやハイブリッドのようなレールは薄いです。
フェース側には可変ではないボルト締めされたパーツがあり、デザインの統一感はあります。
ドライバーやハイブリッドにはジェイルブレークフレームの柱のデザインがありますが、 FWには無いんです。これは、ローグST MAX FWで新たに採用されたジェイルブレークST。
フェースの両端にフレームを設置してボールスピードアップを図っています。
ローグST MAX FWのクラウンはカーボンで、仕上げは艶消しです。ドライバー同様のダイヤルのようなデザインが施されています。
ローグST MAX FWのフェースアングルはキャロウェイにしてはちょっとフック気味かなと思いました。
試打データ
ヘッドスピード | 54.2m/s |
ボールスピード | 73.6m/s |
平均キャリー | 249y |
平均トータル | 263y |
平均サイドスピン | 308rpmドロー |
平均バックスピン | 4540rpm |
平均打ち出し角 | -3.6° |
平均打ち上げ角 | 16.1° |
最大の高さ | 56y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | -28y |
試打データだけ見れば、よく飛んでいるかなと思うかもしれませんが、正直言うとイマイチでした。特にダメなのが打ち出し角度です。
ローグST MAX FWは結構引っ掛けます。サイドスピンこそ少ないものの、最終到達地点の曲がり幅は30y近いので使い物にならないです。
シャフトはぐにゃぐにゃで、弾道の凹みも見られるのでこれまでのキャロウェイの名器たちの足元にも及びません。

違和感があるポイント
ローグST MAX FWはフェースがやたら薄い気がするんですよね。
これの何が悪いかというと、フェースの角度が分かりにくいのと、深く入りすぎると言う懸念が拭えません。見ての通り、かなり打点は上ですし絶妙に芯にヒットしない感じが残念。
キャロウェイのFWらしさ
クラウンの滑り具合は流石にキャロウェイだなと思いました。
ソールデザインと感触にややギャップを感じましたが、まぁこのフィーリングは別に悪く無いです。
データチャート
評価はそこまで高くないどころか低いです。ローグST MAX FWはキャロウェイらしさこそ感じるものの、キャロウェイのFWの良さは微塵もありません。
総合評価
FWは新しくなったからって、著しく性能が上がることはありません。だからこそ長く使いたいと思える魅力あふれるFWが人気になるわけです。
しかし、ローグST MAX FWはどうでしょうか。これまでの名器たちの存在が大きいことは否めませんし、それを超えない限り買い替えはしてくれないと思います。
おススメ度
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