USPGAのプロがこぞって使うFW
低スピン傾向に作っているチタンのSIM²は本体ハードヒッター向けにしてあるのだと思うのですが、実際はSIM²MAXの方が人気だったりします。
番手によってMAXを入れる人もいれば、全てSIM²MAXにしている選手も多いです。基本的にはSIM²もSIM²MAXもアベレージ向けに作っているわけでは無いと思うので好みですが、性能的にどんな違いがあるのかをメインにレビューしていこうと思います。
試打データ
ヘッドスピード | 54.6m/s |
ボールスピード | 68.8m/s |
平均キャリー | 232y |
平均トータル | 245y |
平均サイドスピン | 85rpm |
平均バックスピン | 4562rpm |
平均打ち出し角 | -2.0° |
平均打ち上げ角 | 17.9° |
最大の高さ | 54y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | -11y |
正直、飛距離性能はそこまで高くないと思います。その理由はやや多すぎるバックスピン量です。だいたい4700rpmほどかかるのでドローでも最大キャリー239y、フェードだと232yでした。
弾道はフェードの方が安定しやすいですが、ドローで打ってもたいして曲がらないのがすごいところ。
弾道はだいぶ高いですから、グリーンを狙うことも出来るでしょう。届けば。
SIM²MAX FWのデザイン
ヘッドのデザインは前作と大差ないです。
相変わらずVスチールの形状を継承しています。ロフトは5番で18°なのも変更なしです。SIM²のチタンの方は5番で19°ですが同じ度数でもスピンはSIM²MAXの方が多いでしょう。
SIM²MAXのヘッドサイズも比較的コンパクトに見えます。
最近のFWのソールがどんどん平らで接地面積が小さくなっているのはトレンドになりつつありますね。
真っ黒のカーボンクラウンはシンプルにかっこいいです。
前より少し分厚くなった気がしますが気のせいでしょうか。
SIM²MAX FWはどんなクラブか
SIM²と比較すると、簡単に球が上がるので楽ではあると思います。
SIM²MAXの方がSIM²よりも地面への接地感が少ないため、芝ではこちらの方が活躍しそうな感じがしました。
さすがにレスキューのように使えるわけではありませんが、限りなくそれに近い使い心地になると思います。
データチャート
安定性は評価したいですが、あまりにも飛ばないのはいただけません。届かなければ乗りませんし、思い切り振る必要が出てくれば安定性も考え物だからです。
総合評価
シャフトでスピンを減らせば使えると思います。ですから、安易にドライバーと同じシャフトでは無く、方向性を見ながら決めていくのがおススメです。
あくまでドライバーやハイブリッドとは別の役割であることを考えるのが大切だと思います。
おススメ度





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