クセ強FWかも
いままでMAXの名を冠したFWってなかったのではないでしょうか。前作はスタンダード、G400もスタンダードでしたし。
G425はFWにもMAXというネーミンを採用していますから、何かしらの特徴があるのだと思われます。というかそう信じたいです。
試打データ
G425MAX 17.5°×ピンツアー65S
ヘッドスピード | 52.4m/s |
ボールスピード | 71.1m/s |
平均キャリー | 236y |
平均トータル | 248y |
平均サイドスピン | 345rpmドロー |
平均バックスピン | 4911rpm |
平均打ち出し角 | -0.1° |
平均打ち上げ角 | 17.0° |
最大の高さ | 55y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | -11y |
G425MAXのFWは、バックスピン量が平均で5000rpm前後になりました。やや多めのスピン量ですが、縦距離が5yのズレに収まっているのが素晴らしいです。左右のブレは20yくらいなので、これも決して悪くないと思いますね。
距離が出るFWではありません。まぁ飛べば良いというものではありませんし、G425MAXは可変スリーブなので欲しい距離に合わせて調整すればよいです。
方向性は、G425MAXのドライバー同様ドロー設計です。絶対にドローがかかるけど500rpmを超えない安定した弾道が魅力的ですね。曲がりを抑えたFWという感じがします。
低くしたいなら短尺化か、カスタムシャフトにすれば良いでしょう。
G425MAX 14.5°×ピンツアー65S
G425MAXの3番ウッドを試打する機会がありましたので、こちらの計測結果も見てみましょう。
ヘッドスピード | 55.0m/s |
ボールスピード | 71.2m/s |
平均キャリー | 251y |
平均トータル | 266y |
平均サイドスピン | 83rpmストレート |
平均バックスピン | 3920rpm |
平均打ち出し角 | 1.2° |
平均打ち上げ角 | 15.0° |
最大の高さ | 49y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | 2y |
こちらも特別飛ぶわけではありませんでした。最大でもキャリーで254yなので、方向性重視なヘッドです。
左には行きにくかったです。まぁ3番なので珍しくはありませんが。
G425MAXの3番のヘッドサイズはLSTよりも大きく、安心感があります。やはりブレにくいのはこちらかと思います。
G425MAXというネーミングの所以
安定感の良さだと思います。ミスをしなくなるわけではありませんが、ミスをしても”知れてる”という感触があります。ドライバーと違ってFWは高弾道ですが、方向性は似ています。
多分、G425MAXのドライバーも、ウェイトの形状や重さを買えればかなり安定感が出せると思うので、その点が少し印象の違いを生んでいると思います。
デザイン
やはりタービュレーターが無いとすっきりしていていいですね。センターには3つの点が描かれています。すべすべで丸っこくてなんとなく可愛い。
これ、書いている人いるかは分かりませんが、G425LSTのFWには溝がないんです。G425MAXのFWには溝が彫られています。まだ3Wを見ていないので分かりませんが、もしかしたらこれが高スピンの要因という可能性もあります。
G425MAX FWは、ややソールが長くしてありますが、他社のFWと比較したらやや小さく見えます。つや消しだからというのはあるかもしれませんが。
どんなFWなのか
FWが得意な層には響かないと思います。かといって苦手ならハイブリッドを買えば良いのでターゲットが良く分かりません。
まぁ良いFWってそうそう出会えるものではありませんから、G425MAX FWが悪いということではありません。
わざわざ別モデルのドライバーを使っている人がブランドをまたいでまで買うFWでは無いというだけのことです。
データチャート
チャートにしてみるとイマイチな感じになってしまいました(笑)
試打している時は、別に悪い感触はなかったのですが、総合して考えるとそこまで魅力があるFWではないということです。
総評
別記事で書くブリヂストンのFWがこの夏発売モデルだと一番良かったので、ちょっとG425MAXの印象が薄くなってしまいました。
まぁ、カーボンクラウンでもありませんし、チタンボディでもありませんし、可変ギミックが付いているわけでもないので当然の結果とも言えます。
ピンはハイブリッドの番手が17°まであるので、正直5Wって需要あんまりないんじゃないかなと思ってしまいます。ロフトを立てたハイブリッドの方がたぶん良いです。
おススメ度




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