渋野日向子選手も使用する信頼のギア
全英女子を制した渋野日向子選手だけでなく、比嘉真美子選手も使用しているG410LSTのフェアウェイウッド。
3番、14.5°のみのラインナップで、小ぶりなヘッド。
あまりピンらしくない気もしますが、ドライバーでG410LSTを使用、検討している方も多いと思いますので、詳しく解説したいと思います。
試打データ
ヘッドスピード | 51.1m/s |
平均キャリー | 249y |
平均トータル | 266y |
平均サイドスピン | 138rpmフェード |
平均バックスピン | 3684rpm |
平均打ち出し角 | -0.3° |
平均打ち上げ角 | 13.7° |
最大の高さ | 43y |
落下角度 | 46° |
左右ブレ | 3y |
シャフトは定番のピンツアー173-65S。
14.5°なので、他のフェアウェイウッドに比べて飛ぶかは不明です。
ですが、安定して250yくらいでキャリーするので印象は悪くありませんでした。
個人的にG410LSTのドライバーが嫌いなので懐疑的な気持ちで試打しました。
方向性はフェードで似ています。G410LST FWの方は、これに加えて抑えられた弾道とスピン量が素晴らしいです。
なんと、ブレ幅は横9y、縦8yでこれはかなり評価してあげたい要素です。
ビジュアルで見る弾道
弱いフェードで、かなりストレートに近いです。
高さは抑えられていて、FWで良く出る吹くような球は出ませんでした。
ただ、もともとFWは上がりにくいので苦手な人にとってはデメリットでしかない。
逆に、ドライバーで飛びすぎてしまう、または弾道が高すぎて風に弱く距離が出ないときなどに使うのにはうってつけでしょう。
ティショットで活躍しそうなフェアウェイウッドですね。
G410LST FWのルックス
G410LST FWはG410LSTのドライバー同様、黒いです。
他の二つのG410シリーズでは赤くなっている部分がブラックアウトされています。
構えてみるとこんな感じ。フェースが長く見える形状です。
小ぶりではありますが、小さいことよりも上から見た時の縦と横のバランスが特徴的なのが目につきました。
フェースはやや開くものの、ドライバーほどではありません。
ウェイトは4gの物が装着されています。
ちなみに、G410STDの3番ウッドには7gのウェイトが装着されていますので浅重心にして低弾道を狙ったことが分かります。
データチャート
3番ウッドに求められることは、低い弾道と直進性、飛距離だと思います。
その観点で言えば、飛距離も安定性もスピン性能も素晴らしい評価となるわけです。
現に、これなら3番ウッドを入れてもいいかなと思ったほどです。女子プロがこぞって使う理由がなんとなくですが、感覚的に分かった気がします。
ただし、球を上げるのは容易でないのFWが得意な人以外には難しいでしょう。
総評
G410LST FWは、メインで入れるかは分かりませんが、選択肢として有力なクラブだと感じます。
ピンのFWはスリーブで±1.5°変更できるので、もっと飛ばす仕様にしても良いですし、逆に寝かせてウッドを1本に絞ってもいいでしょう。
そんな可能性を感じさせる魅力的なクラブです。
おススメ度




コメント