二機種展開に
前作のエピックフラッシュでは、エピックフラッシュスター、エピックフラッシュ、エピックフラッシュサブゼロの3機種展開でしたが、2021年モデルではエピックMAXとエピックSPEEDの2種類でした。R&Aのリストを見てもこの二つとレディス仕様と思われるモデルしか確認していません。
しかも、前作であった可変スリーブのモデルは廃止され、全て接着タイプになりました。
というわけで今回は、エピックMAX FWの方をレビューしていきます。早速試打データから見ていきます。




試打データ
ヘッドスピード | 52.5m/s |
ボールスピード | 68.4m/s |
平均キャリー | 240y |
平均トータル | 255y |
平均サイドスピン | 538rpmドロー |
平均バックスピン | 3806rpm |
平均打ち出し角 | -2.9° |
平均打ち上げ角 | 17.1° |
最大の高さ | 50y |
落下角度 | 49° |
左右ブレ | -35y |
このクラスとしては、バックスピン量が少ないです。反発係数が高いとスピンは減りやすいですが、ウェイトポジションを考えるとちょっと不自然。
バックスピン量が少ないのは、エピックシリーズの伝統だったりしますのでまぁこんなものかなと。エピックSPEEDとの違いはサイドスピン量です。エピックMAX FWは適度なドロー弾道になります。
白い弾道がエピックMAX FWですが、やや最初に凹みが見られます。これは、おそらくシャフトが40Sだからだと思います。
弾道の高さ自体はほとんど同じでした。
エピックMAX FWのデザイン
エピックMAX FWの特徴は2つのウェイトです。最初に見た時、ソール前方にウェイトがあるので上級者向けモデルかと思っていました。
エピックMAX FWもSPEED同様、丸っこい形状。サイズはそこまで大きくありませんがヒール側にやや膨らみを感じるデザインです。
SPEEDに比べるとMAXの方はフックフェースにも見えますが、ほぼスクエアといって良いでしょう。
純正シャフトはディアマナコスメで40g台。ちょっと柔らかいのでたまにダフリますが、特別癖があるわけではありません。
ウェイト重量
前後にウェイトがあって、ターゲットからすると後方に重いウェイトを入れているのだと予想していました。
しかしよく見ると、前方に14g、後方に2gというまさかの組み合わせ。
これではスピンは当然低いですよね。逆に言えば、シャフトさえ変えてしまえばエピックMAX FWはハードヒッターが打てる仕様になり得るということでもあります。
形状的にも決して悪くないですから、方向性を見て選んでも面白いと思いました。
データチャート
チャートにするとどの項目も8点の評価という感じです。思ったよりも上級者やハードヒッターが打てる仕様であったのは打たないと分かりませんでしたし、ウェイトの調整で弾道の高さは自在に変えられるので可能性を感じるFWでした。
総評
ドローバイアスで飛距離を出せる人が多いFWではないでしょうか。
エピックSPEEDあってのエピックMAXという感じがします。飛距離性能はまぁまぁで、スピンが少ないため方向性が合えばハードヒッターにもおススメ出来ます。
おススメ度
US仕様だと25°の11Wまでラインナップされています。スピン少ないのでハイブリッドの代わりに入れてもいいかも。
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