超軽量シリーズのFW
エピックMAX FASTはキャロウェイの最軽量モデルで、今回特集するのはそのFWモデル。非常に面白い特徴を持っているので、是非とも打ってもらいたいFWです。
エピックMAX FWのデザイン
ウェイトの位置などはエピックMAXと同じですが、エピックMAX FASTはより明るいシルバーになりました。
ジェイルブレイクヴェロシティブレーズと書いてありますね。FWとHYにはこの楕円形のパーツが見られます。
フェース面も他のモデルより明るい配色になっています。
クラウンはカーボン。
構えた感じは普通のエピックMAXとなんら変わらないように思います。
気持ちフックフェース気味かな?というくらい。
シャフトは少し硬めで、軽い割にはヘッドが持ち堪えてくれる感触でした。正直、エピックMAX用のシャフトの方が柔らかく感じます。ヘッド重量が軽いだけの可能性もありますが。
試打データ
ヘッドスピード | 51.2m/s |
ボールスピード | 69.9m/s |
平均キャリー | 240y |
平均トータル | 254y |
平均サイドスピン | 461rpmドロー |
平均バックスピン | 4270rpm |
平均打ち出し角 | 0.1° |
平均打ち上げ角 | 16.7° |
最大の高さ | 52y |
落下角度 | 50° |
左右ブレ | -16y |
試打データを見る限りは特に面白みはないかなと思います。
平均キャリーで240y、サイドスピンは少し多めのドロー回転ですが、打ち出し角度はストレートなのでそこまで極端なものではありません。
そう考えると、ドライバーと同じような性格づけがされているように思います。
高さにばらつきがあるのが、エピックMAX FAST FWの大きな特徴です。これは後述しますが、諸刃の剣でメリットにもデメリットにもなり得るものです。
エピックMAX FAST FWのヘッド軌道
エピックMAX FAST FWに与えられた特性として一番感じるのはインパクト直前でフェースが上を向こうとすることです。
その代償に、写真ではわかりにくいかもしれませんが、EPICの文字あたりで着陸します。FWでは通常ほぼレベルブローでヒットする私ですが、極端なアッパーブローになってしまいます。
場合によっては、地面にヒットした瞬間に急激にフェースローテーションしてひっかけが出るかもしれません。ですから、確実にダウンブローで入れられないとミスします。
FWをうまく打てない人の中には、フェースが上に向かない人もいるのでそういった人にはベストマッチでしょうけど、そうでない人もたくさんいるので、ドライバーが良かったからといって流れでFWも、というのはおススメできません。
データチャート
軽量モデルは選ぶのが難しいです。正直、ドライバーからの繋がりで選ぶ人がほとんどでしょうから、そうなった時に先に述べたようなやや極端な動きをするので試打してから決めた方が良いと思います。
総合評価
見た目が同じでもエピックMAXとエピックMAX FASTでは性格がだいぶ違うものになっています。エピックMAX FASTシリーズとしての整合性は取れているので、同じエピックだからと言って、他のシリーズと混ぜないようにだけ気をつけてください。
おススメ度



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