昨年はツアー1勝ながら賞金総額1億円超えのランク5位で終え、今波に乗っている比嘉真美子プロ。
2019年の全米女子オープンでは、5位タイに入賞したりと好成績を残しています。やはり、海外で通用するのは安定してた飛距離と正確なショットが要因でしょう。
そんな比嘉プロのショットを支えるクラブセッティングをさっそく深読みしていきましょう。
比嘉真美子プロのクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト |
---|---|---|
1W | ピンG410Plus10.5° | ディアマナDF50(S) |
3W | ピンG410LST 14.5° | ピンツアー173-65(S) |
5W | ピンG410 17.5° | ピンツアー173-65(S) |
UT | ピンG410ハイブリッド22° | ピンツアー173-85(S) |
5I~PW | ピンi210 | N.S.PROプロトタイプ(R) |
AW、SW、LW | ピン・グライド2.0フォージド52°/56°/60° | N.S.PRO.950GH(R)/60° N.SPRO1050GH(R)/52°、56° |
パター | ピンヴォルト2.0 クレイジーH | 不明 |
昨年と比べるとウッド関係がニューモデルに一新されているくらいで大きな変更はなさそうです。
筆者の深読み
ドライバー
ドライバーは、ピンG410プラスです。

昨年のセッティングではG400LSTの10°でした。今年は9°になっています。
実は、シャフトも変更しています。昨年はピンツアーの65Sを使用していましたが、2019年のセッティングではディアマナDFの50Sを入れています。

ポイントとしては、重量でしょう。ピンツアーの重量よりもディアマナの50g台の方が軽く柔らかいです。
ロフトを9°に変更しているのもあるのでシャフトで少しスペックを落としたのでしょう。ただ、キックポイントはピンツアーと同じ中元なので、そこでバランスが取れているのだと思います。
ウッド


黒いのがLSTで、3番ウッドのみのラインナップです。
シャフトは昨年と同じピンツアーの65S。度数も同じですから、単に新しいモデルにしたということです。
ウッドのセッティング自体はややハードスペックです。比嘉真美子プロはかなり飛ばすのでこのくらいでも振れるのでしょう。
ハイブリッド

ハイブリッドも、ピンツアーのシャフトを組んでいます。所謂吊るしのスペックで、4番ユーティリティです。
アイアン
i210を5番からPWまで入れています。ヘッドは去年と同じですが、シャフトが950のRからプロトタイプのRになっています。
このプロトタイプが果たして950系なのか新たなモーダス(最軽量モデルとか?)なのかは不明ですが、シャフトだけ変えているのでたぶん950ベースだと思いますけど。
同じピン契約の鈴木愛プロと似たようなセッティングになっていますね。
※最新情報では、現在はブループリントを7番からPWまで入れていて、5番と6番にi500を使用しているようです。
i500はこちら。

ウェッジ
ウェッジはモデルも度数も変更してきました。
昨年使用していたのはグライド2.0ステルスというモデルだったのですが、2019年のセッティングにはグライドフォージドを入れています。
このようなデザインカスタムが可能なウェッジで、比嘉真美子プロもピンのキャラクターがプリントされたカスタムを使っています。
度数は、昨年の50°、54°、58°から二度ずつ寝かせた三本に。
ただ、ヘッド重量は全く同じものなので戦略変更のための度数選択でしょう。
パター
パターも新モデルに変更しています。
昨年はダブルワイドのピンタイプでしたが、2019年はマレットタイプにしています。ただ、シリーズとしてはVAULTなので、ヘッド重量が3タイプから選択できる仕様です。
比嘉真美子プロのセッティングは…
ハードスペックです。
ドライバーやアイアンのスペックは少し易しくなっていますが、それでも女子プロとしてはかなりヘッドスピードを必要とするセッティングだと感じました。
海外でも通用するショットの持ち主ですから、これからも国内外での活躍に期待ですね。

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