石川遼選手が宣伝していたので(笑)
コンプレッションインナーにも様々ありますが、飛距離が上がるインナーというのはあまりにも胡散臭いです。
石川遼選手をモデルに起用していて話題性があったので知っている方も多いと思います。
飛距離が上がると言われているアイテムはこれまでもありましたが、R&Aが公認しないというのは非常に興味深いと思いました。
発売当初から、飛距離のデータは知っていましたが信ぴょう性に欠けていたので軽く聞き流していました。
しかし、正式に競技での使用が禁止されるともなると試さずにはいられません。
ということで、いつも通りデータによって検証してみたいと思います。今回は上半身用だけ着用してデータ計測を行いました。
試打データ
黄色がインナー着用、緑がインナー無しです。
なんと、平均で1.5m/sもヘッドスピードの向上が確認できました。
飛距離はあまり変化なしですが、最大飛距離はキャリーで301yと着用していないデータに比べて3yの差があります。
データ的な特徴は、インナーを着用した方がフェード傾向が強くなったことです。
緑の一番下のデータはややバグっているので、52m/sくらいだと思いますが、それでも平均はあまり変わりません。
こんなになるとは思いませんでした…
使用クラブはM6にジアッタス6Sを装着したものです。
重量は約310gです。
サイズ感や着心地
コンプレッションインナーはそもそもピチピチのサイズ感で着るものですが、キャロウェイのコンプレッションインナーは普段のインナーのサイズよりもさらにキツイです。
私の場合、上半身はLサイズなのに対して着ることが出来たのはLL。
Lは首が絞まるかと思うくらい小さかったです(笑)
3Lまでサイズがありますので迷ったら大きめを購入することをおススメします。
着心地は全く良くありません。ただ、アドレスした時にしっくりくるのでスイングしている間は快適でした。
機能的なこと
スイングしているだけで「これは力が入れやすい」と実感できるくらいの性能があります。
今回打ったM6の重量帯ではほとんど出したことのない54m/s超えを連発したので機能面に嘘はないかと思います。
ただし、R&Aが言及したように飛距離を上げる“可能性がある”という言葉の意味には注意が必要です。
私の場合もヘッドスピードが上がったものの、飛距離は上がっていません。
最大値は飛距離もヘッドスピードも上がっているので、確実性はありませんが傾向はあるのですごいです。
私がこのキャロウェイのコンプレッションインナーを着用して最も優れていると感じたのは、スイングの再現性が上がることです。
スイング軌道が一定になりやすく、スイング強制用として非常に有用だと思います。
巨人の星の強制ギプスみたいな感じです(笑)
総評
これは買いです!!
飛距離が上がるどうこうではなく、スイングを作る上で効果を発揮するアイテムだと思います。
このコンプレッションインナーを買って、練習場で使用するのがおススメです。
筋肉の使い方を覚えられる反面、疲れやすいのでコースでの使用にはあまり向いていないと思います。
コースではもう少しマイルドな締め付け具合のインナーを着た方がパフォーマンスが上がるでしょう。
私も何着か買おうと思います。
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