ベンタスのハイブリッド
ベンタスブルーHBは、一番最初に出たハイブリッド用のベンタスです。
テンセイもそうですが、ドライバーの人気モデルの派生ハイブリッド用シャフトは完成度が高いモデルが多いです。ツアーAD DIハイブリッド、スピーダーTRハイブリッド、テンセイプロシリーズハイブリッドなどなど。
今回はベンタスブルーハイブリッドを実際に購入して試打評価していきます。
ベンタスブルーHBのコンセプトとスペック
ベンタスブルーHBは60g台R2から10Xまでラインナップしています。
ベンタスブルーHBはどの重量帯でもトルクは大きくないのでベンタスユーザー向けに作っているのが分かります。7S以上は低スピンになっているみたいです。
試打データ
ヘッドスピード | 50.2m/s |
ボールスピード | 65.4m/s |
平均キャリー | 214y |
平均トータル | 226y |
平均サイドスピン | 2rpm両方 |
平均バックスピン | 4999rpm |
平均打ち出し角 | 2.7° |
平均打ち上げ角 | 19.6° |
最大の高さ | 53y |
落下角度 | 52° |
左右ブレ | 10y |
ロフト24°なので、いつも見ている22°付近のハイブリッドの試打データよりはスピンが多いです。同じ日に計測したベンタスブラックHBよりはスピン量が多いです。
ベンタスブルーHBはフェード感が強かったです。最初は右にしか飛ばなかったので右に集めました。飛距離的にはあまり出ませんが安定性が高いので悪くないと思います。
ドローだと平均で4600rpmくらいです。使った人工芝がかなり短いのでスピンは多めに出ていると思います。ドローと言ってもこのくらいなのでベンタスブルー感はしっかりと演出されていると思います。
キャリーはドローだと220yを超えることも可能で、フェードだと210y前後。安定させて実戦向けに作るならフェードがおススメです。
ベンタスブルーHBの振動数
ベンタスブルーHB8Sの振動数は283cpmでした。べらぼうに硬いわけでもないので万人受けしそうです。
私が使っているデラマックス03UTが277cpmなのでそれと同程度。
ベンタスブルーHBのセッティング
先述の通りベンタスブルーHBはフェード向きだと考えています。
フレックスを硬くすればドローしやすくするかもしれませんが、Sフレックスで比較すると、ドライバー用のベンタスブルー同様HBもマイルドなフェード。
ヘッド自体は多少捕まるモデルでもフェードさせられると思いますので、左を防ぐセッティングにも使える汎用性。DIやTRよりもウッドっぽい仕上がりのハイブリッドになるのでその辺りも魅力かもしれません。
データチャート
安定性が高いタイプのシャフトだと思います。これだけ安定するなら、20°よりも立っているハイブリッドでティショット用に作ってみても面白いかもしれません。
総合評価
今ベンタスブルーやベンタスTRブルーを使っているのであれば、ハイブリッドにベンタスブルーHBを入れるのもアリかもしれませんね。フレックスは揃えてください。
もちろん単品としての価値もあると思いますが、入手難易度を考えるとテンセイやDI、TRの方が選択肢としては有力かなと思います。
おススメ度 (4.5 / 5)
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