スポンサーリンク
300y飛ばせる飛距離アップメニュー
私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

ツアーAD UB試打評価|松山選手もテストしたハードスペックなシャフト

シャフト試打
スポンサーリンク

松山選手もテスト

ツアーADの新作UBは、松山英樹選手がテストしていたシャフトで、コスメは青系。今年の大手のシャフトはディアマナ以外青系になったので、ちょっとややこしいですね。

メーカーホームページではツアーAD XCと近いエリアに位置するハードな仕様ということが分かりますし、前作HDがしっかりドローを打てるモデルだったので、順当に行けばハードヒッター向けモデルになることも容易に予想できます。

聞き飽きるほどの「高慣性モーメント対応」シャフトな訳ですが、それはどういう意味なのかを私なりに分析していきたいと思います。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

ツアーAD UBのデザイン

水色のコスメで、字体は特に変更なしかな?

ツアーAD UBのこの黒と青の配色は、どこか懐かしいですね。昔のPTのコスメに似ていますね。

ペターっとしたデザインだからか少し太く見えます。

先端はグレーになっています。そこまで派手でもありませんが、緑の上だと意外とコントラストがつきます。

試打データ

ヘッドスピード54.0m/s
ボールスピード75.9m/s
平均キャリー300y
平均トータル323y
平均サイドスピン145rpmフェード
平均バックスピン2367rpm
平均打ち出し角-6.2°
平均打ち上げ角14.1°
最大の高さ44y
落下角度42°
左右ブレ-25y

今回は、何種類かのヘッドで試打計測を行ったのですが、一番良かったのがエピックフラッシュサブゼロでした。ツアーAD UBに現行のエピックスピードの組み合わせはかなりばらつくので、ニュートラルだったり味付けの薄いヘッドとは組み合わせない方が無難かもしれませんね。

最高飛距離はキャリーで317yと素晴らしいものでしたが、再現性は皆無。ここまでばらつくシャフトはなかなか見ません。一番特性を知っているエピックフラッシュサブゼロでこれですから、どうしようもありませんでした。

バックスピン量は、平均的に低かったです。これはどのヘッドでも同じだったので確実。メーカー公表値通りな試打データです。

ツアーAD UBの弾道はかなり低く、確かにXC並み。落下角度が45°を下回るシャフトはかなりレアなので、弾道を低くしたいという需要にはマッチしそう。

フェード系の弾道になりやすくて、それでも低スピンなのが最大のポイントだと思います。これなら、フェードで飛ばせるセッティングはできそう

ツアーAD UB6S×ローグST MAX LSドライバー9°

ヘッドスピード54.4m/s
ボールスピード76.4m/s
平均キャリー313y
平均トータル338y
平均サイドスピン126rpmストレート
平均バックスピン2013rpm
平均打ち出し角-2.1°
平均打ち上げ角15.1°
最大の高さ45y
落下角度41°
左右ブレ-23y

結論から言うと、ツアーAD UBとローグST MAX LSドライバーはかなり相性が良い組み合わせだと思います。

弾道は全て小さいドロー回転で、ストレートに近いです。これは本当に完璧なセッティングです。平均キャリーも313yと優秀な上に、バックスピン量は黄金の値である2000rpmに限りなく近いです。最高飛距離はキャリー316y、トータル348yでした。

ベンタスブラックほどではありませんが、UBもなかなか低い弾道になりました。そして何より安定感があったのがこの組み合わせの最大の利点。

ツアーAD UBの振り心地

ツアーAD UBを試打してまず感じるのは、中間の硬さでした。先端剛性が高いことは確かに感じますが、そこまでもっさりしている訳ではないので不快感は少なめ。

ただし、エピフラサブゼロのヘッドであの初速となると、イマイチしなり戻りは働いていないなという印象です。先端剛性が高いモデルの中でも、ボロンチップのテンセイCKプロホワイトや、ベンタスブラックなどのモデルは初速性能があまり高くない傾向にあります。その代わりスピン量を減らして飛距離を担保しているわけですが、合う合わない(飛ぶ飛ばない)が明確に分かれます。

ツアーAD UBに合うヘッド

先ほど述べた通り、ニュートラルゾーンはただ暴れるセッティングになるので、お勧めしません。なおかつ、ツアーAD UBの特性自体がフェード系なので合うヘッドは右のエリアかと思います。

私の考えでは、捕まるヘッドに捕まらないシャフトで叩くのが一番飛ぶのですが、ツアーAD UBは違います。ドロー系のヘッドと組み合わせると、それはそれで引っ掛けるのでやめた方が良いです。フェードしても低スピンのままですから、そこは安心して組んであげると良いかと思います。

ツアーAD UBのイマイチなところ

性能面で言えば、安定性に欠けるのがツアーAD UBの最大のデメリット

さらに細かいことを言うと、コントロールも出来ません。これはヘッド軌道が物語っています。ツアーAD UBはアウトサイドイン軌道でしかインパクト出来ません

要因はやや硬めの剛性感、特に中間のハリです。

これにより私としては過去最大級の角度で侵入しています。ですから、ドローセッティングを考えるのは非常に難しいかなと思います。UBより右に飛ぶXCの方がドローは作れます。

データチャート

ツアーAD UBの褒められる点は飛距離くらいでしょう。その飛距離もコースで実を伴うかと言われれば否です。

あまりにも安定感に劣り、それでいてコントロールも出来ないので需要はありません。フェードならXCで良いですし、ドローならHDがあります。

総合評価

ハードヒッター向けとして作ったのだと思いますが、万人うけはしないかなと思います。絶対にフェード系で弾道を作る必要がありますし、インサイドアウトの軌道で打っている人はヒールヒットしてフックするか、ダフります。

最近は飛距離性能の高いシャフトが多いので、わざわざUBを選ぶ理由は特にありません。

おススメ度

デラマックス020D(赤デラ)&07D(青デラ)試打評価|剛と柔が見事に融合した飛びのシャフト
釣竿メーカー発のシャフト ゴルフのカーボンシャフトはその素材や製法が釣竿に酷似していることはすでに知られているでしょう。今回紹介するデラマックスも、元々釣竿を製造しているオリムピック社を発端とするゴルフシャフトブランドで、釣竿特有の軽くて強...
スピーダー(SPEEDER)NX試打評価|最高のスピーダーシリーズの始まりです!SPEEDER NX
スピーダーNXの試打評価です。エボリューションシリーズが終わり、新たなシリーズとなったスピーダーNX。USフジクラのようなデザインと、しっかりとした振り心地が魅力的。スピーダーNXはまた市場を席巻するのか!
ディアマナPD試打評価|平均キャリー300y超えの爆跳び新生ディアマナ!
ディアマナの2021年モデル、ディアマナPDの試打評価です。平均キャリー300y超えの飛距離性能を誇るディアマナPDがどんな特徴を持っていてどんなひとに合うのかなどを解説しています。
ベンタスレッド試打評価|ミケルソンやアダム・スコットが使用するベンタスの飛ばし屋|VENTUS RED
ベンタスレッドの試打評価です。低スピンでドローバイアスのベンタスシリーズ唯一の先調子のモデル。ベンタスシリーズはUSフジクラのハードヒッター向けモデルが多いですが、ベンタスレッドは他のベンタスシリーズとどんな違いがあるのかを評価します。
ベンタスブルー試打評価|ベンタスブルーとベストマッチのヘッドも考察!
ベンタスブルーの試打&評価です。先端剛性の高さと、トルクの少なさ故のスピン量の最適化により、キャリー300y超えを複数回記録しました。打てる人はあまり多くないハードなシャフトではありますが、ハードヒッターにはおススメです。
ベンタスブラック/VENTUS BLACK試打評価|ベンタスブラックが評価される理由は?
フジクラベンタスブラック試打評価です。US逆輸入のフジクラベンタスシリーズの最高スペック、ベンタスブラックです。マキロイ、ミケルソン、DJがこぞって使うベンタスブラックの魅力とは。
Kai'li(カイリ)ホワイト試打評価|テンセイを超える?シャウフェレが使うUSミツビシ出身モデル
ミツビシKαi'li(カイリ)ホワイト試打評価です。USミツビシの新作で2万円以下で買えるにもかかわらず、超高性能で良い素材も使っているシャフト。シャウフェレもシフトしたカイリホワイトはテンセイを超える完成度になるのか?
ギアノートの全てがこれで分かる
300yヒッターのギアノートはこれを作るためにあると言っても過言ではありません。ドライバーヘッド、シャフトを同じ指標で一気見することでより理解が深まるだけでなく、シャフト選び、ヘッド選び、セッティング考察全てにおいて私と同じレベルに到達することが可能です。私はこのコンテンツを生涯をかけて更新し続けます。
300yキャリーする短尺ドライバーの作り方
”誰でも簡単に”短尺ドライバーが作れることをコンセプトに、作成しました!2年間にわたる短尺の研究の成果から、圧倒的な安定感と飛距離性能の両立を実現できる短尺ドライバーのレシピを解説します。
中古クラブを串刺し検索!
あらゆる中古クラブECを一気に検索できる「Turf Mate」。複数のECサイトで毎回異なる条件設定に苦労するのはもう終わりです。”Turf Mate”は中古クラブ選びの強い味方です。
カテゴリー
シャフト試打
スポンサーリンク
リキをフォローする
300yヒッターのギアノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました