ツアーAD XC試打&評価|BBの後継モデルで、低スピンのパワーフェード専用シャフト

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異端の中元調子

グラファイトデザインのツアーADシリーズはほとんど中調子でありながら、様々な特性のシャフトを製造していることで定評があります。

 

しかし、M9003やクアトロテックなど中調子以外のモデルをいまだに製造しているのも事実です。

 

2019年モデルのツアーAD XCは中元調子で、異彩を放っています。

 

XC6Sのスペックは以下の通り。

重量64g
トルク3.2
キックポイント中元

 

いつもどおり、トルクは3.2と低め。

 

デザインは黒のつや消しですが、かっこ悪くて驚きです。つや消しの黒はカッコ悪くする方が難しい。

 

デザインのことを言い出すと止まらないのでこの辺で試打データを見ることにします。

 

試打データ

XC6X × エピックフラッシュサブゼロ9.0°

なんというか文字がダサい。(そろそろやめます)

 

ヘッドスピード52.4m/s
平均キャリー295y
平均トータル320y
平均サイドスピン238rpmフェード
平均バックスピン2213rpm
平均打ち出し角-2.5°
平均打ち上げ角12.7°
左右ブレ1y

ヘッドがサブゼロなので、やたら飛んでいますが、驚くべきはその弾道。

 

サイドスピンは300rpm前後で安定したフェードです。フェードでキャリーが295yをコンスタントにマークしているのは初めてです。

 

以前私が気に入って使っていたツアーADのBBに似た球筋でした。

 

打ち出しが左なのは、おそらく剛性感からくるものだと思います。この辺りは後述します。

 

さらに、バックスピン量はフェードのわりに少ないように思います。私自身は基本的にドローヒッターで、シャフトに合わせてフェードも打ちますが、どちらかというと苦手です。

 

しかし、このXCはフェードでも低いスピンレートなので、フェードで心配な吹き上がりは起こりにくいと思われます。

 

XC7S × エピックフラッシュサブゼロ9.0°

ヘッドスピード51.9m/s
平均キャリー290y
平均トータル313y
平均サイドスピン169rpmドロー
平均バックスピン2511rpm
平均打ち出し角-3.7°
平均打ち上げ角11.3°
左右ブレ-31y

5S、6X、7Sを試打しました。

 

5Sは柔らかすぎて全く振りこなせなかったので、今回は6Xからで勘弁してください。

 

XC7Sともなるとスペックも中々の物で、硬いです。

重量73g
トルク3.0
キックポイント中元

 

トルクは3.0とさらに低くなって、特に中間剛性の高さを感じます。

 

60g台までは捕まりが弱かったのですが、70g台になると突然しなりが少なくなり棒球になりました。

 

バックスピンが増えたのも不思議です。

 

フェード専用で組むならば、重量の設定には注意が必要だと思いました。これはスイングタイプやヘッドスピードによるので、試打して確かめてみてください。

 

私の場合はXC6Xまではフェードで、XC7Sだと棒球からドロー。

 

方向性の違いはあれど、両者に共通していることも多々あります。

 

まずはミート率の高さ。初速が出やすいのはヘッドの特性でもあるのですが、振り心地として当たってる感が強いです。

 

実際に1.43~1.45の高いミート率を推移しているので、再現性の高さは文句なし。

 

ビジュアルで見る弾道

XC6X × エピックフラッシュサブゼロ9.0°

一球だけ少し高い弾道が確認できますが、それ以外は強いフェード。

 

最大の高さは37yでした。

 

打ち上げ角はカスタムとしては普通くらいですが、底から直線的に伸びるだけで吹きません。

 

XC7S × エピックフラッシュサブゼロ9.0°

打ち上げ角は、XC6Xよりもさらに一度低く、かなりの低空飛行。

 

弾道は非常に再現性の高いそろったものです。

 

これだけ左に飛ぶと、OBが怪しくなってくるので、スリーブでフラットセッティングが選べるものと組み合わせて出来る限りストレートに近い打ち出しを目指しましょう。

 

個人的に、1.5°付近の弱い左への打ち出し角が最も効率よく飛距離が出せるフェードなので、計測器を使用しながら調整しましょう。

最大の高さは、36yとXC6Xからさらに1y低くなりました。

 

振り心地

序盤で書いた通り、XCシリーズはBBの後継モデルという位置づけなので、硬いです。

 

硬さの種類としては、二次元(捻じれ)も三次元(単純振動)も少ないパリパリのシャフトです。

 

中元調子や元調子にも様々ありますが、XCシリーズは捕まらない低弾道という特性を持ちます。

 

叩いていける上に、ダウンブローでもスピンロスしにくく、問題なく飛びます。

 

ただし、ハードなシャフトなのでヘッドスピードに対して重量は一つ落とした方が無難です。私の場合は、通常のカスタムで70g台ですが60g台が最もフィットしました。

 

ヘッドとの相性

XCシリーズは、あまりオールマイティでは無いでしょう。

 

RMX120/220やJGRとの組み合わせでも打ちましたが、捕まるヘッドと組むとピーキーになりやすいです。つまりばらつきが大きくなるということです。

 

ですから、出来る限り捕まらないヘッドと組んで、思いっ切り叩くというスタイルが使いやすいでしょう。

 

こういったスイングスタイルでない場合はあまりフィットしないのでおススメできません。

 

今回試打したエピックフラッシュサブゼロとの組み合わせは割と良く、フェードでの最高飛距離も記録しました。

 

個人的にはこの辺りのヘッドが合いそうに思います。

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また、そもそもバックスピンが少なく打ち上げ角も低いので低弾道のヘッドとの組み合わせにも注意してください。

 

ハードにし過ぎて上がらなくなったら、短尺にしてダウンブローを誘発するか、調整機能を使ってロフトやライ角をいじってください。

 

データチャート

打つ人を選びますが、性能は高いです。

 

特にスピン量が秀逸で、フェードで吹かない稀有なスペックです。

 

ただし、打ち出し角を制御するのが困難なので、フェースがオープンになるスリーブかもともとオープンフェースのヘッドがほしいところ。

 

我こそはというパワーフェーダーにおススメします。

 

総評

XCシリーズはヘッドとの相性で性格がかなり変わるので、実際に試打してみないと分からないと思います。

 

見た目のダサさはいただけませんが、性能優先なら目を瞑れます。

 

現在BBシリーズを使用している方や、安定したフェードを求める方におススメしたいです。

 

おススメ度

 

 

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