棒球打ちたきゃIZ!!
癖のないツアーADシリーズの中でも、IZはまったくといっていいほど癖はなく非常に分かりやすいシャフトです。
メーカーのカタログでもこのポジションなので、弾道は”ツアーADの中では”普通くらい、純正シャフトと比べれば全然低いと思ってください。
さっそくレビューしていきましょう。今回はTS3の9.5°のヘッドに装着して試打しました。
試打データ
ヘッドスピード | 52.5m/s |
平均キャリー | 284y |
平均トータル | 317y |
平均サイドスピン | 26rpmストレート |
平均バックスピン | 1794rpm |
平均打ち出し角 | -1.0 |
平均打ち上げ角 | 12.2 |
左右ブレ | -7y |
驚くほどストレートボールが出ました。3球のデータは12rpm、14rpm、54rpmで全てドロー。
また、バックスピンも平均的に2000rmを切っていて、非常に強い弾道です。また、打ち上げ角は12.2°とやや小さめですが初速があるのでギリギリ滞空時間を保てたのかと思います。
最大距離がキャリーで296y、トータル328yですので飛距離もかなり優秀です。
ツアーAD入門
カスタムシャフトを初めて組む方はどんなシャフトが良いのか迷うと思います。
私は、硬さになれるためにスピーダーシリーズをおススメします。ですが、それに慣れてくるともっとしなり戻りの遅いシャフトを打ちたくなってくると思います。
そんな、はじめてハードスペックに挑戦したい方にはツアーAD IZをおススメします。
本当に癖のないシャフトなので、ヘッドをコントロールする感覚を養うことが出来ると思います。さすがにトルク3.2は硬いのでヘッドスピードは45m/sは必要ですが。
ヘッドを選ばないシャフト
ツアーAD IZは癖のないシャフトなのでどんなヘッドにもフィットすると思います。
このあたりはジアッタスに似ています。違いは硬さとバックスピンの少なさ。
カスタムを組むうえで、ヘッドとの相性は案外重要です。それは、シャフトの方向性の特性とヘッドの方向性の特性がけんかしてしまうかもしれないからです。
グラファイトデザイン社はカタログに載っているモデルなら製造しているので、けっこう古いモデルも入手可能です。
データチャート
ツアーADユーザーとしても、久しぶりに打ってみると改めて良いシャフトだと思い知らされます。
ジアッタスを高評価したので、もちろんIZも超高評価。ハードヒッターなら全員におススメ出来ます。
総評
ツアープロで使用している人をあまり見かけないので、なんとなく注目されにくいシャフトではありますが、性能は非常に高いです。
アマチュアでも十分振りこなせる走り感と、癖のないしなりは万人受けしそうです。
おススメ度



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