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ツアーAD HD試打評価&レビュー|この安定感、高慣性モーメントのシャフトか?!(笑)

シャフト試打
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白でかぶった

三大大手のシャフトは毎年夏に新発売されますが、カラーリングが被ることは中々ありません。

ショップで「あの白いやつ」って言われて困る店員が目に浮かびます。今作のツアーAD HDは順番的に言えば、VRのような捕まりの良いシャフトだと予想されます。

ネーミング的にはどうなのかなって思いますけどね。さっそく試打データを見ていきます。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

ヘッドスピード54.2m/s
ボールスピード76.9m/s
平均キャリー294y
平均トータル313y
平均サイドスピン347rpmドロー
平均バックスピン2829rpm
平均打ち出し角-0.7°
平均打ち上げ角15.0°
最大の高さ52y
落下角度47°
左右ブレ-25y

今回の試打では、テーラーメイドSiMのヘッドにツアーAD HD6Sを装着しました。

それを鑑みて、飛距離性能は高くは無いかなと思います。最大飛距離がキャリー297yで、トータル313yです。

 

サイドスピンは少しドロー、非常に安定して329rpm~383rpmに収まっていますし、打ち出し角も-1.2°~-0.2°と狭い範囲に入っているのがかなり好印象。

 

SiMの打ち出し角を考慮すると、ツアーAD HDのシャフト自体はやや捕まりは弱いということになるでしょうか。でもSiMでフェードになるほどでは無いのでかなりマイルドな仕様だと思います。

 

バックスピン量は最大距離の際に2596rpmでした。平均はこれよりもやや多いですが、シャフト特性は中弾道と言えそうです。打ち上げ角も普通、スピン量も普通、ドロー具合もSiMのヘッドにしては穏やかです。

 

癖は少ないので色々なヘッドに合わせられそうな感じは満載。結構評価していますよ!

ビジュアルで見る弾道

この安定感中々ありませんよ。ほとんど球数も打たずにこれだけの安定感があります。

ズレ幅は、縦7y、横3yです。アイアンでもここまでの安定感を出せるものはほとんどありません。

若干凹みが見られます。このあたりは後述。

デザイン

ツアーAD HDは白いコスメに青い文字がプリントされています。

構えると、ほぼ真っ白なシャフトという感じ。

ツアーAD HDのカラーはSiMのヘッドの白い部分から繋がっているように見えるほどマッチしています。

他社製品との比較

このマトリックス図で言うとツアーAD HDはアッタス11の右下、スピーダーエボⅣの左上でZFよりは右です。癖の少ない素性の良いシャフトと言えそうです。

振り心地とシャフト特性

ツアーADシリーズの中で、HDは柔らかい部類に入ると思います。ツアーADのあのシャキッとした振り心地は希薄です。

 

一方で、ねじれはそこまで大きくなくて、トルクは3.1。切り返しは素早くフェースが返ってくるのが手に伝わってきますが、そこから一気に減速してゆっくりインパクトに侵入します。これこそがツアーAD HDの魅力だと思います。

 

切り返しのフェースの動きを感じ取れれば、ドローもフェードも打てそうな雰囲気はありました。少し重いスペックにすればフェードセッティングも作れるでしょう。

合うヘッド

どんなヘッドでも合うと思いますが、特に相性の良いヘッドを考えてみることにします。

 

基本的なコンセプトは「高慣性モーメントに合う」先端剛性と中間剛性を高めたシャフトということらしいです。これってどういう意味なんでしょうか。高慣性モーメントのヘッドは、フェースの開閉が緩やかに起こるヘッドだと理解していますが、これに合わせるとはどういうことなのか。

 

つまりですね、高慣性モーメントヘッドって、まぁそんなにシャフトを選ばないというのが私の考えです。しいて言うなら、ヘッドを勝手に動かそうとしないものが合うと思います。

 

そういうシャフトって、多いんですよ(笑)

だから何を言ってるのかなぁって思うわけですね。

 

シャフトをあまり選ばないヘッドに合わせて作ったこのツアーAD HDは、当然ヘッドを選ばないシャフトに仕上がっているということです。褒めてますよ。

この中で言えば、ハードヒッターならM6より左下のエリアであれば何でもオッケーです。フェードで作るならTS2より右のモデルがおススメです。

データチャート

安定性は文句なしの満点と評価したいです。ややバックスピン量が多いためハードヒッター向けかと言われると微妙なところですが、トルクが少ないので多分気付いていないだけで、ヘッドスピードがあっても安定しているのだと思います。

総評

2020年モデルの大手のシャフトは、ディアマナTBがお気に入りですが、ツアーAD HDも良いです。

基本的にニュートラルなシャフトは多くの人におススメ出来るので評価が高くなりやすいですが、HDはこれまでのシャフトの中でも特に安定性のあるシャフトなのでかなり好印象。

 

40g台からありますから、”ちょっと捕まって安定させたい人”は全員買いましょう。

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