松山英樹選手がDIに替えて導入していて話題となったシャフトです。
全英オープンではまたDIに戻しているようですが、松山選手が使うということでなんとなくハードなイメージに思うかもしれません。
TのBBよりも低弾道という判定です。
まぁ、個人的にはこの表はあくまで”参考”としてしか考えていませんので、TPやMTはもう少し捕まるポジションではないかと思います。
6Sのスペックはこんなかんじです。ツアーADシリーズは概ね似たようなスペックですが、GPはトルクが3.1と最も小さい部類に入ります。
重量 | 66g |
トルク | 3.1 |
キックポイント | 中 |
それでは試打データを見ていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 52.8m/s |
平均キャリー | 282y |
平均トータル | 303y |
平均サイドスピン | 212rpm |
平均バックスピン | 2529rpm |
平均打ち出し角 | -2.3 |
平均打ち上げ角 | 15.1° |
左右ブレ | 0y |
最大飛距離はキャリーで287y。トータル310yでした。
トルクがここまで小さいとヘッドスピードが高い数字になります。
しかし、ミート率は低く初速が伸び悩みました。また、打ち上げ角は15.1°であまり低弾道とは言えないと思います。
バックスピンは平均2500rpmほどで、ボリュームゾーンは2700rpm付近。こちらも決して低弾道系と言えそうにありません。
方向性は、サイドスピンが示すように弱いフェード系。
打ち出し角が左に出やすいので曲がり幅は少ないです。ほとんど左右20y以内に収まるような穏やかな挙動です。
GPがフィットする人
まずは、硬めのシャフトが好きな人。
メーカーサイトによると先端と手元の剛性を上げているとのことですが、振っている感触としては先端剛性の高さを強く感じます。
イメージ的には、テンセイCKプロオレンジをさらに硬くしたようなシャフトです。

捕まえるのは至難の業ですが、かといってスライスが出るというわけではありません。
方向性は表通りほぼストレートなのかもしれませんね。ストレートからやや右と思ってください。
ですから、フックが強めの方向けだと思います。高さに関してはあまり気にしないで大丈夫だと思います。
データチャート
全て無難な評価ではありますが、それだけ癖のないシャフトだということだと思います。
特に優れている点は特にありませんが、様々なヘッドとも合いますしヘッドスピードが上がるのでカスタムの硬いシャフトのわりには易しいと感じます。
ゼクシオに組み合わせたものを打ったこともあるのですが、やはりヘッドスピードが出やすかったです。
総評
硬めのシャフトが好みの方は是非試打してみると良いでしょう。
以前ヤマハのフィッティングを受けた際にも試打したシャフトで、そこまで難易度は高くないので60g台までなら打てる人も多いと思います。

おススメ度
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