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テンセイCKプロレッド試打評価|角度とスピンのバランスが完璧すぎる隠れた名器

シャフト試打

USモデルの赤系

テンセイCKプロシリーズは国内ではオレンジのみが販売されましたが、本国アメリカではレッド、ブルー、ホワイトがあります。特にブルーはフランチェスコ・モリナリ選手や一時期ブルックス・ケプカ選手も使用していたことで知られています。

一方今回紹介するテンセイCKプロレッドはあまり使っている噂も聞きませんし有名ではありません。ベンタスシリーズ同様に、レッドは中スピン中弾道というコンセプトでプロには使われないからだとは思いますが、プロが使わないシャフトがアマチュアにとって無価値というわけではありません。

今回は私がテンセイCKプロレッドを実際に購入して試打しましたのでそれを元に評価していきます。

テンセイCKプロレッド試打評価|大絶賛の角度設計が光る隠れた名器!
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テンセイCKプロレッドのデザイン

テンセイCKプロレッドのデザインはオレンジやホワイトの色違いです。

手元はカーボンケブラーなので網網感強いです。

先端にボロンチップと書かれています。これはテンセイCKプロホワイトやブルーと同じです。

赤と言ってもそんなに派手な赤ではないので色を気にする人にも良いでしょう。

なので、構えても地味です。

テンセイCKプロレッドのコンセプト

テンセイCKプロシリーズレッドはシリーズ内の位置付けとしては、ブルーに近いです。

違いは先端剛性が若干高くテンセイCKプロホワイトとほとんど同じです。一方で中間剛性は低めなので癖がなさそうですね。

 

テンセイCKプロレッドのスペックは60Rからなので決して多くはありません。重量は重めでトルクが大きいのでいかにもUS仕様のシャフトという印象を受けます。

試打データ

ヘッドスピード54.1m/s
ボールスピード74.0m/s
平均キャリー306y
平均トータル332y
平均サイドスピン68rpmストレート
平均バックスピン1841rpm
平均打ち出し角-2.2°
平均打ち上げ角15.9°
最大の高さ43y
落下角度40°
左右ブレ-18y

今回のテンセイCKプロレッドの試打データはエピックフラッシュサブゼロに装着して計測をしました。

結果から言うと素晴らしいです。初速こそ出ませんでしたが、スピンと角度のバランスが完璧と言えます。スピン量は思ったよりも低く弾道も決してコンセプト通りの中高弾道ではありません。

平均バックスピンが1800rpm程度とかなり低い値で、これはホワイトに匹敵する低スピンでした。しかも方向性は適度に捕まる絶妙なもの。

弾道も安定して揃っています。私がテンセイCKプロレッドを特に評価しているのは打ち上げ角度が高いことにあります。エピックフラッシュサブゼロは決して高打ち出しではないのでこの低スピンと組み合わさると鬼に金棒。

それこそがテンセイCKプロレッド唯一無二な特徴であり私が最も評価している点です。

Mitsubishi TENSEI CK Pro Series Wood Shafts
product

テンセイCKプロレッドの振り心地

テンセイCKプロレッドの振り心地はしなやかです。オレンジのようにパツンパツンではありませんし、ホワイトのようなもったり感、重さは感じません。

比較的軽快に動いてくれる割には引っ掛けにくいです。テンセイCKプロレッドの方向性としては確実にドロー傾向を示してくれるものの、極端ではなくストレートに近いのでかなり扱いやすい部類に入ります。こうしてテンセイシリーズを打ってみると、なぜ癖の強いオレンジのみを展開したのかが理解に苦しみます。

テンセイCKプロレッドの振動数

テンセイCKプロレッド6Sの振動数は262cpmです。

テンセイシリーズの中では中間的な数値です。

他社製品と比較して

テンセイCKプロレッドはマトリックスチャートで言えばツアーAD IZのほんの少し左下あたり、極めてストレートに近い位置にあると考えています。

↓マトリックスチャートの完全版はこちら↓

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おそらくどのヘッドとも相性が良いと思いますが、センターからやや右の範囲にあるモデルが良さそうです。スピン量は最低ラインでなければドロップすることはないでしょう。

データチャート

飛距離は間違いなく最高評価ですし、安定性も抜群に良いです。しかもスピン量はかなり良いバランスを保っていて打ち上げ角度も高いので飛距離が出しやすい部類に入ると思います。テンセイCKプロレッドは、シリーズ内でも癖が少なく扱いやすいと感じました。一方で優しいシャフトではないのでそこだけはご注意を。

総合評価

テンセイCKプロレッドはかなりお気に入りのシャフトに認定です。

私が過去に使用していたテンセイCKプロホワイトは飛ばしやすくはなかったですし、オレンジも捕まりすぎることもあるので一癖あります。現状国内ではCKシリーズの後継にあたる1Kシリーズがオレンジとホワイトを展開していますが、レッドも出るなら楽しみです。

テンセイCKプロレッドはちょっと振れるアマチュアにぴったりなシャフトだと思いました。ただ、ちょっと高いのがネックですね。

おススメ度

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