スチールシャフトの硬さはバラバラ
アイアン用のシャフトはスチールとカーボンに二分されていています。しかし、スチールシャフトを使用している人が多いにもかかわらず、よく分かって使っている人、選んでいる人はほとんどいないのが事実。
40年前とは違って、スチールシャフトは何十種類もあります。
ゴルフ歴が長い人ほどスチールシャフトをよく知らないのは仕方がありません。今回は、振動数という一つの指標だけで比較を行います。一般的に振動数は硬さの指標であることは知られていますが、シャフトの硬さは振動数だけでなくセンターフレックスやトルクなどもあるので、ただの一つの要素に過ぎません。
ただ、最も感じやすい指標でもあるので、この記事で硬さを比較していただければと思います。
モーダスシリーズ
モーダス105
モーダス105Rは318cpmでした。
Rとしては、普通くらいです。
モーダス105Sは333cpmです。
モーダス105Xの振動数は346cpmなので、重量に対しては結構硬め。
モーダス120
モーダス120は比較的しなやかなシャフトです。120Rで312cpmなので、モーダス105Rよりも柔らかいですね。
モーダス120Sはモーダス105Rに近い319cpmでした。
モーダス120Xで332cpmなので、モーダス105と1フレックス違いの振動数になっています。
最も硬いモーダス120TXで345cpmです。
モーダス120シリーズはRとSの振動数が近いですが、それ以外は13cpmずつフローしていました。
モーダス125 システム3
モーダス125はモーダスの中で最もハードな仕様のシャフトです。Rフレックスでも329cpmあります。
モーダス125Sでモーダス105Xとほぼ同じ344cpmです。
モーダス125XはダイナミックゴールドのX100と全くおなじ振動数でした。
モーダス130
モーダス130Xは375cpmと非常に硬いです。中間剛性が高いシャフト特有の振動数の高さですね。他のフレックスについては少々お待ちください。
N.S.PROシリーズ
N.S.PRO1050
結構ハードな振動数だったりします。1050Xはモーダス105Xと同じくらいの振動数です。
N.S.PRO1150ツアー
1150は「ツアー」という名前がついています。中間にややハリがあるので、振動数的にも硬いです。モーダス125Xと似たような感じです。
トゥルーテンパー
ダイナミックゴールド
ダイナミックゴールドX100は354cpmです。40年前の設計で、重くて硬いシャフトです。モーダス125Xと同じ振動数です。
ダイナミックゴールドX7
ダイナミックゴールドの最硬スペックがこのダイナミックゴールドX7です。脅威の373cpmはモーダス130に迫る硬さ。
ダイナミックゴールド120
ダイナミックゴールドの新シリーズの最重量モデルです。これは特別に仕入れたTTマーク付きのツアーイシューのX100。オリジナルと同じ振動数と言って良いでしょう。
ダイナミックゴールド105
ダイナミックゴールドシリーズでX100が選択できる最軽量がこのダイナミックゴールド105です。モーダス105Xと同じ振動数でした。
AMTツアーホワイト
ウェイトフローのAMTはX100でもそこまで固くありません。モーダス120と似ていますね。
プロジェクトX
ライフルプロジェクトX
プロジェクトX LZ
プロジェクトX LZは硬いイメージのシャフトかもしれませんが、LZは柔らかめです。と言っても最硬スペック6.5はモーダス120TXより硬いです。
プロジェクトX LS
現代版のライフルプロジェクトがこのLSです。こちらは最硬スペックは7.0で、振動数は367cpmでした。オリジナルとほぼ同じです。
プロジェクトX IO
プロジェクトXの軽量ライン、IO6.5の振動数は356cpmです。同重量帯だと一番硬いかなと思います。
KBS
ツアーV
ミケルソンが使うシャフトです。一般供給モデルの最硬スペック120Xです。振動数は361なので、かなり硬いです。
ツアー
KBSのフラッグシップモデルKBSツアーも他のモデル同様中間剛性が高いので振動数は硬くなります。130Xで365cpmでした。
ツアーC-TAPER
C-TAPERは振り心地も硬いですし、振動数的にも硬いです。130Xで362cpmでした。
S-TAPER
全体的に硬いKBSの中でも一番硬いのがS-TAPER。130Xでは367cpm。
まとめ
あくまで、振動数は一つの指標です。ですが、最も感じやすいので、この記事を参考に次のシャフトを選んでみてください。

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