ダスティン・ジョンソン御用達
世界トップレベルのプレーヤーであるダスティン・ジョンソンが現在使用中のVENTUSの前に使用していたのがスピーダーエボリューションTSです。
今回試打したものとは少し違い、スピーダー661エボリューションTS2.0というのが彼が使うスペックで、60g台後半の重量と2.8という低トルク仕様なので実は別物。
それでも、市販化されたエボリューションTSも味付けは似ており、ハードスペックには変わりありません。
それでは試打データから見ていきましょう。
試打データ
ヘッドスピード | 54.3m/s |
平均キャリー | 311y |
平均トータル | 335y |
平均サイドスピン | 235rpmドロー |
平均バックスピン | 2201rpm |
平均打ち出し角 | -0.4° |
平均打ち上げ角 | 15.1° |
最大の高さ | 47y |
落下角度 | 43° |
左右ブレ | -20y |
ヘッドはエピックフラッシュサブゼロの9.0°。
このドライバーを打つ前にアイアンをしっかり打っていたので、ヘッドスピードがかなり速くなりました。
まぁそれにしても、特徴はしっかり現れています。
まずは、バックスピンの少なさ。“叩けるスピーダー”というのがこのシャフトの謳い文句ですから、まさにその通り。
打ち上げ角は15°で標準的。
最高飛距離はキャリーで315y。これだけ振っても吹かないのは素晴らしいです。
実は、661エボリューションTSのトルクは4.2で、割としなやか。振り心地は鈍いというかぼんやりしていますが、弾道は低めで理想的。
ビジュアルで見る弾道
弾道のブレは少なく、好印象。
横から見ても弾道の歪みは全く見られず、直進性が高いのは評価したいところ。
デザイン
カラーはグレーで、文字が赤。エボリューションのロゴは他のエボシリーズと別のものになっています。
エボリューションシリーズにしては地味でシンプルなデザインですね。
フィーリング
方向性はテンセイCKプロオレンジに似ています。
打ち出し角もしっかりコントロールできるくらいの先端剛性で、それでいて右に飛んでいくほどでもない適度な捕まり感。
テンセイCKプロオレンジはパリッとしているのですが、スピーダーエボリューションTSはもったりしています。
硬めなシャフトが好きな人にはあまり好まれないフィーリングだと思います。硬めにしたいならテンセイCKプロオレンジか、ダスティン・ジョンソン仕様のTS2.0を選択すると良いでしょう。
データチャート
性能は抜群。
フィーリングも個人的には好みでしたが、他に似ているシャフトが無いので試打できないのが痛いところ。
ハードヒッターで球を低く抑えたい、だけど重くするのは嫌だというひとにはピッタリです。
総評
おススメです。
VENTUSよりもスピンは少ないですが、振りやすさはエボリューションTSの方が良いです。
決して易しいとは思いませんが、テンセイCKプロオレンジやVENTUSを使う勇気はないという人は是非。
おススメ度














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