先端剛性が高いシリーズ
私の中でも一目置いている先端剛性が高いシャフトが何種類かあります。最近のモデルで言えば、テンセイCK PROオレンジやホワイト、ディアマナDリミテッド、ツアーAD XCなどです。
これらは、ほとんどが元調子であることが分かると思いますが、実は半分は捕まるシャフト。ちなみに、スピーダーTRは私的にはDIとほぼ同じ、捕まえようと思えば捕まるシャフトです。ヘッドスピードの速い人でドローヒッターならかなり飛距離が出せるシャフトでもあります。
今回は、スピーダーTRとプロギアRS Fの9.5°のヘッドを組み合わせて試打を行いました。
試打データ
ヘッドスピード | 54.3m/s |
ボールスピード | 75.7m/s |
平均キャリー | 295y |
平均トータル | 316y |
平均サイドスピン | 450rpmドロー |
平均バックスピン | 2512rpm |
平均打ち出し角 | -2.9° |
平均打ち上げ角 | 15.3° |
最大の高さ | 49y |
落下角度 | 45° |
左右ブレ | -46y |
最大飛距離はキャリー301y、トータル324yでした。この際のバックスピン量が2109rpmなのでかなり低スピンです。打ち上げ角は16.1°なので特別低くも高くもありません。
やや引っ張り過ぎましたが、サイドスピン自体は500rpmに抑えられているので打ち出し角さえ気を付ければコントロールしやすいです。
また、初速が75.7m/sと高い数字を示しているのもスピーダーTRの特徴だと思います。最大初速は76.4m/sと優秀な数字です。
ビジュアルで見る弾道
方向性を示す弾道を取り忘れてしまいました(笑)
弾道は、低めで凹みも全くない強弾道。キャリーで290yを安定して超えるので、飛距離を伸ばしたいハードヒッターにおススメです。
デザイン
色自体はスピーダーエボⅣみたいですが、TRはつや消し。構えた時も、黒一色という感じで地味です。
あまり派手だと嫌われるのでこのくらいが丁度良さそうです。かっこいいですよね。
他社製品と比較したスピーダーTR
実は既にここに載せています。下のセンターの右寄り。
振り心地
振動数が多いタイプの硬いシャフトです。トルクは3.5あるので、フェースの開閉はそこそこ出来るためコントロールしやすいです。
先端剛性が高いですが、中間と手元はしっかりしなるため、しなり戻りによりドローがかかるというシャフト。つまり、適切なスペックを選べばドローが打てる元調子なわけです。
スペックは50g台からあるのでスペックを落としてドローセッティングにしても良いですし、スペックを合わせてストレートな弾道も作れます。
データチャート
飛距離性能の高さは間違いありません。スピンが少ないため、高さを出せるかがポイントになってくるでしょう。
サイドスピンが少ないのもこの手のシャフトとしてはメリットになります。ハードヒッターは500rpmでも30y曲がるので、少ないに越したことは無いです。
先端剛性が高いので、打ち出し角は自分でコントロールしてください(笑)
総評
ハードヒッターにだけおススメしたシャフトです。
久しぶりに打ちましたが、いつ打っても良いシャフトだと感じるのはTRくらいですかね。
ドローを打てる元調子の代表格だと私は考えています。
おススメ度













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