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スピーダーSLK試打&評価|短尺専用シャフトは本当に短尺のメリットを残しているのか

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業界初?の短尺専用シャフト

フジクラから発売されているスピーダーシリーズに短尺専用モデルであるスピーダーSLKがラインナップされました。

 

44インチを基本スペックとするシャフトで、特徴は高めのトルクや太径化、バランスが45インチのモデルと同じになるようにしてあったりと満載。

 

基本的には、私が短尺シャフトの記事で書いたことでデメリットになりうる要素を解消したコンセプトと言えそうです。

 

具体的には、上にも書いていますが、弾道を高くすること、バランスをヘッドよりにすること、通常のシャフトを切ると細くなってしまうので切っても細くならないように太くしてあることなどです。

 

私は、どれも重視していないのですが、フジクラとしてはユーザーの声を反映した結果なのでしょう。

 

それでは試打データから見ていきたいと思います。

 

今回はヤマハのRMX120で試打計測を行いました。

試打データ

ヘッドスピード51.3m/s
平均キャリー275y
平均トータル294y
平均サイドスピン162rpmフェード
平均バックスピン3027rpm
平均打ち出し角-3.2°
平均打ち上げ角13.2°
最大の高さ43y
落下角度45°
左右ブレ-25y

スペックは以下の通り。試打した5Sです。

重量58.5g
トルク6.0
キックポイント

 

ヘッドスピードは51.3m/sといつも通りの数値が出ました。まぁ試打したのは44.5インチなんて短尺ではないので当たり前ですが。

 

ただ、スピーダーSLKが狙っている部分も現れました。

 

まずは、アタックアングルです。短くすると1インチ程度でもダウンブローになりやすいです。しかしスピーダーSLKの試打データでは1°のアッパーブローでした。

 

一方でアッパーになると減るはずのバックスピンは多いです。ヘッド自体はRMX120ですから、低スピン系で9.5°なので3000rpmはあまりにも多いです。

 

これは、短尺にした時にバックスピンが少なくなり球が上がりにくくなることに対して、高トルクかした結果だと思います。

 

トルクが高くなることでしなり戻りが多くなりフェースは上を向きやすいです。ですからバックスピンが増したのでしょう。

 

飛距離は最大キャリー278y、トータル297y。バックスピンが多かったので伸び悩んだ印象です。

 

ビジュアルで見る弾道

サイドスピンが少ないので、ブレ幅は小さいです。弾道は中弾道という感じでしょうか。

 

横から見ると弾道のはじめの方に凹みが確認できます。

短尺化のメリットは感じる?

まぁまぁ感じると思います。

 

44.5インチは私の中では短尺ではありませんが、現在45.5インチのクラブを使っているようならメリットを享受できると思います。

 

特に、ミート率の高さは評価したいと思いました。平均で1.43のミート率。ボール初速は平均でも73.5m/s。

それから、短尺化すると少し捕まりやすくなるというのも以前書いた記事で言及しました。スピーダーSLKの捕まり具合は控えめです。

 

これは打ち始めてすぐに気付くレベルの違いを感じました。簡単に言うと高トルクのわりに捕まらないということです。

 

デメリットは?

少しバックスピンが多いことですが、これは私のヘッドスピードに対してシャフトが軽すぎたのが原因である可能性が高いので、評価は保留。

 

ですから、重さの選択には注意が必要です。

 

スピーダーSLKのスペックは50g台と60g台しかありませんので、迷ったら重い方を選択してください。

 

6Xで71gなので短いことを考慮したらそもそも重め。トルクが高いので重いスペックでも十分振っていけると思います。

 

気になるのはどの程度短尺にするのを想定しているのかが分からないので、私が望む43インチ台に対応できるのかは気になるところですね。

 

データチャート

飛距離は決して優れているとは感じませんでした。

 

スピン量はスペックを間違えなければ適正値に戻るでしょうから、フィッティングは必須だと思います。

 

易しさに関しては、短尺なので万人受けすると思います。

 

総評

スピーダーSLKは短尺入門としてはアリだと思います。

 

44インチが基本なので、もちろんこれ以上短くするのも出来ると思います。

 

シャフトの癖は無く、特にスライサー、フッカーを選ぶことは無いと思いました。今の弾道の曲がり幅を狭めてくれるでしょう。

 

私は短尺を推進しているので、短尺には厳しいですがこれはよくできたシャフトだと思います。

 

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