
シャフトの奥深さ
ゴルフを少しかじっていると、シャフトの重要性に気づくと思います。
特にハードヒッターにとってはカスタムシャフトは必須で、その選択に悩んでいる人も多いと思います。
そこで、私が試打してきたシャフトを簡単にまとめてみることにしました。
まずは基礎知識から適当に解説します。
シャフトのキックポイント
キックポイントは簡単に言うと、シャフトの柔らかい部分の位置のことです。
実際はシャフトセンターの15cmほどの範囲で先よりか元よりか程度ですから、皆さんがイメージしているようにグリップのすぐ下にキックポイントがあるわけではありません。
一般的に元調子は捕まらない(=右に飛ぶ)、先調子は捕まる(=左に飛ぶ)と言われていますが、カウンターバランスだと元調子でもドローバイアスになったりするので打たないと分かりません。
それでは私が試打したシャフトだけですが部門別にまとめてみました。
シャフトトルク
トルクはねじれ剛性のことです。数字が大きいほど柔らかいです。
シャフトカタログではこのトルクという値で硬さを分類することが多いです。
ただ、もう一つの硬さの要素である振動数との兼ね合いで、トルクの意味も変わりますので一概にトルクが低ければハードということではありません。
振動数
読んで字のごとく、どのくらい振動するかで硬さを表現したものです。
これは数字が高いほど硬いです。
一般的には中々表記されていることはありません。これは、カーボンですらそこまでの製品精度で作れないからです。
振動数が多いシャフトはしなりが少なくハードヒッターが打った時に適度なしなりを実現するので、非常に分かりやすい指標だったりします。
シャフトの部門別ランキング
捕まるシャフトランキング
捕まらないシャフトランキング

トップアマに大人気のシャフトですね。フェードを打つ、捕まりすぎるのを抑えたいならこのシャフト。
ディアマナシリーズの中でも特に捕まりと弾道の高さを抑えたシャフトです。重量やフレックスのバリエーションが豊富なのも魅力的。

日本シャフトのレジオフォーミュラが2位になりました。高い剛性感と均等なしなり感で扱いやすいオートマフェードです。
バックスピンもかかり過ぎず少なすぎずの丁度良いシャフトです。ハードヒッターにも対応する良いシャフトですね。

BBの後継となるシャフトで、DIに似たフィーリングを示します。ZOZOチャンピオンシップで松山選手が使用したことでも有名です。
ツアーADシリーズとしては珍しい中元調子のシャフト。デザインはものすごくダサいですが、飛距離の出る素晴らしい性能です。

アッタスの10世代目、ジアッタスは癖のないシャフトですがフェード気味な味付け。
ヘッドによってはドローになるのですがニュートラルなヘッドに対してはフェードが安定します。筆者の超お気に入り。
強弾道なシャフトランキング

棒球で低スピンなシャフトといったらIZ。
リッキー・ファウラーが使用するシャフトとしても知られています。癖のない振り心地とどんなヘッドにも合わせられるシンプルなシャフト。

タイガーやケプカ、最近ではローズもテストしているシャフトです。
USモデルらしく低トルクで走り感の強いのが特徴。飛距離がかなり出るので、ヘッドスピードが速くて、さらに飛ばしたい人におススメです。

タイガーが使用したシャフトとして満を持して日本向けに発売しました。
私のサイトでも最も読まれていまして、注目度は抜群。カウンターバランスで、飛距離性能も高いだけでなく美しいドローが打てる素晴らしいシャフトです。
コメント