ヨネックスの超軽量高剛性モデル
ヨネックスはカーボン製品のメーカーというイメージはあると思いますが、ゴルフ部門で言えばカーボンシャフトがそれに当たります。
ヨネックスはレクシスというモデルで所謂純正カスタムスペックを数多く取り揃えています。この記事ではレクシスカイザライトという30g台のモデルを試打評価します。
まずはデザインから解説していきます。
デザイン
カイザライトは美しい水色でカッコいいです。同じく30g台のTATAKI30と同じ色なのは偶然でしょうか。
3Xってなかなか見ないスペックなので違和感がありますね。
試打データ
ヘッドスピード | 55.7m/s |
ボールスピード | 78.8m/s |
平均キャリー | 315y |
平均トータル | 338y |
平均サイドスピン | 342rpmドロー |
平均バックスピン | 2247rpm |
平均打ち出し角 | -0.5° |
平均打ち上げ角 | 14.5° |
最大の高さ | 47y |
落下角度 | 43° |
左右ブレ | -27y |
今回はレクシスカイザライト3XにヨネックスEZONE GT450の9.0°を組み合わせています。平均キャリーが315yと最高レベルで、なおかつ最高キャリーが321yでした。
レクシスカイザライトはシャフト重量が38gで、総重量もEZONE GT450を組んでも278g。ヘッドスピードも55.7m/sと非常に速いです。初速は平均で78.8m/s、最高で80.3m/sと驚異的なスピードです。ヘッドがとにかく捕まるので、シャフトが極端に捕まるという印象はありません。硬いからそれで左に飛んでいる感触はあるので、フェードさせるのは困難です。
カイザライトは軽量でトルクも7.8°とかなり大きいものの、公表されている振動数が260cpmなので硬いです。軽くてヘッドスピードが上がるからと言って剛性不足で当たらない、スピン過多になることはありません。
カイザライトはこんなシャフト
- 軽量でヘッドスピードが上がる
- HSが上がっても剛性は抜群
- 低スピン
- 捕まりは良い
- 飛ばしに特化
カイザライトが合う人
カイザライトはお世辞抜きで剛性が高いシャフトです。ヨネックスのヘッドだけで使うのはあまりに勿体無いので、ぜひシャフト単体で購入して様々なヘッドで試して欲しいです。
ヘッドスピードに制限や適正はなく“飛距離を上げたい”、“ヘッドスピードを上げたい”と思う人全てにおススメしたいです。
ただ一つ、方向性に関してはやや左なので、フッカーには少し難しいかもしれません。もちろん、私のようにフックのミスが出る人でも打てないことはありませんが、セッティングスキルとクラブに合わせて打つ技術が必要です。
振動数
レクシスカイザライト3XはメーカーHPに260cpmと書いてありましたが、実際に計測しても同じ振動数でした。
カイザライトには3Sというスペックもあるのですが、そちらは245cpmとのことです。
他社製品と比較
マトリックスチャートで言えば、スピーダーエボTSの近くです。飛ぶシャフトはここに集まるんですかね。
データチャート
カイザライトの飛距離性能はさすが純正カスタムです。値段は純正カスタムとしては高いですが、これだけの飛距離性能があるのであれば、他社のカスタムと値段で比べるにもおこがましいです。
カイザライトを使えば誰でも飛距離を伸ばせると言っても過言ではありません。スピードは正義です。軽量は正義です。
総合評価
カイザライトはシャフト単体でも買うことが出来るので、ヨネックスのヘッドに限定する必要はありません。30g台のシャフトにはオノフラボスペック30のように柔らかいモデルもありますので見極めが難しいですが、カイザライトはHS50m/sオーバーでも安心して使えます。
ドラコン用セッティングもアリなので、活用の幅は広いです。
おススメ度












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