スチールシャフトのイメージが強い日本シャフト
日本シャフトと言えばN.S.950GHに代表されるようなスチールシャフトを作っているメーカーとしての認識が強いです。
実は、カーボンシャフトも作っておりこれがまたすごいんです。航空宇宙産業に使われるような高強度素材を使用しており、合成分布をスチールシャフトのモーダス105と125と同じにしてあります。
さすがはスチールシャフトを作っているメーカーで、自社製品とのマッチングを考慮した設計になっています。
確かに、よく考えてみればスチールもカーボンも同じ振り心地にした方が良いに決まっています。それを、色々なメーカーから選ぼうとするから迷ってしまうんです。
ですから、今後このような動きは増えてくるかもしれないですね。
さっそく試打データから見ていきましょう。
試打データ
ヘッドスピード | 51.7m/s |
平均キャリー | 275y |
平均トータル | 298y |
平均サイドスピン | 283rpmフェード |
平均バックスピン | 2566rpm |
平均打ち出し角 | -3.8 |
平均打ち上げ角 | 12.5° |
左右ブレ | -2y |
3球の平均データですが、3球ともこのデータとほぼ同じような数字が出ました。
安定感があります。スピン量は、バックスピンもサイドスピンもほとんどブレが無く、キャリーも誤差2y。
決して飛ぶ方ではないですが、きれいなフェードが打てると思います。実は、この世代のレジオフォーミュラにはもう一つ、レジオフォーミュラBというのがあって、こちらは元調子の捕まるシャフト。
逆に、中元調子のMBは捕まらないシャフトです。
ほとんど同じ弾道しか出ません。弾道は中弾道で、打ち上げ時の弾道の凹みもありません。
少しハードスペックなクロカゲXMのような飛び方です。
振り心地は??
振っている時は、しなり戻りが遅いというか、しなり戻りが無いように感じます。
モーダス105と似ているかというと微妙ですが、球の飛び方や打ち出し角が似ているように思います。
105と似ていると言うよりかは、スチールシャフトを長くしたみたいなシャフトだと感じました。
スペック
重量 | 68.5g |
トルク | 3.3 |
キックポイント | 中元 |
今回試打したのは65Sでほぼ70gあります。
トルクが3.3と低めなので、スペックは全体的に高く易しくはありません。ですが、スペックを落としていくと55Sでトルク3.9、重さ59.5g。
55Sでようやく他のメーカーの6Sくらいです。
現在モーダスを使っている人は、そのあたり試打してから決めましょう。
データチャート
安定性、コスパを満点の評価にしました。安定性は、データを見て一目瞭然だと思います。コスパは、やはり高級素材を使用していながら他のメーカーと同じ価格帯で販売しているからです。
正直、10万円でも安い気がします。
また、飛距離と易しさは少し厳しめの評価をしました。スペックをしっかり確認して試打してから買いましょう。
総評
スコアを出したいなら、こういったシャフトを選ぶと良いと思います。
一打でも削りたいなら、今あるOBの数を一つでも減らしたいでしょうから、飛距離で困っていなければかなりおススメ出来ます。
ちなみに、以前ジャパンゴルフフェアで試打したM+もほとんど同じ振り心地でした。こちらの方がしなり戻りが遅い気がしますので、易しさはM+の方が上です。
おススメ度
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