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ピンツアー2.0の特徴&試打評価|ピンツアー2.0は何が新しいのか

シャフト試打

新しくなったピンツアー

2022年モデルのピンは、もちろん新しくなったドライバーが一番のトピックだったかもしれませんが、純正カスタムのピンツアーシャフトが新しくなったのが個人的な大ニュースです。

ピンツアー自体はGドライバーくらいからあるのですがデザインは今回の変更で2度目です。中身が変わっているのかは厳密には調べていないので分かりませんが、2022年モデルのピンツアー2.0はクロームとブラックに分岐進化しました。

この記事ではピンツアー2.0がどんなシャフトなのかを試打データを下に分析していきたいと思います。

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ピンツアー2.0のスペック

ピンツアー2.0クローム

多くの店舗で試打できるのはピンツアー2.0クロームの方だと思います。ドライバーでもFWでも選べます。

コンセプトは基本的に前作と同じだと思いますが、今調査中で厳密な違いは今後判明すると思います。重量はピンツアー173-65とも173-75とも違いますので、やはり設計し直したのだと考えられます。55というスペックが消滅したのか、また後発で登場するのかは分かりません。

ピンツアー2.0ブラック

そしてこちらが新しく加わったピンツアー2.0ブラックです。SとXのみのラインナップで、トルクは小さめ。値段はどちらも同じですが、ピンツアー2.0ブラックの方は試打会や大きい店舗でないと打てません。

ピンツアー2.0クロームハイブリッド用

ハイブリッド用は昔から人気のシャフトですね。重量が重めでトルクも適度に小さいです。

ピンツアー2.0クロームアイアン用

実はこっそり登場したアイアン用のピンツアー2.0クローム。重量は80g弱なのでアイアン用カーボンシャフトとしては重めです。これなら、ハイブリッド用ピンツアー2.0クロームを入れて重量フローもうまくいきそうです。

ピンツアー2.0ブラックの試打データ

ピンツアー2.0ブラック65S×G430LST

ヘッドスピード52.4m/s
ボールスピード74.4m/s
平均キャリー299y
平均トータル321y
平均サイドスピン263rpmドロー
平均バックスピン2201rpm
平均打ち出し角3.1°
平均打ち上げ角16.2°
最大の高さ48y
落下角度44°
左右ブレ-2y

ピンツアー2.0ブラックは低スピン系のシャフトのようです。単にスピン量が少なめになりやすいだけでなくて初速があまり出ないことからもその特性を図れます。

綺麗なドロー弾道で良いですね。打ち上げ角度もそこまで高くないので低弾道で飛びそうです。キャリー300yはギリギリ越えませんでしたが最高キャリーは301yでした。

ピンツアー2.0ブラックはG430LSTに一番合うシャフトな気もします。

ピンツアー2.0ブラック75S×G430LST

ヘッドスピード52.6m/s
ボールスピード74.7m/s
平均キャリー293y
平均トータル314y
平均サイドスピン244rpmドロー
平均バックスピン2481rpm
平均打ち出し角2.2°
平均打ち上げ角16.7°
最大の高さ52y
落下角度46°
左右ブレ-4y

ピンツアー2.0ブラックの70g台であっても初速は変わらず、スピン量は若干増えました。これは単にあまり振りやすい硬さと動きでなかったことが理由なのでシャフトの性能自体はそこまで変わらないと思います。

最高飛距離はキャリーで298yでした。初速はピンツアー2.0ブラックの方が少し速かったです。特にピンツアー2.0ブラックは左への耐性が強いと思いました。

左に飛びにくいということ以外は極めて酷似した特性で、これを10gの重量差を付けてラインナップしているというのは素晴らしいです。

ピンツアー2.0ブラック65S×G430MAX 5W

ヘッドスピード51.8m/s
ボールスピード70.9m/s
平均キャリー240y
平均トータル254y
平均サイドスピン436rpmドロー
平均バックスピン4458rpm
平均打ち出し角2.1°
平均打ち上げ角17.1°
最大の高さ54y
落下角度51°
左右ブレ-6y

スピン量はそこそこかかります。FWの場合は初速がよく出ていて不思議です。

こちらも左に引っ掛けることはありません。ピンツアー2.0ブラックはフェードするほどの特性を持っているとは言えないのかもしれません。

キャリーが安定しているのでこれは使えそう。ドライバーにピンツアー2.0クローム、FWにピンツアー2.0ブラックを入れるというのもありだと思います。

ピンツアー2.0ブラック75S×G430MAX 5W

ヘッドスピード51.8m/s
ボールスピード69.9m/s
平均キャリー243y
平均トータル257y
平均サイドスピン580rpmドロー
平均バックスピン3990rpm
平均打ち出し角1.0°
平均打ち上げ角16.9°
最大の高さ51y
落下角度50°
左右ブレ-18y

なぜか分かりませんがドローが強くなりました。

それでもそこまで左に飛ぶことはありませんので安心してください。スピン量が減ったのは重量が増えたことで打点が数mm高くなったことが要因だと考えています。

よく飛びます。

ピンツアー2.0クロームの試打データ

ピンツアー2.0クローム65S×G430LST

ヘッドスピード51.9m/s
ボールスピード74.9m/s
平均キャリー301y
平均トータル326y
平均サイドスピン388rpmドロー
平均バックスピン1993rpm
平均打ち出し角1.1°
平均打ち上げ角15.5°
最大の高さ43y
落下角度41°
左右ブレ-23y

ようやくこのシャフトにもドライバーにも慣れてきたので良い試打データが取れました。捕まる分バックスピン量が減ったと分析するのが良いと思います。

一球だけストレートに飛んでいるのもピンツアー2.0クロームの特徴だと思います。これは前に試打した時も見られた傾向です。

弾道は低いです。最高飛距離はキャリーで305yでした。

ピンツアー2.0クローム75S×G430LST

ヘッドスピード52.4m/s
ボールスピード75.9m/s
平均キャリー304y
平均トータル328y
平均サイドスピン508rpmドロー
平均バックスピン2093rpm
平均打ち出し角0.6°
平均打ち上げ角15.4°
最大の高さ45y
落下角度42°
左右ブレ-33y

ピンツアー2.0クローム75でもスピン量は大体同じになりました。最高飛距離はキャリーで315yです。

重量が変わっても方向性は似たようなもので、ストレート弾道と捕まった弾道の両方が出ます。

最高飛距離の弾道でも約2000rpmのスピンがかかっているのでドロップの心配は少ないと思います。

ピンツアー2.0クローム65S×G430MAX 5W

ヘッドスピード51.2m/s
ボールスピード69.6m/s
平均キャリー247y
平均トータル262y
平均サイドスピン398rpmドロー
平均バックスピン3701rpm
平均打ち出し角0.1°
平均打ち上げ角16.6°
最大の高さ50y
落下角度49°
左右ブレ-16y

スピン量は適度にかかり、キャリーも安定して高いです。250yを越すことも容易。

ピンツアー2.0クロームはFWに入れてもドライバーと同じ方向性、スピン傾向を示していると言えそうです。

基本的にドロー弾道で安定感もあります。

ピンツアー2.0クローム75S×G430MAX 5W

ヘッドスピード51.0m/s
ボールスピード70.5m/s
平均キャリー245y
平均トータル259y
平均サイドスピン600rpmドロー
平均バックスピン3996rpm
平均打ち出し角1.5°
平均打ち上げ角16.9°
最大の高さ52y
落下角度50°
左右ブレ-16y

重量を重くしてもピンツアー2.0ブラックのようにスピン量が下がることは考えにくいです。平均値こそ300rpm弱の差がありますが、ボリュームゾーンは同じでした。

初速も問題なく出ていますし、飛距離も十分です。ピンツアー2.0だとクロームの方がブラックよりも飛距離が出ると思います。

なので、例えば短めのウッドをメインで入れる場合はクローム、そこまで飛距離が欲しくない番手にブラックというように分けても良いかもしれませんね。

ピンツアー2.0クローム85S×G430MAX 7番

ヘッドスピード42.3m/s
ボールスピード57.5m/s
平均キャリー193y
平均トータル206y
平均サイドスピン521rpmドロー
平均バックスピン3984rpm
平均打ち出し角1.2°
平均打ち上げ角23.1°
最大の高さ46y
落下角度51°
左右ブレ-10y

G430MAXアイアンで試打してみました。ピンツアー2.0クロームはハリがあってバシッと当たる割には初速が出ません。

まぁそれも悪くないかもしれません。飛びすぎてもアイアンの場合は困りますからね。バックスピン量は少ないので、ピンツアーだからと言ってアスリートが求めるような弾道にはなりません。

キャリーは縦ブレ4yで、そこは他のカーボンシャフトよりも優れている点かもしれませんね。

ピンツアー2.0とピンツアー173との違い

試打データを見てきてどんな違いを感じたでしょうか。さすがにピンツアー2.0の全てのスペックを打つのは難しいですが傾向だけでも掴んでもらえれば幸いです。

  • ピンツアー2.0クロームの方が捕まる
  • しかしフェードが打ちやすいのはピンツアー2.0クローム
  • スピン量はどちらも低スピン
  • ブラックの方が重量に対する反応が敏感
  • セット内で両方を組み合わせるのもアリ

セッティングのポイント

ピンツアー2.0でのセッティングは簡単だと思います。

クロームもブラックも重量を変えても方向性が変わることはなくただ重量が変わるだけ。重量を上げた時に個々人で反応は変わると思いますからそれを利用すれば良いと思います。

ドライバーにピンツアー2.0ブラックを入れていてFWにクロームを入れるというのも問題ないと思います。左を防ぎたい番手にブラックを選びましょう。それだけです。

まとめ

ピンツアー2.0はブラックとクロームの2種類に分かれたのでこれまでのピンツアーとは確実に一線を画します。ただその性質、性能は健在なのでぜひ試打して見てほしいです。

個人的にピンツアー2.0ブラックの評価は非常に高いので、より多くの店舗に配給されることを望んでいます。試打会や大規模店舗のみではあまりに勿体無い純正シャフトです。

 

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