モーダスマニアでありコレクター
私は、ドライバーで300yキャリーさせることでやや有名になったと言うのはありますが、実際はアイアンの方がだいぶ得意であり、レビューはアイアンの方が熱が入ります。それは、私のコレクションにも現れていて、モーダスだけで10本の試打クラブを持つコレクターになってしまいました。
今回は、モーダスの最も使用者が多いと思われるモーダス105を全フレックス揃えましたので同日計測して試打比較、振動数なども比較していきたいと思います。
それでは早速試打データを比較していきましょう。
モーダス105の試打データ
フレックス | R | S | X |
ヘッドスピード | 48.1m/s | 46.1m/s | 45.0m/s |
ボールスピード | 56.3m/s | 59.0m/s | 55.3m/s |
平均キャリー | 174y | 176y | 174y |
平均トータル | 183y | 184y | 185y |
平均サイドスピン | 606rpmドロー | 759rpmドロー | 813rpmドロー |
平均バックスピン | 5966rpm | 7447rpm | 5396rpm |
平均打ち出し角 | -1.7° | -3.1° | -1.7° |
平均打ち上げ角 | 23.7° | 22.2° | 23.2° |
最大の高さ | 46y | 48y | 44y |
落下角度 | 53° | 54° | 52° |
左右ブレ | -16y | -22y | -21y |
違いとしてはやや微妙で分かりにくいかもしれませんね。モーダス105は、Rフレックスが最もバランスに優れた試打データになったかなと思います。方向的にはどのフレックスもドロー回転がしっかりかかって約20y左に集まります。
モーダス105Rが、サイドスピンとしては一番小さい値ではありますが、打つ順番などを考えるとほとんど違いは無いかなと思います。
高さは、基本的に出やすいシャフトではありますが、この日の計測ではモーダス105S以外は低いです。ドローが強めにかかっていることを考えると、そこまで低くはありません。

モーダス105の振動数
モーダス105Rの振動数は316cpmでした。モーダス120のRとほぼ同じか少し硬いくらいです。
モーダス105Sの振動数は333cpmでした。付けるヘッドによって多少前後しますが、ダイナミックゴールドS200と大体同じくらいです。
モーダス105Xだと346cpmでした。モーダス120TXよりも硬いスペックになっています。
大体15cpm刻みで作ってあるようです。これは他のモーダスシリーズでも同様のように思います。
モーダス105のフィーリングの違い
試打データが結構違うので驚いた人もいるかもしれませんが、全員に当てはまるわけでありません。それは、フレックスが変わることで、スイングも変わるし、打点も変わるからです。
ただ、フィッティングしてきた経験上、モーダス105Sはややトップしやすい気がします。私もその一人で、バックスピン量が上がりました。本来だとRとXの間で6000rpm弱になっても良いかなとは思いますが。
フィーリングとしては、打点が違うためにモーダス105Sは振動数よりも硬く感じます。
まとめ
モーダス105はメジャーなシャフトでありながら、Sフレックスはそこまで万人受けしそうにないと私は考えています。あくまでレギュラーであるRフレックスをベースとして考えて頂けると良いかと思います。これはメーカー含め販売に携わる人には少なくとも体験くらいはして欲しいです。全フレックス打たずにとりあえずSという考えは安易です。責任持ちましょう。
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