スポンサーリンク
300y飛ばせる飛距離アップメニュー
私が今でも飛距離アップを続けている秘密を公開します。シンプルで続けやすい方法論で確実に飛距離アップへ導きます。

LAゴルフTRONO試打評価|デシャンボーと共同開発された″飛ばし屋のための”シャフト

シャフト試打
スポンサーリンク

デシャンボーの飛距離と共に注目されたシャフト

今回紹介するLAゴルフTRONOは、中々馴染みのないブランドかもしれません。

LAゴルフ自体は、ドラコン用長尺シャフトHOUSE OF FORGEDを展開していることで知られていますが、国内で持っているのはドラコン競技者くらいでしょう。

そのLAゴルフが、デシャンボー選手と共同開発で作ったのがTRONOです。黒のコスメに派手なLA GOLFのロゴがあしらわれ、いかにもハードスペックな印象を持たせるマット仕上げです。

この記事では、LAゴルフTRONOをデシャンボー選手が使っている私のエースドライバー、コブラKING LTD PROに装着して試打計測を行いました。

実績多数のコアドリル
多くの実績報告を頂いている確実に基礎を身につけるための練習メニューです。私が実際に行ってきたドリルを、その効果と具体的にやるべき回数も明記しています。

試打データ

今回は詳細に見ていただくために、試打データをそのまま画像で載せておきます。

見て頂いて分かる通り、非常に高い飛距離性能であることが分かります。平均キャリーは300yオーバーで、最高キャリーは驚異の314yでした。

特徴的なのは、バックスピン量とサイドスピンの関係です。通常、相当な技術が無ければフェードの方がバックスピン量が増えます。しかし、今回のLA TRONOはフェードでありながら低いバックスピン量になりました。

私がこれまで打ってきた中でフェードでバックスピン量がここまで下がったシャフトは存在しません。

こうして見ると安定感もそこまで悪くなく、全て低弾道でまとまっています。

今回のセッティング

試打計測をしたのは、私がいつも使用しているエースドライバー、コブラKING LTD PROです。

コブラKING LTD PROドライバー試打評価レビュー|デシャンボーお気に入りの激重ヘッド
コブラKING LTD PROドライバーの試打評価&レビューです。2020年の全米オープン覇者、B・デシャンボーが使用していた激重ヘッドです。超低スピンですが、適度な打ち上げ角により高い飛距離性能を実現しています。短尺ドライバーを検討している人にもお勧めのヘッドです。

ポジションは8.5°のF(=フェード)ポジションです。これは、いつも使用しているテンセイCKプロホワイト60Sと同じポジションです。

長さは44.75インチです。

LAゴルフTRONOのスペック

LAゴルフの公式では表記していませんがティーオリーヴさんの販売ページにはトルクまで表記されていました。(下記リンク)

トルクは比較的大きい仕様で、私が好きなスピーダーTSなんかと似たスペックです。

私が今回購入したのは65Sです。しかし、TRONOシリーズは65という重量帯ながら、全て重さは70gという異端なもの。

驚きなのは振動数です。衝撃の279cpmでした。Sフレックスでこれはかなりしんどいスペックですね。これまで計測した中では、ベンタスブラックの6Xで278、テンセイプロホワイト1Kの50TXで281cpmですから、いかにTRONOが硬いかが伝わるかと思います。シャフト重量70gとはいえ、この上に2つもフレックスがあるので恐ろしいです。

振り心地

LAゴルフTRONOは、まず試打する環境がありませんから、この辺りは出来る限り詳しくレビュー出来たらと考えています。

まず、フィーリングですが、非常に硬いです。特に中間剛性が高く、張りがあるので油断すれば打ち出しから右のスライスが出ます。中間剛性が高いシャフトとなるとディアマナDリミテッドなどもありますが、カウンターバランスでないTRONOは、振り心地も重ったるいです。

ただ、トップで切り返す瞬間のフェースの向きやヘッドの垂れる感じはややぼやけていて、このあたりがトルクの大きさを感じる部分です。

ドローヒッターである私が、思い切り捕まえにいってもドローはせずストレートです。引っ掛けが怖い人にはうってつけのシャフトとも言えると思います。

セッティングのポイント

今回私が作った仕様を簡単に抽象化すると、以下の通りになります。

  • ヘッド重量は最重量級(スリーブ込み208g)
  • 超低スピンヘッド
  • フェースアンクルはややオープン
  • わずかに捕まる方向性
  • 44.75インチ

ヘッド重量は現行で販売されているどのモデルよりも重いものなので、そのヘッドで279cpmという振動数が出ているということです。

正直私が組んだセッティングが正解かと言えば、決してそんなことはないと思います。私自身はコントロールできるものの、誰でも扱えるセッティングでは無いからです。

実際、TRONOを装着したKING LTD PROでヘッドスピードを変えて打ってみると、52m/s付近でボーダーが見られました。52を切ると、フェードでドロップしました。具体的な数値で言えば、バックスピン量が1300rpmです。50m/sを切ると、角度も小さくなり、キャリー270yを切ります。

長尺の可能性

LAゴルフは、ドラコン向けのHOUSE OF FORGEDを展開?しているブランドでもあります。デシャンボー選手が48インチで使用していたのも話題になったくらいですから、当然これについても語らなければならないと思います。

今回私は、44.75インチというやや短い仕上げにしましたが、TRONOは長尺向きだと思います。短く仕上げるにはあまりにも硬いというのも理由の一つですが、トルクの大きさも影響していると思います。

ドラコン用のヘッドは捕まるモデルが多い印象です。長尺シャフト自体の捕まりはそこまで良くないのですが、それでも左に飛ぶことが多いです。TRONOなら、そのあたりも解消できるのではないかと思いました。スペックには注意が必要で、ドラコン仕様なら55で、捕まりの良いヘッドを組み合わせてあげれば爆飛びは間違いないでしょう。

データチャート

飛距離性能の評価は間違いなく高いです。飛距離に隠れて目立ちませんが、安定性も高く、好印象でした。

一方で、あまりにも少ないスピン量はハードヒッター以外にメリットはなく万人受けはしないシャフトであることは間違いありません。難易度がかなり高いので、打つ人を著しく選ぶ気難しいシャフトだと思います。

総合評価

私個人的には気に入りました。しかし、コースでの実用性があるかと言われると微妙で、練習場と同じように振り切れるかはやや不安です。

当たれば飛ぶというある意味博打的な側面を持つのでそれが癖になってしまうと、スコアには悪影響になりかねません。ですから、スペック選びには慎重になるべきですし、ヘッドスピードが50m/sを切る方はまずやめておいた方が良いです。

おススメ度

ベンタスレッド試打評価|ミケルソンやアダム・スコットが使用するベンタスの飛ばし屋|VENTUS RED
ベンタスレッドの試打評価です。低スピンでドローバイアスのベンタスシリーズ唯一の先調子のモデル。ベンタスシリーズはUSフジクラのハードヒッター向けモデルが多いですが、ベンタスレッドは他のベンタスシリーズとどんな違いがあるのかを評価します。
ベンタスブルー試打評価|ベンタスブルーとベストマッチのヘッドも考察!
ベンタスブルーの試打&評価です。先端剛性の高さと、トルクの少なさ故のスピン量の最適化により、キャリー300y超えを複数回記録しました。打てる人はあまり多くないハードなシャフトではありますが、ハードヒッターにはおススメです。
ベンタスブラック/VENTUS BLACK試打評価|ベンタスブラックが評価される理由は?
フジクラベンタスブラック試打評価です。US逆輸入のフジクラベンタスシリーズの最高スペック、ベンタスブラックです。マキロイ、ミケルソン、DJがこぞって使うベンタスブラックの魅力とは。
テンセイプロオレンジ1K試打評価|テンセイオレンジと1Kの良いとこどり
三菱テンセイプロオレンジ1K試打評価です。テンセイCKプロオレンジとテンセイプロホワイト1Kの良いところを併せ持つシャフトです。ハードヒッターにとってこの上なく飛ばしやすいスピン性能と、引っ掛け耐性が素晴らしいです。
ディアマナPD試打評価|平均キャリー300y超えの爆跳び新生ディアマナ!
ディアマナの2021年モデル、ディアマナPDの試打評価です。平均キャリー300y超えの飛距離性能を誇るディアマナPDがどんな特徴を持っていてどんなひとに合うのかなどを解説しています。
LAゴルフTRONO試打評価|デシャンボーと共同開発された″飛ばし屋のための”シャフト
LAゴルフTRONOを試打計測して評価しました。デシャンボーと共同開発した高剛性低スピンのシャフトで、長尺にも対応できるシャフトです。今回の試打にはデシャンボーが使うコブラKING LTD PROを装着して行いました。デシャンボーが使うLAゴルフブランドのフラッグシップモデルと言えるシャフトだと思います。
テンセイプロホワイト1K試打評価|CKプロホワイトユーザーが解説するテンセイプロホワイト1K
テンセイプロホワイト1Kシャフトの試打評価です。今回は、50S、50TX、70Sを試打してスピン性能や方向性をチェックしました。テンセイプロホワイト1KとCKプロホワイトの違いなんかも含めてお話します。
ピン純正・ピンツアー173-65,75,85の重量による違い|ピンツアー173-55/65/75の選び方まとめ
ハードヒッター御用達のピンツアーについて全ての重量体を比較してみます。なかなか知られていない振動数の違いや試打データの違いを比較しながら、解説していきます。また、FWに入れるスペックについても分析していますので参考になればと思います。
スピーダー(SPEEDER)NX試打評価|最高のスピーダーシリーズの始まりです!SPEEDER NX
スピーダーNXの試打評価です。エボリューションシリーズが終わり、新たなシリーズとなったスピーダーNX。USフジクラのようなデザインと、しっかりとした振り心地が魅力的。スピーダーNXはまた市場を席巻するのか!
ツアーAD UB試打評価|松山選手もテストしたハードスペックなシャフト
2021年の新作ツアーAD UBの試打評価です。中島啓太選手が使用している新作のツアーAD UBはどんな特性なのかを丸裸にします。松山選手もテストしたシャフトで、いかにもハードな仕様は誰に響くのか。
デラマックス020D(赤デラ)&07D(青デラ)試打評価|剛と柔が見事に融合した飛びのシャフト
釣竿メーカー発のシャフト ゴルフのカーボンシャフトはその素材や製法が釣竿に酷似していることはすでに知られているでしょう。今回紹介するデラマックスも、元々釣竿を製造しているオリムピック社を発端とするゴルフシャフトブランドで、釣竿特有の軽くて強...
ディアマナPD試打評価|平均キャリー300y超えの爆跳び新生ディアマナ!
ディアマナの2021年モデル、ディアマナPDの試打評価です。平均キャリー300y超えの飛距離性能を誇るディアマナPDがどんな特徴を持っていてどんなひとに合うのかなどを解説しています。
Kai'li(カイリ)ホワイト試打評価|テンセイを超える?シャウフェレが使うUSミツビシ出身モデル
ミツビシKαi'li(カイリ)ホワイト試打評価です。USミツビシの新作で2万円以下で買えるにもかかわらず、超高性能で良い素材も使っているシャフト。シャウフェレもシフトしたカイリホワイトはテンセイを超える完成度になるのか?
ギアノートの全てがこれで分かる
300yヒッターのギアノートはこれを作るためにあると言っても過言ではありません。ドライバーヘッド、シャフトを同じ指標で一気見することでより理解が深まるだけでなく、シャフト選び、ヘッド選び、セッティング考察全てにおいて私と同じレベルに到達することが可能です。私はこのコンテンツを生涯をかけて更新し続けます。
300yキャリーする短尺ドライバーの作り方
”誰でも簡単に”短尺ドライバーが作れることをコンセプトに、作成しました!2年間にわたる短尺の研究の成果から、圧倒的な安定感と飛距離性能の両立を実現できる短尺ドライバーのレシピを解説します。
中古クラブを串刺し検索!
あらゆる中古クラブECを一気に検索できる「Turf Mate」。複数のECサイトで毎回異なる条件設定に苦労するのはもう終わりです。”Turf Mate”は中古クラブ選びの強い味方です。
カテゴリー
シャフト試打
スポンサーリンク
リキをフォローする
300yヒッターのギアノート

コメント

タイトルとURLをコピーしました