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LAゴルフTRONO試打評価|デシャンボーと共同開発された″飛ばし屋のための”シャフト

シャフト試打

デシャンボーの飛距離と共に注目されたシャフト

今回紹介するLAゴルフTRONOは、中々馴染みのないブランドかもしれません。

LAゴルフ自体は、ドラコン用長尺シャフトHOUSE OF FORGEDを展開していることで知られていますが、国内で持っているのはドラコン競技者くらいでしょう。

そのLAゴルフが、デシャンボー選手と共同開発で作ったのがTRONOです。黒のコスメに派手なLA GOLFのロゴがあしらわれ、いかにもハードスペックな印象を持たせるマット仕上げです。

この記事では、LAゴルフTRONOをデシャンボー選手が使っている私のエースドライバー、コブラKING LTD PROに装着して試打計測を行いました。

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試打データ

今回は詳細に見ていただくために、試打データをそのまま画像で載せておきます。

見て頂いて分かる通り、非常に高い飛距離性能であることが分かります。平均キャリーは300yオーバーで、最高キャリーは驚異の314yでした。

特徴的なのは、バックスピン量とサイドスピンの関係です。通常、相当な技術が無ければフェードの方がバックスピン量が増えます。しかし、今回のLA TRONOはフェードでありながら低いバックスピン量になりました。

私がこれまで打ってきた中でフェードでバックスピン量がここまで下がったシャフトは存在しません。

こうして見ると安定感もそこまで悪くなく、全て低弾道でまとまっています。

今回のセッティング

試打計測をしたのは、私がいつも使用しているエースドライバー、コブラKING LTD PROです。

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ポジションは8.5°のF(=フェード)ポジションです。これは、いつも使用しているテンセイCKプロホワイト60Sと同じポジションです。

長さは44.75インチです。

LAゴルフTRONOのスペック

LAゴルフの公式では表記していませんがティーオリーヴさんの販売ページにはトルクまで表記されていました。(下記リンク)

トルクは比較的大きい仕様で、私が好きなスピーダーTSなんかと似たスペックです。

私が今回購入したのは65Sです。しかし、TRONOシリーズは65という重量帯ながら、全て重さは70gという異端なもの。

驚きなのは振動数です。衝撃の279cpmでした。Sフレックスでこれはかなりしんどいスペックですね。これまで計測した中では、ベンタスブラックの6Xで278、テンセイプロホワイト1Kの50TXで281cpmですから、いかにTRONOが硬いかが伝わるかと思います。シャフト重量70gとはいえ、この上に2つもフレックスがあるので恐ろしいです。

振り心地

LAゴルフTRONOは、まず試打する環境がありませんから、この辺りは出来る限り詳しくレビュー出来たらと考えています。

まず、フィーリングですが、非常に硬いです。特に中間剛性が高く、張りがあるので油断すれば打ち出しから右のスライスが出ます。中間剛性が高いシャフトとなるとディアマナDリミテッドなどもありますが、カウンターバランスでないTRONOは、振り心地も重ったるいです。

ただ、トップで切り返す瞬間のフェースの向きやヘッドの垂れる感じはややぼやけていて、このあたりがトルクの大きさを感じる部分です。

ドローヒッターである私が、思い切り捕まえにいってもドローはせずストレートです。引っ掛けが怖い人にはうってつけのシャフトとも言えると思います。

セッティングのポイント

今回私が作った仕様を簡単に抽象化すると、以下の通りになります。

  • ヘッド重量は最重量級(スリーブ込み208g)
  • 超低スピンヘッド
  • フェースアンクルはややオープン
  • わずかに捕まる方向性
  • 44.75インチ

ヘッド重量は現行で販売されているどのモデルよりも重いものなので、そのヘッドで279cpmという振動数が出ているということです。

正直私が組んだセッティングが正解かと言えば、決してそんなことはないと思います。私自身はコントロールできるものの、誰でも扱えるセッティングでは無いからです。

実際、TRONOを装着したKING LTD PROでヘッドスピードを変えて打ってみると、52m/s付近でボーダーが見られました。52を切ると、フェードでドロップしました。具体的な数値で言えば、バックスピン量が1300rpmです。50m/sを切ると、角度も小さくなり、キャリー270yを切ります。

長尺の可能性

LAゴルフは、ドラコン向けのHOUSE OF FORGEDを展開?しているブランドでもあります。デシャンボー選手が48インチで使用していたのも話題になったくらいですから、当然これについても語らなければならないと思います。

今回私は、44.75インチというやや短い仕上げにしましたが、TRONOは長尺向きだと思います。短く仕上げるにはあまりにも硬いというのも理由の一つですが、トルクの大きさも影響していると思います。

ドラコン用のヘッドは捕まるモデルが多い印象です。長尺シャフト自体の捕まりはそこまで良くないのですが、それでも左に飛ぶことが多いです。TRONOなら、そのあたりも解消できるのではないかと思いました。スペックには注意が必要で、ドラコン仕様なら55で、捕まりの良いヘッドを組み合わせてあげれば爆飛びは間違いないでしょう。

データチャート

飛距離性能の評価は間違いなく高いです。飛距離に隠れて目立ちませんが、安定性も高く、好印象でした。

一方で、あまりにも少ないスピン量はハードヒッター以外にメリットはなく万人受けはしないシャフトであることは間違いありません。難易度がかなり高いので、打つ人を著しく選ぶ気難しいシャフトだと思います。

総合評価

私個人的には気に入りました。しかし、コースでの実用性があるかと言われると微妙で、練習場と同じように振り切れるかはやや不安です。

当たれば飛ぶというある意味博打的な側面を持つのでそれが癖になってしまうと、スコアには悪影響になりかねません。ですから、スペック選びには慎重になるべきですし、ヘッドスピードが50m/sを切る方はまずやめておいた方が良いです。

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