ロングアイアンに最適
アイアン用カーボンシャフトにも様々ありますが、日本市場に供給されているシャフトは種類が少なく、特に重いスペックが少ないのが残念な所。
ということで今回は海外モデルを買って組んでみましたので、試打、レビューしていきたいと思います。
今回試打したのは、フジクラプロのカーボンシャフトです。USフジクラのシャフトで、黒のコスメにデカデカとFUJIKURAのロゴが書いてあります。
ラインナップ95と115にそれぞれSとXがあります。私が買った115Xでトルク2.3。低スピン、低弾道なシャフトです。
チップをカットしてバランスを維持するパラレルチップです。元は40.5インチで2番アイアン相当、これを0.5インチずつカットして3番や4番に使います。
チップ径が太いので、ハイブリッド用な感じはします。アイアンにつける際は加工が必要です。
試打データ
JPX919TOUR 4番×FUJIKURA PRO115x
ヘッドスピード | 48.3m/s |
平均キャリー | 210y |
平均トータル | 224y |
平均サイドスピン | 519rpmドロー |
平均バックスピン | 4374rpm |
平均打ち出し角 | 2.3° |
平均打ち上げ角 | 17.1° |
最大の高さ | 42y |
落下角度 | 48° |
左右ブレ | -6y |
平均キャリーは210yと、度数通りです。
バックスピンも4300rpmとロングアイアンとしては十分なスピン量です。
打ち上げ角が17.1°。ロフトが24°なのでしっかり立てて当てられています。
JPX919TOUR 3番×FUJIKURA PRO115x
ヘッドスピード | 49.5m/s |
平均キャリー | 227y |
平均トータル | 243y |
平均サイドスピン | 552rpmドロー |
平均バックスピン | 3775rpm |
平均打ち出し角 | 2.5° |
平均打ち上げ角 | 15.4° |
最大の高さ | 41y |
落下角度 | 46° |
左右ブレ | -9y |
4番ン位比べるとバックスピンが一気に少なくなり飛距離が伸びました。
キャリーで220yを超え、トータルで240y以上飛んでいます。
打ち上げ角は15.4°なのでドライバー並の低さ。
フジクラプロの弾道
緑が3番アイアンです。
デザイン
今回のヘッドはJPX919TOUR。ケプカのアイアンですね。
真っ黒でロゴは大きいですがデザインの一部になっていてかっこいいです。デザインの方向性はヴェンタスに似ていますね。
構えるとこんな感じです。
フィーリング
ロングアイアンに使うには球が低いと思います。私はもともと弾道が高いのでこのくらいでちょうど良いですが、普通の人にとってはただでさえ低いロングアイアンがさらに難しくなってしまう可能性があります。
ただ、シャフトの硬さはそこまでハードではなく、ケプカが95を使っているのは意外な感じがします。
フジクラプロはトゥダウンの量が少ないからか、時々フラットに当たり過ぎてダフリます。
他のシャフトでは現れない特徴だと思います。
データチャート
飛距離はハードヒッターで特にメリットになると思います。
ヘッドスピードが速くない人にとっては弾道の低さやインパクトロフトの小ささから難易度が上がるように感じました。
ただ、フジクラプロのアイアン用シャフトは一本6千円くらいで非常に安いので、コスパは高いかと。
総評
同じ重量帯のスチールシャフトに比べれば打ちやすいです。
組合わせとしては、アイアンのシャフトにモーダス120やそれ以上重いモーダスシリーズ、DG120以上のDGなどを入れている人が対象になると思います。
ロングアイアンをユーティリティとして入れるイメージの人は是非検討してみてください。
おススメ度



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