唯一の中調子のディアマナRF
ディアマナシリーズはミツビシケミカルから販売されているカスタムシャフトで、今回レビューするRFのほかにBF、DF、Xなどのハードスペックモデルをそろえています。
その中でRFは唯一の中調子であり捕まりを良くしたモデルです。
早速レビューしていきましょう。
ディアマナRFのスペック
重量 | 65g |
トルク | 3.5 |
キックポイント | 中 |
実は今作で一番硬いシャフトです。中調子なのでそこまで硬さを感じませんが、振っていて気持ちが良い走り感です。
試打データ
ヘッドスピード | 52.1m/s |
平均キャリー | 286y |
平均トータル | 317y |
平均サイドスピン | 421rpmドロー |
平均バックスピン | 1766rpm |
平均打ち出し角 | -4.7 |
平均打ち上げ角 | 13.1 |
左右ブレ | -56y |
打ち出し角が非常に大きく出てしまい、最終的な到達地点がかなり左に集まっていますね。中元調子のディアマナDFですでに左に飛んでいたので、これは仕方ないかもしれません。
ただ、サイドスピンとバックスピンは少ないため飛距離はかなり出ています。
カタログには、打ち出しが高いと書いてあるのですが、この試打データを見る限りは決してそうとは言えません。
ターゲットが明確
このシャフトは捕まり重視なので、弱めのスライサー向けと思われます。もちろん、ハードヒッターであることは最低条件ですが(笑)
データだけ見ると、とても左に寄っていることは明らかなのですが、私の評価は低くありません。というのは、ブレ幅が小さいからです。
同じような球を出すのが結構簡単で、楽しい。自分のスイングにこの捕まりは合わないのは分かっていますが、それなりにごまかせます。
シャキシャキ
トルク値と重さ、キックポイントはジアッタスとかなり似ています。というかほとんど同じ。
それでも、打った感触は全くの別ものです。
どこが違うかというと、インパクトの時のヘッドの走り方です。ジアッタスはしなったままヒットする感触でしたが、ディアマナRFはヒットする直前で一気にヘッドが追い付いてきます。
「捕まり系」と言われるシャフトの中でもこのシャフトは圧倒的にそれを感じます。
データチャート
飛距離が満点で、安定性が9点。スピン量も少なく難しさはほとんど感じませんでした。ただ、ヘッドとの相性、それからユーザーとの相性は微妙。
フィッティングは必須です。
総評
フェードヒッターでドローを打ちたいと思っている方、ハードヒッターのスライサーにはピッタリかと思います。
スピン量のすくなさと、インパクト時の走り感は是非試打して確かめていただきたいと思います。
おススメ度★★★☆☆

テーラーメイド用
タイトリスト用
ピン用
キャロウェイ用


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