一新されたハードコアモデル
ディアマナと言えば、タイガーウッズをはじめとするアメリカのトッププロに使用されていたハードコアなモデルです。
低いトルク値に元よりのキックポイントは、ハードヒッターにとって必須要素でしょう。私もディアマナahinaを使用していたので慣れ親しんでいます。
ディアマナの新シャフトは何が新しくなったのか、さっそくレビューしていきたいと思います。
ディアマナDFのスペック
重量 | 64g |
トルク | 3.8 |
キックポイント | 中元 |
ディアマナDFは今までの流れだと白マナと言われるモデルで、同じ中元調子の青マナより硬いです。しかし、今作はトルクが3.8と高め。
もちろん青マナとの関係性は保っているものの、全体的に柔らかいです。
試打データ
ヘッドスピード | 52.4m/s |
平均キャリー | 283y |
平均トータル | 311y |
平均サイドスピン | 435rpmドロー |
平均バックスピン | 1933rpm |
平均打ち出し角 | -2.6 |
平均打ち上げ角 | 14.7 |
左右ブレ | -46y |
2018-2019モデルはTS3の9.5°で試打します。
飛距離は純正と同じくらいですね。ドローがかかるうえに打ち出し角も左なのでかなり左に集まってしまっています。
(写真はDF50ですが試打データはDF60です)
また、バックスピンは低めの値を推移していているので吹き上がることはまずありえません。逆に言うとこのくらいしかハードコアな部分は感じられないほどです。
かなり時間をかけて試打したにもかかわらずこの程度の安定感しか出ませんでした。
ダルいシャフト
正直印象は全く良くありません。
ディアマナは使っていたこともあり、愛着のあるシャフトであることは事実です。元カノみたいな感じですか(笑)
しかし、トルク値を聞かないでもわかるくらい柔らかいですし、コントロールする楽しさは皆無。TS3のヘッドでここまで左に飛ぶとなると、7Sや7Xにする必要がありそうです。
個人的には6Sで組めなくて重量と硬さをあげるシャフトは良いシャフトとは思っていません。
もしかしたら、ヘッドスピードの速くない人が打ったら結果が変わるのかもしれませんが、少なくとも持ち球ドローのハードヒッターには絶対に合いません。
ディアマナDFの振り心地
公表値では中元となっていますが、振っているときにそれを感じることはありません。
ただ、前のモデルよりもしなり感があるので、振っていて気持ち良いです。ディアマナを打っているというよりかは純正シャフトを打っているような感触でした。
ですので、やはりヘッドスピードが速い人には合わないのかと推察します。
データチャート
酷評しているわりにデータチャートにするとそんなに悪くなさそうに見えますね(笑)
バックスピンがすくないことやしなり感の良さが目立ちます。実はサイドスピンも500以下に収まっていますし、打ち出し角もそこまで大きくはありません。
ただ、方向性はかなり左よりなので印象が悪いものと思われます。
総評
全然好きじゃない。
期待値が高すぎたのかもしれませんね。個人的にミツビシのシャフトが好きですが、このディアマナDFはナシです。
中元調子ですけど、右に飛ぶ方の方が案外うまく打てるのではないでしょうか。
おススメ度★☆☆☆☆



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