グラファイトデザインの新シリーズ?
ツアーADのイメージがあるグラファイトデザインですが、2020年モデルではGという新しいモデルをラインナップしました。以前から、「秩父」という高級シャフトを作ったりしているのでツアーADのイメージを脱したい狙いがあるのかと思います。
Gシリーズとしては“anti Gravity”を謳っていて、40g台と50g台のみのラインナップで、FW用もあります。基本的にはツアーADとは違い、アベレージゴルファーや女性をターゲットにしているのでしょう。
今回は、aG33-5Sの試打データをもとにレビューしていきます。
試打データ
ヘッドスピード | 53.7m/s |
ボールスピード | 74.3m/s |
平均キャリー | 290y |
平均トータル | 311y |
平均サイドスピン | 30rpmドロー |
平均バックスピン | 2561rpm |
平均打ち出し角 | -2.7° |
平均打ち上げ角 | 15.5° |
最大の高さ | 49y |
落下角度 | 45° |
左右ブレ | -16y |
最大飛距離はキャリー294yです。その際のバックスピンは2445rpmなので、思ったよりはるかに低スピンでした(笑)
しかも、平均で2500rpmとなると、案外振れる人でも打てるシャフトなのかもしれませんね。
打ち上げ角は、16°弱と普通。サイドスピンはドローベースです。一球だけフェードになってしまいましたが、しっかり捕まったフェードでキャリー290yだったので、スペックによってはフェードも打てるかもしれません。ちなみにフェードで2200rpmのバックスピンでした。
aG33-5Sはシャフト重量が57gなので、今回試打に使用したRS Fだと純正シャフトとほぼ同じ重さなので重さの割には剛性感を出せるというメリットがあります。
弾道は安定しています。
デザイン
赤いコスメで、G?のマークが描かれています。
構えてみると、グレーです。aG33-5はカスタムシャフトっぽさが無いのが魅力なのか、そうでないのか、、、
Gシリーズの特徴
私が試打して思ったのは、クアトロテックみたいなシャフトだということです。
この二つのシャフトを「ガシャるシャフト」と表現するのですが、なんとなく一転でとらえている感覚が薄く、打感が悪くなりやすいです。
ただこれは決してデメリットと言う訳ではなく、合う人には抜群に合うという特性の裏返しでもあるのです。
クアトロテックユーザーなら軽量化としてGシリーズを検討するのもアリ。
コンセプトである「重力からの解放」(=たぶんHSアップとは言い切れないのでしょう)は感じられませんでした。
他社製品と比較
スピーダーエボⅣの左あたりになるかなと思います。もっと高弾道かと思っていましたが意外と中弾道でした。
データチャート
カスタムシャフトとしてはオートマチックで、軽量なわりには試打データが良いというのが面白かったです。
私が欲しいかと言われれば全く欲しくはありませんが、合う人は多いと感じます。
総評
この類の製品でヘッドスピードが速くても良いデータが取れるシャフトはかなり珍しいです。
かなり懐疑的な目で見ていた分驚かされました。
おススメ度




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