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ACCRA TZ RPG462試打評価|ウッドランド御用達ブランドの激強シャフト

シャフト試打
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トゥルーテンパーに併合

ACCRAはドライバー、アイアン用にカーボンシャフトを提案するブランドで、全米チャンピオンのゲイリー・ウッドランド選手が使っていることで知られています。現在日本国内の代理店はトゥルーテンパージャパンですが、今回紹介するACCRA TZ RPG462は今の所正規販売はされていません。

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ACCRA TZ RPG462の概要

剛性分布から見ていきます。シリーズ名としてはTZ=Tour Z、RPG300シリーズと400シリーズがあり、その中で50g台ならRPG352,RPG452、60g台ならRPG362,RPG462というパターンでネーミングされています。末尾の2の意味は分かりません。

そしてフレックス表記も特殊で、今回試打したRPG462M+は単純に考えるとX+ということになります。M4がSフレックスで、M5がXフレックスなので。RPG400シリーズにはありませんがRPG300シリーズにはM3というスペックもあるのでこれがRに当たるのでしょう。

ACCRA TZ RPG462はM4+とM5+の2種類のフレックスが存在します。Butt Ei=バット剛性、Mid Ei=中間剛性、Tip Ei=チップ剛性でそれぞれ数値が明記されているのはありがたいですが比較のしようがないのでやはり先ほどの剛性分布が分かりやすいでしょう。ACCRA TZ RPG462は先端と手元が硬いので剛性分布の形だけで言えばベンタスブラックなどと同じカテゴリーに分類できそうです。

振動数は驚異の302cpmです。三菱のTXフレックスよりも硬いです。ハイブリッドとかの振動数に近いレベル。

試打データ

ACCRA TZ RPG462M5+ ×ブリヂストンB-Limited415 9°

ヘッドスピード53.7m/s
ボールスピード74.0m/s
平均キャリー290y
平均トータル310y
平均サイドスピン251rpmドロー
平均バックスピン2474rpm
平均打ち出し角2.2°
平均打ち上げ角17.6°
最大の高さ54y
落下角度47°
左右ブレ-5y

振り心地に関しては後述しますのでひとまず試打データだけに注目してください。特徴は初速の遅さです。これまで初速が出なくて評価が低かったベンタスブラックを大きく下回る結果です。ある程度予想はしていたものの実際にデータとして出てしまうと恐ろしくて震えます。

弾道の高さは無理してアッパーに打っているので高くなりますが練習場で打つと少しもそんな気配はありません。スピン量がやや増えたのは単純に打点が先に寄っているからです。

クリーンヒットしても最高初速は74.6m/sで、キャリー291yでした。ACCRA TZ RPG462は過去最悪の飛距離性能のシャフトということになりそうです。

ACCRA TZ RPG462 M5+ ×ブリヂストンB1 9.5°

ヘッドスピード50.5m/s
ボールスピード72.2m/s
平均キャリー290y
平均トータル314y
平均サイドスピン547rpmドロー
平均バックスピン1937rpm
平均打ち出し角2.0°
平均打ち上げ角16.2°
最大の高さ42y
落下角度41°
左右ブレ-29y

別のヘッドでどんな反応をするのかを試してみました。B1はフェードバイアスで初速が出ないヘッドなので初速性能が極めて低いACCRA TZ RPG462と組めば当然恐ろしいほど初速は落ちます。B-Limited415はまぁ初速出るのでまだマシだったわけですね。

予想外にドローが強くなってスピン量が減りました。最高キャリーはこちらも291yですが最高初速は72.4m/sです。RMX VDなら5Wでこのくらいのスピードでますよ。B1の方がヘッドとしては平均値に近いはずなのでこちらの方がACCRA TZ RPG462の特性を表現できていると考えています。

弾道は非常に低いです。基本的にGC系は初速に連動してHSも上下するので単純にシャフトで初速が落ちていると考えるのが妥当でしょう。5%以上の下落率なので全く無視することはできないと思います。

ACCRA TZ RPG462の振り心地

そもそもX+というスペックがイカれているとも思いますが、ACCRA TZ RPG462は少しもしなる感触がありません。いつも通りの意識ではしなるタイミングがないゆえにダフります。合わせて打つとなるとかなりグリップの圧を急激に上げて手を多用するようにしなければなりません。

この意識をしていれば当然安定して打つ事もできず最大限振ってもスピードが落ちてしまったという事だと思います。しならないということはしなり返しも小さいので打ち上げ角度が心配になり、アッパーで当てなければという意識が強く植え付けられます。打ち続ければ確実にスイングを崩すでしょうね。

ACCRA TZ RPG462のデザイン

デザイン知ったから何だということではありますがデザインも性能だと考えているので一応載せておきます。

モデル名は長いのでこんな感じに収まっています。

なんと、メイドインジャパンなんです。試打データに貢献していないくせにテクノロジー的な話をするのは嫌いなので軽く説明しますが、つええ素材を全長に使ってすげぇらしい。

構えた時に見える面にもACCRAのブランドロゴとTZ RPGのロゴがあしらわれています。両面にブランドロゴを配するのは主張が激しいです。

ACCRA TZ RPG462が合う人

いません。

ACCRA TZ RPG462の方向性

マトリックスチャートで言えば最も低い部類になります。フェードかドローかで言うとフェードだと思います。

試打データではドローで集めましたし、実際打っていてドローを打つのは難しくありません。シャフトとしては右に右に導いてくるので巻き球が出ても打ち出しが右になっているので事故にはならないと思います。

これに合うシャフトを考えるのも面倒ですが、左に飛ばしたくないのであればセンター以右であればOKでしょう。ドローは打つ人の気合次第です。

データチャート

ACCRA TZ RPG462は誰にもメリットがないと確信しています。スピン性能だけ良いのですが初速が出なくてスピンだけ適正値に収まるシャフトに何の価値を見出すことが出来るのでしょうか。

総合評価

今回の試打記事は借り物で書いているのですが、購入するか迷っていたモデルでもあったので買わないで済んで心底安心しています。この記事を読んでいる読者の方がACCRA TZ RPG462の新たな犠牲者にならないように購入はぜひやめておきましょう。

カスタムシャフトで初速が落ちるのは普通のことですが、ここまで落ちてしまうとなると今後2万年はおススメすることはありません。

おススメ度0.5 out of 5 stars (0.5 / 5)

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