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デラマックス02P 115MH/4H試打評価|パター用カーボンシャフトにもデラの波

シャフト試打
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パターシャフトに選択肢

パターシャフトは、最近特に増えたような印象があります。

きっかけはいくつかあると思いますが、私が考えるにオデッセイのストロークラボシャフトと、BTGのスタビリティシャフトがその大きな役割を果たしていると思います。

今回はいつもシャフトを提供して頂いているデラマックスのパター用シャフトをレビューしていきたいと思います。計測方法含めまだ不確定要素がありますが今後も継続的にレビューしていこうと思います。

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デラマックス02P 105/115/125の特徴

2023年に登場したスチール並みの重量のカーボンシャフトです。一般的なパター用スチールに採用されている硬さに近いのが115MHです。(MH=ミディアムハード)

私が今回試打したのは115MHなので中間的かと思います。また、デラマックス02Pシリーズには限定販売のボロン(BR)を使用したシャフトも存在します。

特徴としては圧倒的なトルクの小ささ。チップ側にLOW TORQUEと記載されています。トルクが小さいから、ダイレクト感のあるフィーリングが売りです。

02P Series

デラマックス02P 4Hの特徴

デラマックス02P4Hはなんと言っても軽量なのが特徴です。先ほどのシャフトが100gを超えるのに対してデラマックス02P4Hは45gです。

トルクは3.2で、コンセプト的にはドライバー用シャフトのようなしなり戻りの速さを目指しています。デラマックスのフレックス表記は鉛筆みたいな感じで、MHがスチールと同じ、それに対してH、2H、3Hと硬くなっていきます。

つまり02P4HはMHよりも4段階硬いということになります。硬さはトルクではなく二次元方向の硬さということですね。

020P Series

計測方法

計測は晴れの日の天然芝で、目標にボールマークを置きそこから2m、5mの場所から30球ずつパッティングをします。ボールはプロV1x(2023)を使用。

ボールマークは直径1インチ=2.5cmでその上を通過したショットを0≒カップインと判定します。これを外れたものはオーバーしたものとショートしたものに分けます。

試打データ

2mのパッティング

モデル標準スチールDERAMAX 02P 115MHDERAMAX 020P 4H
0の割合17/3020/3019/30
オーバーの数3/3010/3011/30
ショートの数10/300/300/30
オーバーの平均28.2cm42cm44.2cm
ショートの平均-21.6cm00

本物の芝で2mのパッティング30球のデータです。実際にこうやって数字にすると中々面白いですね。正直短い1mや長い10mは技術の方が出てしまうと感じたのでこの2つの距離で比較をします。

標準のスチールと比べるとカーボンシャフトの二つはショートが少ないことで共通しています。

そして若干ではありますが0の割合が高いです。0の基準はカップインではなくボール一個分のボールマークの上を通過したものなのでかなり厳しいです。それで10%ほどの改善が見られました。と言っても2mはそこそこ入るのでこんなものかなと思います。

プラス、つまりオーバーの平均はカーボンの方が大きいです。ショートしない代わりにカーボンの二つは常にオーバーするということになります。パッティングはカップを超えないと入りませんからこれは合理的かなと思います。

5mのパッティング

モデル標準スチールDERAMAX 02P 115MHDERAMAX 020P 4H
0の割合(≒カップイン)4/3010/309/30
オーバーの数13/306/3012/30
ショートの数13/3014/309/30
オーバーの平均49.3cm53.3cm38.2cm
ショートの平均-35.8cm-35cm-31.6

今回の試打で一番驚いたのは5mでの結果です。この距離は、パターが下手な私からしたら入るはずがないので、標準スチールが30球のうち4球しか0にならないのは納得。しかしデラマックス02P115MHも4Hも3球に1球は入っていることになります。5mのパッティングの期待値は良くて20%くらいだと思っていたので衝撃です。

スチールに近いデラマックス02P115MHはミスした時の幅はスチールと同等。一方で02P4Hはショートの幅はほとんど同じながら、オーバーの数値に改善が見られます。これは意外な結果でした。後述しますがフィーリング的には弾く感触が強いのでもっとオーバーの幅が広いのではないかと思っていました。

性能をまとめると

デラマックス02P115MHは…

  • カップイン確率が高い(2mで67%、5mで33%)
  • ショートパットではショートしない
  • 長めのパットではスチールと同等のミスの幅
  • 方向性は特にない

デラマックス02P4Hは…

  • カップイン率が高い(2mで63%、5mで30%)
  • ショートパットではショートしない
  • 長めのパットでのオーバーの幅が小さい
  • 2mでは少し引っ掛ける

デラマックス02P 115MHのフィーリング

デラマックス02P115MHはコンセプトである低トルクがとにかく感じられます。それと関係あるかは不明ですが打感も良いです。

このシャフトで打っているときに感じるというよりはスチールをもう一度打ったときにダルさが際立つ感じです。この低トルクの良さは何よりもダイレクトなフィーリングです。イメージ的にはヘッドを直接指先に括り付けたような感触があります。

逆にねじれが少ない分素直に反応しすぎてミスを誤魔化してくれないのではないかという心配はほとんど覆されたと言って良いです。ミスはスチールの方が出ます。おそらくデラマックスのドライバーシャフトでも感じられた純粋で一定な振動がパター用シャフトにも活かされているのだと思います。

デラマックス02P115MHは“振るより振られるシャフト”だと思います。

デラマックス02P 4Hのフィーリング

デラマックス02P 4Hは明らかな軽さを感じることが出来ます。持った瞬間に笑ってしまうほど軽いです。そしてスイングしている時にもシャフトの軽さが目立ちます。

今回私が普段使っているオデッセイトゥアップ#1のヘッドでは、ショートパットでヘッドがローテーションする感覚が強くひっかけ気味でした。ただそれでも距離感がやたらオーバーというわけではなくただ左によるだけ。一方向性は強いと言えるのでラインに逆らって距離を失うことが少ないと考えられます。

フィーリングとしては軽さを感じますが、結果としては軽さが全てということではなくしなり戻りの速さによる一方向性が見られ、こちらも合理的です。デラマックスのドライバー用シャフトではしなり戻りによる初速の速さが特徴でしたが、パター用シャフトでは一方向性に貢献しています。面白いです。

また、トゥヒットした時に曲がりにくいのはこのシャフトが一番でした。

デラマックス02Pにリシャフトする意味

決して安くはないシャフトだということは私も承知しています。

それでも変える意味があるかと問われれば「はい」と即答します。理由は単純に優れているから。私はパッティングが苦手なので結果は変わらないと思っていましたが、5mのパッティングでカップインの確率が上がるのであれば多少なりともスコアアップの可能性を広げることができると思います。

まだ他のカーボンシャフトを試していないので分かりませんが今後比較していき、信頼度を高めていきたいと思います。

総合評価

初めてパターのリシャフトを試みましたが、大変勉強になりました。

デラマックス02Pは、お気に入りのヘッドが見つかっている人がさらなる向上を求めて検討するのが順当かなと思います。まだノウハウもフィッティングも未経験なので確信とまではいきませんが私はデラマックス02P115MHを選びます

おススメ度4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

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