2019年シーズンは2シーズンぶりの優勝をしたと思ったら、6月のヨネックスレディスでさらに一勝を挙げました。
元賞金女王なだけあり勝ちなれた強いゴルフはさすがと言わざるを得ません。
それでも、2017、2018年シーズンは優勝はなくトーナメントでの最高位はどちらも2位。賞金やシードこそしっかり獲得していましたが、いまいち調子が出ていなかったように思います。
今年はパターのカスタムをして調子を上げてきています。早速上田桃子プロのクラブセッティングを見ていきましょう。
上田桃子プロのクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト |
---|---|---|
1W | キャロウェイ・GBBエピックスター | ツアーAD PT(6SR) |
FW | キャロウェイ・Xhot Pro 15°/19° | ツアーAD PT(6SR) |
UT | キャロウェイ・APEX 23°/26° | ツアーAD U75/N.S.PRO950GH(SR) |
6I~PW | キャロウェイ・APEX(2016) | N.S.PRO950GH(SR) |
AW | キャロウェイ・Xフォージド50°/54° | N.S.PRO950GH(SR) |
LW | キャロウェイ・MDフォージド60° | N.S.PRO950GH(SR) |
パター | オデッセイ・ホワイトライズ#1SH | ストロークラボシャフト |
全てギア契約のキャロウェイのものを使っています。しかし、全体的には古いモデルが目立ちます。
特に、フェアウェイウッドは2013年モデルで長く使用しています。また、ハイブリッドはUSモデルで、日本ではあまり見かけないものですね。
それでは勝手に深読みしていきます。
筆者の深読み
ドライバー
現行のエピックフラッシュではなく2017年モデルのGBBエピックです。シャフトはPT6SRで、やや重めのセッティング。
これはUSモデルを除いたら唯一、ペリメーターウェイトを備えたモデルです。カーボンをいたるところに配置し、圧倒的な飛距離を誇ったモデルです。
PTは低弾道でやや捕まるシャフトです。石川遼選手なども使用しているシャフトですね。
フェアウェイウッド
300yスプーンと言う異名を持つX-Hotシリーズのフェアウェイウッドです。この赤のカラーリングのProを使用しています。
ヘッドは番手という概念がなく、度数が13°から二度刻みで19°までラインナップされています。上田桃子プロは15°と19°の二本使い。
シャフトは、PT6SR。ドライバーのTPと同じ低弾道系で、しっかり捕まるシャフトです。

シャフト構成は、全て60g台のSRフレックスで統一しています。
ハイブリッド
これはUSモデルのハイブリッドです。
度数は23°と26°の二本。6番アイアンのロフトが27°ですから、飛距離フロー重視と言えそうです。
シャフトはツアーADのハイブリッド用シャフトで、約80gのシャフトです。
ドライバーとウッドがツアーADなので、割と無難なセッティングです。
アイアン
2016年モデルのAPEXです。ポケットキャビティの軟鉄ボディです。
シャフトにはN.S.950GH(SR)で、軽めのセッティング。女子プロは850や950を使用しているプロが多いですね。950でも皆さんがよく見るSではなくRやSRをチョイスしている人がたくさんいます。
ウェッジ
アプローチは50°と54°。アイアンのPWが45°ですから、約5°刻みになっています。
このモデルは2008年から発売しているかなり古いモデルです。アイアンと同じシャフトで統一しています。
また、60°のロブウェッジにはMDフォージドを採用しています。こちらもアイアンと同じシャフトです。
パター
ホワイトインサートのピンタイプパターです。2019年シーズンは、他のプロも多数使用しているストロークラボシャフトを装着しているようです。
このシャフトは、シャフト中央部分をカーボンにして軽量化、余った重量をシャフト先端とエンドに配置した画期的なシャフトです。
原英莉花プロもエクソーのヘッドにつけて優勝していましたね。
上田桃子プロのセッティングは…
統一感のあるシャフトが目立つセッティングです。
5番ウッドのシャフトを6SRにしていたり、アイアンからウェッジは全て同じスペックにしているのが特徴です。
また、パターには今流行りのストロークラボシャフトにしていて、全体的に古さが目立つラインナップながらも最新の製品も取り入れています。
そう考えると、熟考したうえで今のクラブセッティングに落ち着いているのだと納得できます。
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