三浦桃香プロは宮崎県出身1999年生まれのプロ一年目。LPGA全選手中9位の平均飛距離246yを誇る飛ばし屋。
黄金世代の一人で、2018年の賞金ランキングは一年目にして81位(\9,412,999)。
早速、若手の飛ばし屋三浦桃香プロのクラブセッティングを見ていきましょう。
三浦桃香プロのクラブセッティング
番手 | ブランド | シャフト | 重量 |
---|---|---|---|
1W | キャロウェイ・ローグサブゼロプロトタイプ | クロカゲXD60(SR) | 不明 |
3W | キャロウェイ・ローグスター | クロカゲXD60(S) | 不明 |
5W、7W | キャロウェイ・ローグ | クロカゲXD70(S) | 不明 |
9W | キャロウェイ・ローグ | クロカゲXD80(S) | 不明 |
5I、6I | スリクソンZ545 | N.Sプロ・950GH(S) | 不明 |
7I~PW | スリクソンZ745 | N.Sプロ・950GH(S) | 不明 |
AW | プロギア・チューンプロトタイプ | ダイナミックゴールド・ツアーイシュー(S200) | 465g |
SW | プロギアiDナブラRSツアー | ダイナミックゴールド・ツアーイシュー(S200) | 470g |
パター | オデッセイ・オーワークスレッドRライン | 不明 | 不明 |
結構ハードスペックが多い印象ですね。さすが平均飛距離9位のクラブセッティングと言ったところでしょうか。
筆者の深読み
ドライバー
ドライバーはローグサブゼロプロトタイプ。キャロウェイのツアー支給モデルはキャロウェイエクスクルーシブから購入が可能です。
シャフトはクロカゲXDという2018年の新作。クロカゲというとハードコアなイメージが強いとおもいます。
トルクは6Sで3.5。XMが3.7、XTが4.0なので、最も硬い仕様です。実際に打ってみるとそこまで難しいとは感じませんでしたが、ヘッドスピード45くらいないとコントロールできないでしょう。
三浦プロが使用しているSRもトルクは3.5と硬いです。
ウッド
面白いのがウッドのセッティングです。まず4本も入っているところです。それからシャフト。少しギアに詳しい方はフェアウェイウッドのシャフトをドライバーより重くするというのを知っているかと思います。(私はお勧めしませんが)
ウッドはヘッドが3Wがローグスター、5W、7W、9Wがローグ。
アイアンでも説明しますがコンボセットの組み方です。長いクラブを簡単にすることで、難易度を下げ、正確なショットを可能にします。
短くなるほど重いシャフトを挿しているのも特徴です。
シャフトは通常バット側(ヘッドと反対側)をカットします。チップカットの方が明らかに硬くなるのですが、クロカゲなどの元調子のシャフトも少し硬くなります。ウッドのシャフトはドライバー用をカットしているだけだからです。(スピーダー等専用品もあり)
女子プロはセカンドショットが長く残りやすいです。つまり、フェアウェイウッドの精度は非常に重要です。安定させるにはヘッドスピードに対してギリギリまで硬くする必要があります。
もう一つはバランスですね。バランス調整するとなると、長さをきれいなフローにするために重さの違うシャフトを挿します。やはり、グリップは同じもので揃えたいですから、シャフトの重さでうまく組んだのかと思います。
アイアン
これも大変興味深いですね。所謂コンボアイアンです。
スリクソンやタイトリストはモデルごとの角度の差が1°だったりするので、長いアイアンを優しいモデル(低重心、広範囲スイートエリア)にして、短いアイアンをスピンとコントロール重視のアイアンにすることが出来ます。(ブリジストンは初めからキャビティとマッスルのコンボアイアンセットがあります)
男子プロでもよく見かけるセッティングの仕方ですね。アマチュアの場合、アイアンセットを2つ購入する必要があるので、やる人は多くはありませんが、非常に合理的な手法。
エポンのホームページには「これとこれでコンボ組めます」といった案内があるほどです。
プロにしてはすこし古いクラブですが、ギア契約がフリーだとアイアンを変えるのはリスクがあるので賢い選択ですね。
ウェッジ
ウェッジはプロギアを使用しています。アイアンセットがN.Sプロ950に対して、ウェッジにはダイナミックゴールド・ツアーイシューS200。かなり重いです。よって、重量フローはあまりきれいではないと思いますので、フィーリング重視のセッティングと言えそうです。
しかも、50°と58°と8°の開きがあり、驚きました。Z745のPWが46°なので、アプローチをPWとAWのみでグリーン周りを処理するのでしょう。
パター
パターはオーワークスのマレットタイプ。画像を見る限りは、柔らかい白いインサートを装着してあるので、もしかしたらカスタムかもしれません。
ショップでも普通に打っているモデルなので一般ユーザーでも容易く入手できます。
三浦桃香プロのセッティングは○○○
ずばり、三浦プロのセッティングは、合理的。
長いクラブにかなり気を使ったセッティングです。FWがどのくらい得意なのかは分かりかねますが、FWをコンボで4本入れていることやアイアンもコンボにしてあるあたりかなり渋い。
裏にすごい参謀がいそうなセッティングです(笑)
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